カンガルーの小部屋

  • 2022.03.11

    クリニックだより 風の電話

    春になり、新学期に備えて採血や給食指示の書類を希望される患者さんで

    クリニックは大忙し。

    そして、ウクライナでの戦争

    大震災の記憶は、薄れていきます。

    それでも、「風の電話」は、つながることはない大切な人との会話を

    待ち続けています。

    流されてしまった家の電話番号を回す時、

    大切な人の声が、聞こえるでしょうか

    11年が過ぎ、心の奥底に閉じ込めたはずの悲しみを

    伝えられるでしょうか。

    東の空に向きながら、しばらく首を垂れることにしました。

    2022年3月11日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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