カンガルーの小部屋

2023年 3月

  • 2023.03.31

    カンガルーの本棚 親と子のきずな

    高橋和巳先生の「子は親を救うために心の病になる」(ちくま文庫)を読みました。

    学校に行けなくなった子ども、虐待を受けた子ども

    発達障害がある親の元で育てられた子ども

    子どもが自分の課題を乗り越えるうえで見えてくる、親がもつ課題

    カウンセリングは、その人の生き方や悩みをきくのではなく、

    その「存在」を確認する作業だと、高橋先生は述べられます。

    やさしい文体の中に、人の心に迫る深い内容が描かれています。

    2023年3月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.30

    聴診器のむこうに うしろからボクが

    6才の女の子が、おおきなぬいぐるみを、うれしそうに持って登場します。

    名前を尋ねると、「ネコ」

    「えっ、ネコなの」と確認すると、

    「すみっこぐらしの、ネコ」と教えてくれます。

    数日前のお誕生日に、送ってもらったとか。

    手に持っているのは、焼きおにぎり

    うしろからピカチュウくんが、欲しそうに見てますよ

    2023年3月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.20  (9)

  • 2023.03.29

    かんがるうっ子 やっぱり私に

    春休みのかんがるうっ子は、毎日部活のイベントに

    昨日は軽音、今日はダンス

    持て帰ってきたのは、鳴き声がうるさい「ガーガーバード」

    ビンゴ大会で、バードと目が合い、

    わたしのもとに来ると、確信したそうです。

    夜の12時を過ぎて、ガーガー

    ご近所迷惑なので、おとなしく寝てくださいね。

    2023年3月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.20  (32)

  • 2023.03.28

    クリニックだより 春のいそがしさ

    休みになり、中学生や高校生の来院が続きます。

    週初めの2日間でアレルギー検査は44名

    呼吸機能検査が53名 負荷試験が11名

    ご予約されていない方の待ち時間が長くなり、申し訳なく思います。

    春休みが過ぎれば、少し落ち着くのかな。

    それまでは、てきぱきと頑張ります。

    2023年3月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.27

    聴診器のむこうに にわとり命

    6才の男の子は、にわとり命

    かわいくて、かわいくて、ぬいぐるみをいつも持ち歩きます。

    大きくなったら、農学部に進んで、

    にわとりのお世話をするのかな。

    わたしは、かんんがるうっ子が買ってきた

    ひよこのケーキをまるかぶりします

    2023年3月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.10  (36) 春2023.03.10  (35) 春2023.03.10  (47)

  • 2023.03.26

    カンガルーの本棚 おかしくそして泣かせる人情噺

    畠山健二さんの「本所おけら長屋二十」(PHP文芸文庫)を読みました。

    大江戸の下町長屋を舞台にしたシリーズも、二十巻目をむかえました。

    これまでは四つの小話がつまっていたシリーズも

    今回は、三つのお話に凝縮

    やくざな生き方、母との再会、そして新たな旅立ちと

    どの話もおかしく、そして泣かせるお話

    シリーズの中で、一押しの一冊です。

    2023年3月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.25

    かんがるうっ子 くつしたワン

    かんんがるうっ子は、ばあちゃんちに遊びに行きました。

    おばさんカンガルーの足元を見ると、薄茶色のくつした

    両足をうまくそろえると。しばワンコ

    これは不思議なくつしたです。

    2023年3月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.24

    聴診器のむこうに 雨男はだれだ

    3月23日は、小学校の卒業式

    11歳の男の子に、「卒業おめでとう。雨だったのが残念だったけどね」と伝えると、

    「卒業式だけじゃなくて、入学式も、自然学校も、修学旅行も雨でした」と答えます。

    小学校のビッグイベント4つとも雨とは、

    スーパー雨男がいるんですよね、きっと

    2023年3月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.23

    カンガルーの本棚 五公五民

    森永卓郎先生の「増税地獄」(角川新書)を読みました。

    所得税に復興特別所得税が加算され、20年先まで延長という話が出ています

    介護保険料に国民年金、医療費負担も増え

    おまけに消費税増税も論議されています。

    江戸時代の租税システムは、四公六民からはじまり

    五公五民になると、人口の伸びがなくなり一揆が多発するようになります。

    そして令和の今、多くの人は五公五民に苦しんでいます。

    減税を、消費税の即時停止をと、森永先生は声を大きくして訴えられます。

    令和の人々は、なぜ減税一揆に立ち上がらないのでしょうか

    庶民の立場から税を考えることができる1冊です。

    2023年3月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.22

    かんがるうっ子 雨のお休みの日は

    春分の日は、朝から雨模様

    ゆっくりと過ごすつもりが WBC

    侍ジャパンがリードされ、ハラハラドキドキの展開に。

    日頃は野球には興味がないかんがるうっ子も、

    スマホのツイッターを片手に大声援を送ります。

    覚えたての選手の名前を叫んでは、大合唱

    劇的な幕切れに、大満足です。

    雨のお休みの日も、いいものですね。

    2023年3月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.21

    かんがるうっ子 どっちがどっち

    駅前のスーパーで、巻き寿司を買いました。

    期間限定の巻き寿司の名前は

    「じいじ巻き」と「ばあば巻き」

    帰宅後に、具材を調べると

    「じいじ巻き」には、ごぼう

    「ばあば巻き」には、かまぼこが入っています。

    違いを見つけたかんがるうっ子は、鼻高々。

    お味の違いは、よく分からないんですけどね。

    2023年3月21日

    いたやどクリニック 木村彰宏

    冬2022.11.26  (9)

