カンガルーの小部屋

  • 2022.08.12

    カンガルーの本棚 ラジオのむこうから

    湊かなえさんんの「ブロードキャスト」(角川文庫)を読みました。

    主人公は、事故で運動部を断念した高校生圭祐

    入学したての日に、一度も話したこともない同級生正也から

    放送部に入部しようと誘われます。

    その声に惚れたとの言葉と共に

    全国大会を目指す中で、物語の中の世界ではなく、

    生きているこの世界で、どう行動するのかが試されていることに気づきます。

    文化部というと、地味に思われがちな部活の中での青春。

    数時間の読書タイムが、短く感じられるワクワク作品です。

    2022年8月12日

    いたやどクリニック 木村彰宏