カンガルーの小部屋

  • 2022.08.20

    カンガルーの本棚 蓮の花のすがた

    西條奈加さんの「大川契り・善人長屋」(新潮文庫)を読みました。

    囚われの身となった母と娘

    恐怖を共にする中で、母は娘に自分の過去をはなし聞かせます。

    貧しい幼い時、そして天下をわが手にした娘時代

    絶望の中、夫との出合い救われていく

    家族の絆が、強く胸を打ちます。

    真夏の夜半に読み終えると、自身の昔の出来事が思い出されます。

    2022年8月20日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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