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2023.04.30
聴診器のむこうに ピンクのヒラヒラ
4才の女の子は、ドレス姿で登場します。
「この子は、ピンク色とヒラヒラが好きなので」とおかあさん
かんがるうっ子は、地味色のTシャツ姿で過ごさせていたので
ドレス姿に驚きます。
外出するときには、悪い人に追いかけられないように
おとうさんが、ボディーガード役になってあげてくださいね。
2023年4月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.29
かんがるうっ子 きれいに並べて
みかんの詰め合わせが届きました。
新聞紙を広げて、かんがるうっ子ときれいに並べます。
きよみオレンジ、はっさく、デコポンの3種類
合わせて41個のミカン天国です。
食べると、どのミカンもおいしくて大満足。
お肌の健康にも、いいかもしれませんね。
2023年4月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.28
聴診器のむこうに 負荷試験は高くつきますよね
男の子の、今日のお題はショートケーキの負荷試験
牛乳や卵の負荷が進み、
ご褒美もかねてのチャレンジです。
おうちの方にケーキを買ってきてもらい、お値段を尋ねると650円
これからは、お誕生日の時だけの負荷しましょうね
2023年4月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.27
カンガルーの本棚 悩める人々に
凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」(ポプラ文庫)を読みました。
古ぼけたマンションの屋上にある、手入れされた神社
悩みを持ち訪れる人は、後を絶ちません。
マンションに住む住民も訳あり人ばかりです。
急死した彼の思い出を、何十年も引きずる女性
両親から受け止めてもらうことができず、さまよう性的少数者
うつ病から脱することができず、もがき苦しむ男性
そんな彼女、彼に救いの日は来るのかな
細やかな心理描写に、引き込まれてしまう小説です。
2023年4月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.26
散歩のたのしみ ひるの顔とよるの顔
お友達から招待されて、海が見えるお店に出かけました。
窓の向こうには、神戸の海が広がります。
日が暮れて、神戸の夜景が浮かび上がります。
車のライトも、幻想的。
ロマンチックな時間は、アレルギーの話で盛り上がり過ぎていきます。
2023年4月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.25
クリニックだより おもちゃを並べて
4月25日 神戸市の1才半健診に出かけました。
おもちゃ箱から取り出した、おもちゃを並べて子どもたちを待ちます。
診察する人数は少ないのですが、いろいろな相談をお受けします。
兄と同じように、言葉の遅れが気になる子ども
父が帰ってくるとテンションが上がり、寝るのが遅くなる子ども
食欲がなく、体重が増えない子ども
保護者のかたのお話を聴きし、
少しでも子育てのお役にたてる情報と考えるのですが、
ひとり一人の個性に合わすとなると、難しいものです。
いつまでたっても、一人前になれない小児科医ですね。
2023年4月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.24
クリニックだより お待ちしてますね
4月20日 手入れの母親教室を開きました。
コロナ感染は落ち着きつつあるのですが、
このところの教室は、参加される方ゼロが続きます。
この日は、修学旅行のご相談で、おかあさんが来られました。
外来診察の時間ではゆっくりお話しできないことも、
時間をかけて話し合います。
毎月第一、第三木曜日の9時半から
夏休み以外は開いていますので ぜひご参加ください。
お待ちしています。
2023年4月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.23
クリニックだより おなかかぜ
4月23日 休日急病診療所に出かけました。
インフルエンザやコロナ感染も落ち着きを見せ、
来られる患者さんの半数は、下痢や嘔吐といったおなかの症状
熱はないので検査をしないで食事の指導を伝えます。
乳製品や果物、果物ジュースを飲まないこと
とるならスポーツドリンクか、ニンジンスープ
新学期が始まり、少しお疲れのようですね
2023年4月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.22
聴診器のむこうに 恐竜2兄弟
6才と3才の兄弟は、恐竜図柄の服で登場します。
同じ色だけど、少し違う恐竜たち。
この服はかわいいけれど、かみ合いのけんかをしないよう
気をつけましょうね
2023年4月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.21
カンガルーの本棚 もどきってなあに
成田奈緒子先生の「発達障害と間違われる子どもたち」(青春新書)を読みました。
この13年間で、10倍に増えたと言われる発達障害
成田先生はその背景に、過剰診断があるのではないかと危惧されます。
睡眠障害や生活リズムの乱れ、
その結果生じる不適切な行動を、「発達障害もどき」と名付けられ、
まず子どもを「立派な原始人」に育てるところから始めようと言われます。
子育てにお悩みの方にお勧めの1冊です。
2023年4月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.20
聴診器のむこうに 高い服はバーバに
