カンガルーの小部屋

  • 2022.10.22

    カンガルーの本棚 良かれと思う一言が

    出口保行さんの「子どもを呪う言葉、救う言葉」(SB新書)を読みました。

    罪を犯した少年の更生を願い、心理分析に関わられてきた著者の子育て論

    「みんなと仲よくしてね」「早くしなさい」「頑張りなさい」「何度言ったらわかるの」

    忙しい子育ての道のりで、親の口からついでてしまう言葉

    その一言が、子どもをひどく傷つけることがあります。

    良かれと思う言葉が、なぜ子どもを傷つけるのか

    著者は豊富な臨床体験から、その謎に迫ります。

    読み終えてしまえば、ごくあたりまえのこと

    子育ての基本は、子どもの気持ちの今を深く観察し、

    親の願いではなく、子どもにとって本当に良かれということなのかと考えて

    育てていくことかも知れませんね。

    2022年10月22日

    いたやどクリニック 木村彰宏

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