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2022.08.31
聴診器のむこうに オータニさん
7才の男の子は、真っ赤なユニフォーム
背中には「17OHTANI」の文字が
選手名鑑から目を話さずに、「日本のチームではヤクルト、村上」といいます
家では、牛乳パックで作ったバットを振り回し、
すっかり野球沼に、はまっています。
おとうさんとおかあさんも、野球大好きとか
家族仲よく オータニさんと、叫んでくださいね。
2022年8月31日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.30
聴診器のむこうに みずポケ一式
6才の男の子は、ポケモン図鑑を買ってもらって うれしそう。
ページを開いては、名前を言います。
よく見ると、Tシャツの図柄も、「みずポケモン」
「くさポケモン」に弱いから、草むらには注意してねと伝えます。
ポケモンで遊んで、カタカナ全種類、ゲットだぜ。
2022年8月30日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.29
カンガルーの本棚 やらまいか
伊吹有喜さんの「なでし子物語地の星」(ポプラ文庫)を読みました。
子どもが生まれ、働き始めた耀子
高齢化をたどる山村で、自分ができること、
じぶんがやりたいことを模索します。
「やらまいか」
まわりを励まし、自分を励ます言葉とともに、
耀子は、おとなの女性へと育っていきます。
時代の流れの中で、力強く生きようとする耀子が、輝きます。
大河小説の3巻目は、心に響く1冊です。
2022年8月29日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.28
カンガルーの輪舞曲 顔はみえないけれど
8月27日 西宮の保育士さんと食物アナフィラキシーの研修をしました。
当初予定されていた会場での研修は難しく
WEBを使っての会となりました。
1330から1630までの3時間、
短い休憩をはさんでのロングラン
みなさま お疲れさまでした。
2022年8月28日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.27
散歩のたのしみ 今年も会えたね
2つの小学校での講演会場を移動する時に、
おなじみの公園を通ります。
パンダ君と、カンガルーちゃん
今年も待っててくれました。
覚えていてくれて、ありがとう。
元気で、お話をしてくるからね。
2022年8月27日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.26
カンガルーの本棚 旅立ちの日に
伊吹有喜さんの「なでし子物語天の花」(ポプラ文庫)を読みました。
高校を卒業する前に、耀子は誰にも告げず家をでます。
車窓を見つめるうちに、ともに過ごした少女時代の思い出がよみがえります。
誰にも愛されない、だれも頼ることができない耀子
不安の中で物語は進んでいきます。
大河小説の2巻目も、つらくなる思いがする1冊です。
2022年8月26日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.25
カンガルーの輪舞曲 ふたつの小学校で
8月25日、アナフィラキシーの研修会に出かけました。
午前と午後の時間に、2つの小学校を回ります。
エピペンの実習も兼ねて、それぞれ2時間あまり、
活発に質問もしていただき、
充実した時間を過ごさせていただきました。
夏休みも終わりに近づき、暑い2学期が始まります。
自然学校や修学旅行、運動会などの行事も続きますが、
食物アレルギーがある子どもの見守りを、よろしくお願いいたします。
2022年25日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.24
聴診器のむこうに どっこも行かなかったよ
年長さんの女の子に尋ねます。
「夏休みは、どこか楽しい所に行ったかな?」
女の子は、「どこにも行かなかった」と答えます。
暑さと、コロナでどこにも行けないんだと思っていると、
「USJ 行ったでしょ、ブドウ狩りにも行ったし」と
おかあさんから注が入ります。
1週間前の楽しいことは、もうすっかり過去のことなんですね
もうすぐ、新学期がはじまります。
元気で、いってらっしゃい。
2022年8月24日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.23
カンガルーの本棚 山奥の村で
伊吹有喜さんの「なでし子物語」(ポプラ文庫)を読みました。
家族の愛情に恵まれない耀子
山奥の生活で出会った、立海
ふたりは、自分を消すことで生き延びようとする同類である事に気づきます。
自立とは、顔をあげて生きること
自律とは、美しく生きること
全3巻からなる、大河小説の1冊目
幼いものが、大きな流れに押し流されていく時代にあらがいながら、
遠くにちいさな灯をみる思いがする小説です。
2022年8月23日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.22
カンガルギー情報 やわらかい心
8月20日 食物アレルギー・ヤングミーティングに参加しました。
食物アレルギーがある、中学・高校・大学・社会人の若者が、
WEBであつまり、気持ちを伝えあいます。
食事に誘われたとき、外食する時に気をつけている事など、