2才の男の子は、動物いっぱいのトレーナー
「すごいね、かわいいいね、どこで買ったの」と尋ねると
「バーバに買ってもらいました。
高いものはバーバで、いつもはおさがりです」とおかあさん。
後ろから、まご命の看護師さんが「そうそう」と、うなづかれます。
ばあちゃん稼業も、大変ですね。
2023年4月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.19
カンガルーの本棚 空飛ぶ猫
ルイス・セプルベタさんの「カモメに飛ぶことを教えた猫」(白水社)を読みました。
黒猫のもとにたどり着いた瀕死のカモメが言い残した3つの願い
1つ目は、わたしが産む卵を食べないでください
2つ目は、その卵のめんどうをみてやってください
そして、3つ目の願いとは
猫とカモメという種を超えた友情の先に現れる勇気と奇跡
作者は動物に名を借りて、私たち人間に何を伝えようとしたのでしょう
読みやすい文体と、ルビ付きの文章
子どもから大人まで楽しめる1冊です
2023年4月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.18
カンガルーの輪舞曲 お花の学校で
4月18日 芦屋市の小学校で開かれた研修会に出かけました。
玄関を入ると、手入れされた花壇が出迎えてくれます。
研修会の始まりは、短い危機管理のシュミレーション
アナフィラキシーを疑った時の行動を、見せてもらいます。
消費期限切れのエピペンを使った実習をはさみ、
90分余り、説明を続けます。
4月に入り、新たな気持ちでアナフィラキシーに取り組んでいただけるようお願いし、
研修会を終えました。
2023年4月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.17
聴診器のむこうに おそば屋さん
4才の男の子は、お蕎麦の負荷試験
持ってきていただいた、タッパーのふたを開けると、
1本1本きれいに巻き取られたお蕎麦が10本
まるで、高級料理店で出されるお蕎麦のようです。
お写真を撮り、さあ食べましょう
2023年4月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.16
あたまのよくなるカンガルー 3日目は朝早くから
小児科学会3日目は、朝750からの開始です。
潰瘍性大腸炎、パンデミックと子ども、蘇生教育、
低亜鉛血症、LGBTQの理解と
今日もアレルギーとは遠いお題の一日です。
3日間で13の演題を聴き、少しだけ小児科医らしく成れました
2023年4月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.15
あたまのよくなるカンガルー 二日目は外来のあとで
4月15日、小児科学会2日目に参加しました。
外来診療を終えた後、菓子パンを片手に聴講します。
今日のお題は、メラトニン療法、希少疾病、先天性心疾患の栄養管理
アレルギーとは少し異なる分野の最新知識を堪能します。
クリニックの帰り道は、夕食のことで頭がいっぱい。
学んで食べて、いい一日です。
2023年4月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.14
あたまのよくなるカンガルー 小児科医として
126回日本小児科学会学術集会にWEB参加しました。
1日目は新生児マススクリーニング、予防接種の接種率向上のために、
てんかん発作の見分け方、早産児の全国調査、ワクチンのリスクとベネフィットに参加
5時間余り、たっぷりと聴講しました。
アレルギー関係の講義は聴く機会が多いのですが
今日は一日中、小児科医
知らないこと、忘れていたことがたっぷりで、満足な1日です。
2023年4月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.13
聴診器のむこうに おかあさんといっしょ
10才の男の子は、5年生になって自然学校に行くのが心配です。
「おかあさんと一緒じゃ眠れないって、診断書に書いてあげようか」というと、
「うん」
ムムム これは弱りました。
本当に診断書を書けば、どんな反響が生じるのか、よおく考えてみますね。
2023年4月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.12
カンガルーの本棚 強く弱く悲しく
凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」(講談社)を読みました。
高校で出会った、暁海と櫂が過ごした15年の物語
瀬戸内の島のしがらみの中で、もがきながら愛を確かめ合うふたり
惹かれ合いながらも引き裂かれ、
強く、弱く、悲しく そして
昨年の夏に頂きながら、積ん読く状態の8カ月間
ようやく手に取ると2日間で一気読み
本を閉じた後も、小説の世界が目に浮かびます。
読了した日に、2023年度の「本屋大賞第一位」選ばれた作品です。
2023年4月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.04.11
カンガルーの本棚 少しだけ顔を上げて
西條奈加さんの「わかれ縁」(文春文庫)を読みました。
金と女にだらしがない亭主のもとから逃れようとする絵乃
人ごみの中で救ってくれた「別れ屋」家業の手代のもとで、
新しい人生を探し始めます。
視野が狭くなり、下を向き足許ばかりを見ている
そんな顎を一寸だけ上げてやる
「別れ屋」は絵乃を救い、そして幾多の人を救います。
今よりのずっと女性の人権が疎んじられていた江戸時代にあって、
生きる力を取り戻していく女性たちの物語です。
2023年4月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