カンガルーの小部屋

2022年 10月

  • 2022.10.31

    聴診器のむこうに ガンプラはサンタさんに

    9才の男の子は、もうすぐお誕生日を迎えます

    「プレゼントになに頼んでるの」と尋ねると

    「ガンプラ」

    「それなら、純金のガンプラにしたら」と助言すると

    「いくらぐらい するの」

    「200万円くらいかな」と答えると

    「それなら、サンタさんに頼もおっと」

    なかなかの名答です。

    おとなになるのが、楽しみですね。

    2022年10月31日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    9ed5df81f02df4c98bc8cf37083f15f4 (1)

  • 2022.10.30

    カンガルーの本棚 おつかれさま

    黒川伊保子さんの「思春期のトリセツ」(小学館新書)を読みました。

    今まであんなにいい子だった子どもが、

    思春期を迎えるころになると、大荒れに変身する

    黒川先生は、そんな息子さん、娘さんの

    脳神経の発達に焦点を合わせて、トリセツされます。

    一言でいうなら「おつかれさん、あんたも大変なんだね」

    「じたばたするのも、ひと時のこと、

    あせらないで ゆっくりいきましょう」

    2022年10月30日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    617OJ74gd8L

     

  • 2022.10.29

    聴診器のむこうに 血液型は

    検査の結果を聞きに来られた3才の男の子は、両手にカブトムシのお人形

    おかあさんが「血液型は、何型でしたか」とお聞きされるので

    「くわがた」と、検査結果を伝えます。

    くわがたに、かぶとむし。

    いろいろな血液型があると、楽しいですよね。

    2022年10月29日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    R29 fe58a6a9a4ec4519a54e2011f62dafac

     

  • 2022.10.28

    散歩のたのしみ しずしずと

    七五三でにぎわう楠公さん

    雨上がりのひと刻にあわせて

    おごそかな雅楽の音が響きます。

    赤いじゅうたんの上を、しずしずと

    結婚式がはじまります。

    おふたりに、幸せあれ

    2022年10月28日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.10  (28) 秋2022.10.10  (26)

  • 2022.10.27

    聴診器のむこうに マニュアル化

    工場で働いている青年の趣味は、鉄道写真

    最近の撮り鉄のマナーの悪さに、憤ります。

    見せてくれたのは、食堂の清掃のマニュアル本

    得意のカメラで撮った写真付きの分かりやすさ。

    ひとりひとり、いろいろな才能があるのですね。

    2022年10月27日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.09.14  (6) 秋2022.09.14  (1)

  • 2022.10.26

    聴診器のむこうに むらかみさま

    7才の男の子は、スワローズのユニフォーム姿

    「むらかみさま」の大ファン

    おばあちゃんから、お誕生日にプレゼントしてもらいました。

    時は日本シリーズの真っ最中。

    大阪ドームへ、直行です。

    2022年10月26日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.26  (19) 秋2022.10.26  (17)

  • 2022.10.25

    聴診器のむこうに ピカチュウお席かわってね

    1才8か月の女の子は

    椅子に座っている 大きなピカチュウを

    よいしょ、どっこいしょと 持ち上げて

    「ピカチュウさん 代ってね」

    あれれれ 自分が座ってしまいましたよ。

    2022年10月25日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.12  (20) 秋2022.10.12  (19) 秋2022.10.12  (25)

  • 2022.10.24

    かんがるうっ子 コーヒーアート

    おばあちゃんちに出かけた かんがるうっ子

    コーヒードリッパーを使って、ご満悦

    あれれ 何かの絵が浮き出ているよ

    大きなくちばしのとりさん、

    口を開いた怪獣さん

    お目めがふたつのビーチサンダルさん

    なごりが惜しいけど、みんなでおいしくいただきます。

    2022年10月24日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.10  (49) 秋2022.10.10  (52) 秋2022.10.10  (53)

  • 2022.10.23

    クリニックだより 8波に備えて

    10月22日医師会主催の「新型コロナ研修会」に出かけました。

    ひさびさの対面参加

    講師は、神戸市保健所の中村先生

    神戸中央市民病院感染症科の土井先生

    統計資料を基に、第7波までの特徴と、

    起こりうるであろう第8波への対応を解説されます。

    2時間半あまり、いろいろな面で整理がつき、有意義な研修会でした。

    2022年10月23日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    OIP

  • 2022.10.22

    カンガルーの本棚 良かれと思う一言が

    出口保行さんの「子どもを呪う言葉、救う言葉」(SB新書)を読みました。

    罪を犯した少年の更生を願い、心理分析に関わられてきた著者の子育て論

    「みんなと仲よくしてね」「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」

    忙しい子育ての道のりで、親の口からついでてしまう言葉

    その一言が、子どもをひどく傷つけることがあります。

    良かれと思う言葉が、なぜ子どもを傷つけるのか

    著者は豊富な臨床体験から、その謎に迫ります。

    読み終えてしまえば、ごくあたりまえのこと

    子育ての基本は、子どもの気持ちの今を深く観察し、

    親の願いではなく、子どもにとって本当に良かれということなのかと考えて

    育てていくことかも知れませんね。

    2022年10月22日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    81Qy-kRgSuL

  • 2022.10.21

    聴診器のむこうに なめたらあかん

    6才の男の子は、手首がかゆいといいます。

    「おかあさんに、なめてもらったら なおるかもよ」と助言しますと

    「なめたらあかん、なめたらあかん」と歌いだします。

    さすが関西風のツッコミ。

    ナイスですね

    2022年10月21日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    o0960128014412441028

