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2022.11.30
聴診器のむこうに こっちをむいてよハニー
2才前の女の子の背中に、かわいいもの。
写真を撮らせてもらおうと近づくと、
何をされるのかと、しっかり私を見つめます。
背中側に回り込もうとしても、うまく体を回して、私の正面に
なんどもなんども、クルクルをくりかえし、
やっと捉えた、一枚の写真。
上着とズボンのカラーともしっかりコーディネートされ、
とってもかわいいものを見つけました。
2022年11月30日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.29
カンガルーの本棚 聞く耳を育てる
東山紘久先生の「マンガで読み解くプロカウンセラーの聞く技術」
(創元社)を読みました。
自分の話をしたがる気持ちを抑え、
相づちを打ちながら、ゆっくりと相手の話を聞くこと
そんな当たり前のことが苦手なカンガルーが、
もしかしてこれはと思い立ち、手に取った1冊です。
はじめは、ハードルを低くと思い、コミック版をえらびましたが、
なるほど、納得のなかみでした。
2000年に発売され、今なおヒット中の原作のコミック版です。
2022年11月29日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.28
聴診器のむこうに 印有良品
負荷に使う玉子焼きを持って来ていただくと、
サクラ模様が描かれています。
長い間玉子の負荷をしていますが、
これほど見事な玉子焼きには初めて出会います
サクラの文様を避けてカットして、負荷に使います
無印良品ではなく、有印良品ですね。
2022年11月28日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.27
聴診器のむこうに かしこくなる方法
8才の男の子は、「ににんがし、にさんがろく」と、
掛け算の勉強をしながら診察室に
そこで、かしこくなる秘訣を伝授します。
「掛け算はね、走りながらするといいんだよ」
「それとね、引き算はね、綱引きしながら覚えるといいんだ」
男の子は真剣にきいてくれるので、
ジョークだと言えないままに、時が過ぎていきます。
おかあさん、帰ってからフォローしてくださいね。
2022年11月27日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.26
カンガルーの本棚 実行は難しいかも
中島美鈴先生の「もしかして、私、大人のADHD?」(光文社新書)を読みました。
ADHDは、小児科領域ではなじみ深い発達障害です。
子どもにとっても、大人にとっても、自尊感情が大きく損なわれやすいADHD
診断されると、すぐに薬物療法へとすすむ流れに
中島先生は「認知行動療法」の視点から、
生きづらさをやわらげ、新しい自分を創造するプログラムを提唱されます。
頭では分かりながら、実行となると難しい課題だと感じました。
2022年11月26日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.25
聴診器のむこうに 若者ことば
1才半の女の子は、いろいろな言葉をしゃべります。
パパ、ママはふつうに
おかわりは、「カ」
りんごは、「ゴ」
何でも略す、若者ことばの先取りですね。
2022年11月25日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.24
聴診器のむこうに ロボットのゆめ
6才の男の子は、待ち時間にロボットの絵を描きます。
「このロボットくんは、サッカーでシュートできるかな?」と尋ねると
男の子の答えは、「いいえ」
「宿題を教えてくれるかな」にも
「いいえ」
ロボットくん、君の得意技はなになのかな。
いろんなことに挑戦して、君らしさを見つけてね
2022年11月24日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.23
聴診器のむこうに ネットで買ったのかな
4か月の赤ちゃんは、抱っこひもで抱かれて登場します。
おかあさんの服に とってもお似合いの抱っこひも
「ネットで買われたんですか」と尋ねると
「私が作ったんです。500円の端切れを買って、ミシンで縫って」
断りを入れ、触らせてもらうと、
縫い目もしっかりと、超力作です。
ネットで買うどころか、ネットに出せば注文殺到かも知れませんね
2022年11月23日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.22
カンガルーの本棚 ことしの一押し
中島美鈴先生の「悩み・不安・怒りを小さくするレッスン」(光文社新書)を読みました。
副題に「認知行動療法入門」とあります。
出来事の受け止め方は、その人によりさまざまです。
好意的に受け取る方もあれば、否定的に見る方
そのひとの考えるパターンによって、幾通りにも解釈されます。
認知のゆがみがあると、出来事はその人を苦しめます。
中島先生はその悩みを優しく解説され、悩みが小さくなるように手ほどきをされます。
今年読んだ100冊目は、一押しの一冊です。
2022年11月22日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.21
散歩のたのしみ 運び屋ネコさん
ランチを食べに、ファミレスに出かけると
向こうから 背の高い何かがやってきます。
こぼさないように、静かにテーブル席までやってきます。
ネコ型ロボットの、お運びやさん
時給はいくらもらっているのかな
2022年11月21日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.20
