カンガルーの小部屋

  • 2021.12.14

    カンガルーの本棚 雑草魂に

    稲垣栄洋先生の「はずれ者が進化をつくる」(ちくまプリマー新書)を読みました。

    人間が混乱を避けるために、平均的や普通という分類を多用します。

    さらに、ひとつの物差しで優劣を決め、そのものさしが全てであるかような錯覚に陥ります。

    自然界には平均的や普通という線引きはなく、ただ生き残りをかけた多様性が存在すると、稲垣先生は述べられます。

    「雑草は 踏まれても・・」の次に続くことばは、「踏まれても立ち上がる」と思っていましたが

    稲垣先生は「踏まれても、立ち上がらない」と言われます。

    生き残りをかけたかけた自然界のルールに驚きました。

    負け続けのはぐれ者が進化をつくる

    雑草魂に、学ぶことの大きさを知りました。

    2021年12月14日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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