失敗を交えた体験談をお聞きする中で、
彼らのたくましさを感じます。
秋からも、WEBを使ったミーティングを行いたいと思います。
2022年8月22日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.21
クリニックだより まだまだコロナ
8月21日 休日急病診療所にでかけました。
完全予約制の受付は、9時開始と同時に満員に
乳児さんから、中学生まで
発熱、頭痛、喉痛、咳、腹痛
検査をすると、高率でコロナ陽性に
コロナは、まだまだ収まりそうにもありません。
2022年8月21日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.20
カンガルーの本棚 蓮の花のすがた
西條奈加さんの「大川契り・善人長屋」(新潮文庫)を読みました。
囚われの身となった母と娘
恐怖を共にする中で、母は娘に自分の過去をはなし聞かせます。
貧しい幼い時、そして天下をわが手にした娘時代
絶望の中、夫との出合い救われていく
家族の絆が、強く胸を打ちます。
真夏の夜半に読み終えると、自身の昔の出来事が思い出されます。
2022年8月20日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.19
聴診器のむこうに ぶちハイエナ
16才の男の子は、水泳部
暑い中の練習も、ほかの部活の子らからは、うらやましがられています。
ただ、日焼けで背中は「ぶちハイエナ」
承諾を得て、学術写真を撮らせてもらいました。
2022年8月19日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.18
カンガルーの本棚 正義とは
西條奈加さんの「閻魔の世直し」(新潮文庫)を読みました。
大江戸で次々と起こる、裏社会の親玉の死
「閻魔組」と称する一味が、世直しを始めたとの瓦版がまかれます。
江戸と令和という時代は違えども、
正義の名に置いて他人を誅する人心は、おなじ根を持っています。
「社会の病理を無視して厳罰化を進めても、果たして効果はあるのだろうか。」
末國善己氏が本書の解説に寄せる一文に、大きくうなづきます。
2022年8月18日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.17
聴診器のむこうに おかお車
2才の男の子は、ゆで卵の負荷試験。
たまごだけでは食べないかもと、おかあさんがおにぎりを作ってくれました。
ふたを開けると、かわいいお顔のおにぎりが二つ
「それ、顔じゃなくって、車なんです」と、おとうさんの注が入ります。
タッパーをくるりと回すと、なるほどこれは車です。
さあ、おにぎり車に乗って、ゆで卵を食べてくださいね。
2022年8月17日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.16
カンガルーの本棚 いい人の影に
西條奈加さんの「善人長屋」(新潮文庫)を読みました。
大江戸は深川にある長屋の別名は「善人長屋」
その実態は、裏社会につながる悪党が住む長屋です。
そこへ、本当の善人が迷い込むことから始まる物語。
それぞれの特技を生かしながら、ふりかかる問題を解決していく痛快さ
新しいタイプの時代劇に、ワクワクします。
2022年8月16日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.15
聴診器のむこうに なんて言ったかな
8才の男の子は、床で転んで、膝に青いあざ
「床が、なんて言ってたか、わかるかな」と問いかけると
「?・・・」
「いた~ だよね」と、朝から強烈なギャグを放ちます。
今日も全力で外来をはじめます。
2022年8月15日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.14
聴診器のむこうに 裏技伝授
10才の男の子が「先生も、ポケモンしてるんですか」と尋ねます。
「もちろん、大好物です」と答えると、
診察が終わり、裏技を描いた絵入りのメモを渡してくれます。
実際にポケモンGOの画面を開いて、実習します。
なるほど、こんな手があったのか。
次回は別の裏技を持って来てくれるようお願いし、
診察を終えることにしました。
2022年8月14日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.13
散歩のたのしみ ニャン楽園さいしゅうび
お昼休みに、近くの小ホールに出かけます。
今日は「ニャン楽園」の最終日
コロナがはやり、数年ぶりの開催です。
壁には、おなじみの墨絵のニャン子たち
また会えてよかってね。
2022年8月13日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.08.12
カンガルーの本棚 ラジオのむこうから
湊かなえさんんの「ブロードキャスト」(角川文庫)を読みました。
主人公は、事故で運動部を断念した高校生圭祐
入学したての日に、一度も話したこともない同級生正也から
放送部に入部しようと誘われます。
その声に惚れたとの言葉と共に
全国大会を目指す中で、物語の中の世界ではなく、
生きているこの世界で、どう行動するのかが試されていることに気づきます。
文化部というと、地味に思われがちな部活の中での青春。
数時間の読書タイムが、短く感じられるワクワク作品です。
2022年8月12日
いたやどクリニック 木村彰宏