聴診器のむこうに 御酉さま
5才の男の子のマイブームは、とりさん
ディズニーオンアイスに行ったとき、
買ってもらったぬいぐるみを、いつも持ち歩きます。
なまえは、「コケコケチキン」
「将来は、焼き鳥屋さんになったら」というと
「消防士になる!」
くれぐれも、消火活動中に、焼き鳥を作らないでくださいね。
2022年11月20日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.19
聴診器のむこうに しろいパンプキン
4才の女の子が、椅子の上にお人形を並べます。
シンデレラのペットのワンワンなんだそうです。
しろいのに なまえは「パンプキン」
魔法で馬車に 変身するのかな。
2022年11月19日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.18
聴診器のむこうに ピカチュウでトライ
6才の男の子は、ナショナルチームのユニフォーム
「サッカーですか」と尋ねると、
「ラグビーです」とおとうさん
そこでひとつ提案します。
ピカチュウのお人形を抱いて、トライの練習
これで、ピカチュウ ゲットです。
2022年11月18日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.17
カンガルーの本棚 ハルネコとともに
玉井仁先生の「マンガでやさしくわかる認知行動療法」
(日本能率協会)を読みました。
心理療法の中で、大きな位置を占めている認知行動療法
その初歩を、ネコのハル大将と一緒に学びます。
書かれていることは、難しいのですが
少し太っちょのハル大将と一緒に読み進めると、
これって私にもできるかもという気持ちになります。
入門書の入門書として、私にはお似合いの1冊です。
2022年11月17日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.16
聴診器のむこうに 毒ヘビに注意
11才の女の子から、茶色い封筒を手渡されます。
表には「ヘビの卵、キケン・注意」の文字が・・
文字を見た時点で、いろいろな光景が頭の中を駆け巡り、
日頃の友人関係なら絶対に拒否的態度ですが、
子どもの前では、そんな弱気な態度は見せられません。
勇気を奮って手にすると、「バタバタバタ」と激しく動く音
心拍数は急上昇し、冷や汗が流れます。
なかみは、学校の工作の時間に作ったゴム動力のバタバタ
心臓への負荷試験は、同意書をとってから実施してくださいね。
2022年11月16日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.15
聴診器のむこうに アッカンベー
3才の男の子が、くるりとうしろをむくと、
腰のあたりに、赤いものがついてます。
何だろうと 引っ張ってみると
「これ、舌なんです」と おかあさん
よおく見ると、小さな目もついてます。
これを着て走ると、後ろの子どもに アッカンベー
戦意喪失を図る、優れモノですね
2022年11月15日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.14
聴診器のむこうに 科捜研の少女
6才の女の子は、何も書いてない紙とペンを持って、登場します。
机の上に紙を置いて、ペンの先のライトを当てると、
いろんな絵が浮かんできます。
これは不思議なアイテムです。
まるで、科捜研の少女。
わたしは、何も悪いことはしていません
どうか、お慈悲をくださいね
2022年11月14日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.13
カンガルギー情報 おきなわでの開催は
小児アレルギー学会2日目も、朝8時からのスタートです。
倫理問題、牛乳早期摂取、応用行動分析学
即時型食物アレルギー、アトピー性皮膚炎ガイドライン
16時過ぎの閉会まで、今日もお昼ごはん抜きになりました。
なぜ沖縄での開催なのかと疑問に思っていましたが、
沖縄の医療と、本土の医療とを比べる中で見えてくるものがたくさんありました。
会頭の大矢幸弘先生の卓越した見識に脱帽です。
いろいろな疑問を、ゆっくりと一つひとつ解決していきたいと思いました。
2022年11月13日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.12
カンガルギー情報 やせなかったよ
11月12日 第59回小児アレルギー学会にWEB参加しました。
1日目は8時から始まり、17時過ぎまで、
すぐにアトピッ子さんのティーンズミーティングに参加し21時まで
途中、お菓子とお茶を飲み、立ち上がっては体操。
それでも翌朝計った体重は、やや増 がっかりしました。
学会は、食物アレルギーガイドライン、乳酸菌、食物アレルギーの管理
アナフィラキシーへの備え、アレルギー疾患の蔓延
ウイルス感染とアレルギー と盛りだくさん。
日頃の勉強不足を痛感しました。
2022年11月12日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.11.11
聴診器のむこうに ありがとうって
4才の男の子は、「見したろか」といいながら
リュックのなかみを 取り出します。
机の上に並べられるのは、ウルトラマンとその怪獣
「どうしたの」と尋ねると、
おじいちゃん、おばあちゃんに買ってもらうとのこと
「買ってもらったときに、何ていうのかな」と誘導すると、
そばで見ていたお兄ちゃんが、「ありがとう」
そうです、感謝の気持ちが幸せを運んでくるんですよね。
お人形の数だけ、感謝を伝えましょうね
2022年11月11日
いたやどクリニック 木村彰宏