カンガルーの小部屋

  • 2022.04.21

    カンガルーの本棚 人情話にほろり

    畠山健二さんの「本所おけら長屋18」(PHP文芸文庫)を読みました。

    江戸は本所のおんぼろ長屋で繰り広げれられる人情劇

    自分の意思を奪われ人形のような生き方を強いられてきた娘のいくすえは

    夫のDVに耐えかねた妻が選んだ道は

    子どもを襲った野犬と間違われ、長屋のぼてふりに助けられた白犬の運命は

    短いお話しの中に、江戸の市井で暮らすひとの人情が響きます。

    おけら長屋シリーズ最新作です。

    2022年4月21日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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