カンガルーの小部屋

2022年 9月

  • 2022.09.10

    聴診器のむこうに おにぎりをもう一つ

    8才の男の子の、夏休みのお楽しみはディズニーランドに行ったっこと。

    「ねずみさんが、いたかな?」と尋ねると、

    しばらく沈黙します。

    「だって、ネズミ―ランドでしょ」と確認すると、

    またまた、沈黙します。

    そこでスマホを取り出して検索すると、

    しっかりと「ネズミーランド」がヒットします。

    そこで雑学第二弾

    「おにぎりを持って行って、穴に転がすと、いいことがあるよ」と伝授します。

    またまたまた、男の子は沈黙します。

    うしろから「先生、外来をすすめてくださいね」という声がかかります。

    2022年9月10日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.09

    カンガルーの本棚 きんとぎん

    高田郁さんの「あきない世傳金と銀 大海編」(ハルキ文庫)を読みました。

    大江戸に店を構え、大火や身内の裏切りにあいながら、

    商いを拡げていく五鈴屋の幸

    新しいく開いた店を取り上げられ、

    それでもみなと手をつなぎながら 前を向いて歩いていく

    金は柔らかく、いつまでも光り続ける

    銀は曇ってしまうけれども、それはひとからひとの手に渡った証

    金と銀がそろわなければ商いはできないという言葉が

    13巻続いた物語をしめくくります。

    いまからスピンオフ作品が楽しみです。

    2022年9月9日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.08

    カンガルギー情報 地域差ってあるのかな

    9月8日 兵庫小児アレルギー研究会が開かれました。

    304回目の例会は、「小児アトピー性皮膚炎の診療で考えていること」

    講師は、いまい皮フ科小児皮フ科アレルギー科の今井康友先生

    アトピー性皮膚炎ガイドラインの変遷や

    ステロイド外用剤による酒さ様皮膚炎の小児例

    新しいアトピー性皮膚炎の治療薬など

    数多くの重要な情報を提示されます。

    90分あまりの勉強会は、あっという間に過ぎていきます。

    2022年9月8日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.09.08  (12) 秋2022.09.08  (13)

  • 2022.09.07

    クリニックだより みんな元気で安心で

    9月13日、神戸市の1才半健診に出かけました。

    台風11号の影響で、強い風も午前中で過ぎ去り、

    午後からは穏やかな気候に

    今日の1才半の子ども達は、言葉もしっかりと、肌もきれいで

    落ち着いた発育が見られ安心しました。

    こんな時には、世間話を

    もうすぐ4人目が生まれるおかあさん

    上の子どもの病気が見つかった話など

    担当の時間はすぐに過ぎていきました。

    2022年9月7日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.06

    聴診器のむこうに よく聞こえるかな

    7才の女の子は、耳付きの帽子をかぶって登場します。

    もともとの左右2つ耳と合わせて、4つの耳で、

    「学校の先生の声も、よく聞こえるかな」と尋ねます。

    女の子は、「学校には、持って行けへんね」といいますが、

    いつか試してみると おもしろいですね

    2022年9月6日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2022.08.15

  • 2022.09.05

    カンガルーの本棚 本屋さんお勧めの

    朝倉宏景さんの「あめつちのうた」(講談社文庫)を読みました。

    甲子園球場のグランド整備の職を選んだ青年と、仲間の成長の物語。

    スポーツに関しては、新聞紙面で結果を通り読みするしか能がないわたしですが、

    いたやど駅前の井戸書店の森店長さんのお勧めのまま、

    読み始めると、これがやめられない。

    スポーツ選手の汗と苦悩が迫り、一気読みの1冊になりました。

    2022年9月5日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.04

    聴診器のむこうに ニュースタイルの

    13才の男の子は、テニスの練習で真っ黒に日焼けしています。

    「日傘をさしながら、テニスしたら」と提案すると

    「無理です」のひとこと

    「だったら、ラケットに布を張って、日よけにしたら」と再提案すると、

    これも「無理です」と却下されてしまいます。

    地球温暖化にあわせて、ニュースタイルのテニスもありだと思うのですが。

    2022年9月4日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.03

    聴診器のむこうに 兄弟カワウソ

    5才の男の子は、カワウソのTシャツ

    あとからやってきた1才半の弟くんも

    カワウソのTシャツ

    ふたりが仲よく遊んでいる姿を見ると、

    水族園に来たような気持ちがします。

    カワウソも、兄弟くんも、とってもかわいいですよ

    2022年9月3日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    夏2022.07.06  (18) 夏2022.07.06  (26)

  • 2022.09.02

    聴診器のむこうに クラブカースト

    中学生の男の子は、水泳部に入り、肩幅も広くなりおとなの姿に

    「キャー、かっこいい」って、女子から言われるでしょとたずねると、

    「ほかにも、かっこいい人 たくさんいます、サッカー部とか」

    「そしたら、卓球部と水泳部とは、どっちがうえ」と尋ねると

    速攻で「水泳部です」

    「テニス部と比べたら」の質問には

    ゆっくり考えて、「テニス部です」

    なるほど、なるほど

    学校のクラブには、微妙なカーストがあるんですね。

    2022年9月2日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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  • 2022.09.01

    カンガルーの本棚 変わるものと変わらないものと

    三上延さんの「同潤会代官山アパートメント」(新潮文庫)を読みました。

    19年からはじまる4世代の物語、

    関東大震災、戦争、バブルの崩壊、そして、阪神淡路大震災

    歴史の大きな流れの中で翻弄されながら、

    変わるものと、変わらないものと

    アパートメントとともに、家族のささやかな歴史が刻まれていきます。

    2022年9月1日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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