  • 2022.10.20

    聴診器のむこうに 眠れなかったよ

    11才の男の子は、自然学校から帰ったばかりです。

    とっても楽しかったそうですが、眠れなかったとのこと

    「どうして、」と心配して尋ねると

    しばらく考え込むので

    「母さんと離れて寝たから、寂しかったんでしょ」と言うと、

    「ちがうわい」と即答されます。

    「早く寝なさいって先生に言われたけど、友だちと話してて・・」

    なるほど、交友関係を深める取り組みをしたのですね。

    でも、本当は寂しかったんじゃないかな

    2022年10月20日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    OIP1005

     

  • 2022.10.19

    カンガルーの本棚 ニャンコ名探偵

    西條奈加さんの「猫の傀儡」(光文社文庫)を、読みました。

    傀儡とは、あやつり人形、かいらいのこと

    江戸時代、お蚕さんや米蔵をネズミから守るために、

    ネコが大切にされていました。

    ネコの社会を守るために、選ばれたネコが傀儡師となり、

    あやつった人の助けをかりて、次々と起こる事件を解決します。

    主人公のミスジと呼ばれる傀儡ネコには、人の言葉が分かりますが、

    人には、ニャーっという鳴き声にしか聞こえません。

    さて、傀儡ネコは、どんな方法で人に気持ちを伝えるのでしょう

    ネコ社会の描写がとても愉快で、

    思わずわたしも、ニャーっと鳴いてしまいます。

    2022年10月19日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    814fpQuFMXL

  • 2022.10.18

    聴診器のむこうに 重い荷物をせたろうて

    15才の男の子のカバンは、LLサイズ

    お願いして重さを図ると、8.1Kg

    背負いひもは、おかあさんが選んだ特注品

    看護師さんと、かわりばんこに背負います。

    ずっしりと肩に来る重さ

    勉学も苦行のひとつですね。

    2022年10月18日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.03  (16) 秋2022.10.03  (18) 秋2022.10.03  (29) 秋2022.10.03  (35)

  • 2022.10.17

    聴診器のむこうに ポイントデー

    8才の男の子に、「今日さいけつしようか」と提案すると、

    「いやいや、次にして」と言われます。

    そこで、「今日採血すると、ポイント3倍の日だから、

    クリスマスのプレゼントがランクアップするよ」と教えると

    おかあさんが、「ポイントデーの日は、お買い物を多い目にするでしょ」

    それを聞いた男の子は、

    「買い過ぎて、くさらせてしまうでしょ」と反論します。

    採血までの道のりは、遠そうです。

    2022年10月17日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    R1017

  • 2022.10.16

    聴診器のむこうに お兄さんのマネをして

    1才半の男の子のマイブームは、物を投げること

    おさじや食べ物を投げては、母を困らせます。

    高校生と中学生のお兄さんは、背が高くてバスケ部です。

    もしかして、お兄さんのマネをしてるのかな。

    ボールを渡して、ゴミ箱にうまく入ればほめてあげましょう

    食べものを投げた時は、スルーしましょうと助言します。

    しっかりと練習して、NBA選手を、めざそうね

    2022年10月16日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    0151915b8d3b80a8012126cef8c08f.jpg@2o

  • 2022.10.15

    聴診器のむこうに 今日は何の日

    9才の男の子が わたしに尋ねます。

    「先生、今日は何の日か知ってる?」

    「えーっと、焼いもの日かな」と答えると

    「ブーッ、鉄道の日でした。150周年の日です」と教えてくれます。

    ここで話が終わらないのが、わたしのいいところ

    「そうだった、先生が小学生の時に、はじめて汽車が走ったんだ」と答えると、

    尊敬のまなざしで見つめられます。

    そうです、先生のお年は150才以上。

    昔のことは、みんな知っていますよ。

    2022年10月15日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    121-01

  • 2022.10.14

    聴診器のむこうに 安価なアンカ

    運動会のシーズンです。

    11才の男の子は、リレーのアンカーを勤めます。

    「アンカって、タドン(炭団)を入れて、暖をとるやつかな」と尋ねても

    「なに言ってるのか、わかんないんですけども」状態です。

    その昔、寒さしのぎには電気アンカではなく

    タドンを火おこしした「安価なアンカ」が使われました。

    意味わかんないダジャレに、診察室に寒い風が吹きあれます。

    2022年10月14日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    R1003 61jOpZ8gQCL._SX300_QL70_ ???

  • 2022.10.13

    カンガルーの本棚 許せない過去を

    西條奈加さんの「はむ・はたる」(光文社文庫)を読みました。

    飢饉が続き、人買いに売られたり、捨てられたりして

    江戸の町で暮らす孤児たちの物語

    知恵を絞り、事件を解決し、

    師匠と慕う男の復習を手伝おうとするのですが・・

    「はむ・はたる」はフランス語で「ファム・ファタール」

    魔性の女との苦い結末に、少し気持ちが引いてしまいます。

    やはり、ハピーエンドが読みやすいかも

    2022年10月13日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    B00PRK14XK.01._SCLZZZZZZZ_SX500_

  • 2022.10.12

    散歩のたのしみ 秋の夕暮れ

    おばあちゃんちに遊びに行った帰り道、

    あたりが赤く染まります。

    西の空の遠くまで、

    真っ赤な色に染まります。

    あした天気になあれ

    2022年10月12日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    秋2022.10.10  (57)

1/2