  • 2023.03.20

    7+8= はっちゃんを受け継いで

    あたたかな陽射しに誘われて、

    少し遠くの公園まで、お散歩の足を延ばします。

    待っていたのは、3つのボール

    はっちゃんなら、どうしたのかなって考えて、

    お写真撮って、カバンにイン

    「1034個目、1035個目、1036個目」は、

    「はっちゃんを受け継いでボール」って、名付けます。

    2023年3月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.05  (25) 春2023.03.05  (43)

  • 2023.03.19

    カンガルギー情報 いっぱいいっぱい

    3月18日、19日 総合アレルギー講習会に参加しました。

    大阪での開催でしたが、今回もWEB参加を選択

    930から1700まで、お昼休み20分のハードスケジュール

    免疫学の基礎は、B細胞の機能や、自己と非自己を識別するためのシステム

    臨床面では、難治性喘息、アナフィラキシー、蕁麻疹、血管性浮腫と

    WEBならではの5つの会場を渡り歩きます。

    2日間で13時間、画面を見続けての兆候で、目はしょぼしょぼ

    それでも、気持ちはいっぱいいっぱい楽しみで満たされました。

    2023年3月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.19  (30)

  • 2023.03.18

    カンガルーの本棚 一冊の本から

    青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」(ポプラ文庫)を読みました。

    小学校に隣接する、小さな市民図書室を訪れる5人の物語

    婦人服売り場での仕事に悩む朋香には、「ぐりとぐら」

    経理の仕事になじめない諒には、「植物図鑑」

    ワンオペで閑職に回されて悩む夏美には、「占いの本」

    ニートの浩弥のもとには、「写真集」

    定年後のなしなし生活を送る正雄には、「詩集」が

    それぞれの手元に届けられた一冊が、

    生きる勇気を、そして人生を変える力を与えます。

    本が持つ力を、静かにやさしく教えてくれる一冊です。

    2023年3月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.17

    聴診器のむこうに スイミーみたい

    17才の高校生は、鳥のような上着で登場します。

    シャツから、ガウンから、靴まで、セカンンドユース

    自分で選んだそうですが、おしゃれセンス120点です。

    おかあさんんは、「スイミーみたい」って言うけれど、

    わたし的には、やっぱり南国の極楽鳥

    春の空に、大きく羽ばたいてくださいね。

    2023年3月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    春2023.03.10  (23)

  • 2023.03.16

    カンガルーの本棚 毎日が割引セール

    藤井聡先生の「なぜ、日本人の9割は金持ちになれないのか」(ポプラ新書)を読みました。

    賃金が上がらず、消費が冷え込み、経済が停滞する理由の一つとして、

    藤井先生は、低賃金とともに、

    消費税や社会保障費が大きくのしかかっていると指摘されます。

    そもそも税とはなになのか、

    国を豊かにし、人々を幸せにする施策の第一歩として

    消費税の凍結を強く訴えられます。

    財源をどうするのか、赤字国債の是非など

    論議を深める余地は残されていますが、

    藤井先生の提言を、受け止めてみようと思います。

    ふしぎな、夢のある1冊です。

    2023年3月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.15

    聴診器のむこうに 食べられるのはいや

    4才の男の子のてには、ディズニーランドのバス

    「これミッキー、チップとデイルもいるよ」と教えてくれます。

    マスクの赤い図柄は「こまちだよ」

    あれっ、着ているトレーナーには恐竜の図柄

    「ティラノザウルス」と、またまた教えてくれます。

    いろんな知識がいっぱいで楽しそう

    「でも、ティラノに食べられちゃうかもしれないよ」というと、

    困った様子。

    かわいいかわいい4才さんです。

    2023年3月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.14

    カンガルーの本棚 父になる

    重松清さんの「ひこばえ」(朝日文庫)を読みました。

    主人公のもとに、幼い時に分かれた父の訃報が届きます。

    顔も、一緒に生活した時の記憶も思い出せない父を、

    受け入れることができずにいる主人公

    やがて、父の最晩年を知る人とのつながりの中で、

    息子として、父を知る旅が始まります。

    題名に込められた「ひこばえ」の意味を

    読み終えた後も 重く受け止め考えたくなる、おすすめの1冊です。

    2023年3月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.13

    クリニックだより インフルインフル

    3月12日 休日急病診療所に出務しました。

    20人の発熱患者さんのうち、インフルエンザが9名

    風邪からの下痢嘔吐症が6名

    そして、コロナは0名

    様変わりの外来となりました。

    みなさま体調管理にお気を付けくださいね

    2023年3月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.03.12

    あたまのよくなるカンンガルー やっぱり睡眠

    3月11日 小児科医会の講演会に参加しました。

    テーマは小児の急性肝不全と睡眠障害の2題です。

    新型コロナ感染症で、原因不明の急性肝不全が増加するのではないかと心配されましたが

    虫明聰太郎先生のお話では、今のところ心配はないとのこと

    睡眠障害は起立性調節障害や不登校につながる大きな課題です。

    菊池清先生は、睡眠障害が体内時計のリズムを狂わせ、成長ホルモンの分泌不全や

    アミロイドβの脳内蓄積から認知機能の低下をまねくと危惧されます。

    睡眠障害の治療目的は、「眠りやすいからだと心を手に入れる支援」であると。

    コロナ感染が落ち着きを見せ、ようやく始まった対面の講演会。

    たっぷりと堪能できる講演会でした。

    2023年3月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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