カンガルーの小部屋

2023年 7月

  • 2023.07.31

    かんがるうっ子 ありがとセレナ

    今日はお世話になった愛車との、お別れの日です。

    車内のほこりをあつめ、お水で手洗いをして、

    感謝の気持ちを表します。

    乗り心地抜群で、とってもお気に入りだったのですが、

    かんがるうっ子が練習乗りするには大きすぎ、

    小さめの車に乗り換えです。

    セレナちゃん、第二の人生を、楽しんでくださいね。

    2023年7月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.30  (19)

  • 2023.07.30

    あたまのよくなるカンガルー 車酔いにもまけないで

    7月29日、大阪で開かれた喘息の講演会を聞きに出かけました。

    お題は、好酸球性炎症と、重症喘息外来の2題です。

    増えるとよくないと言われる好酸球

    以前から、その性質には数種類あると言われているのですが、

    脂質代謝を指標に、その性質を分ける研究成果をお聞きします。

    深く理解するにはこれからですが、

    新しい世界にワクワクです。

    2023年7月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.29  (6)

  • 2023.07.29

    クリニックだより 高校生からの質問に

    7月29日 クリニックの会議室でアレルギーの会を開きました。

    主催は、「神戸らいちょうの会」

    参加された高校生から、食物アレルギーで困ったときや、

    うれしかったときは、などの質問がだされます。

    参加者一同、自分や子どもの体験を交えて考えます。

    参加された方は少なかったのですが、中身の濃い会になりました。

    2023年7月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.28

    聴診器のむこうに 金と銀

    10才の男の子の胸には、大きく「金と銀」

    「将棋を習ってるの」と質問しても、

    「習ってません」の答えが返るだけ。

    だったら何故に「金と銀」

    謎解きができないままに、診察を続けます。

    2023年7月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.24  (11) 夏2023.07.24  (10)

  • 2023.07.27

    カンガルーの本棚 家族の価値観

    小野寺文宣さんの「その愛の程度」(講談社文庫)を読みました。

    子どもの川遊びでの事故をきっかけに、壊れていく家族

    新たな出会いもまた、

    子どもを育てていく、父と母との思惑が交錯し、

    題名の「その愛の程度」が浮かび上がります。

    あまりすっきりしない後味が、真夏の読書にはきついかもです。

    2023年7月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.26

    カンガルーの輪舞曲 日陰をさがして

    7月25日、東灘区の小学校で開かれた、食物アレルギー研修会に出かけました。

    最寄り駅に降り立ったのが、12時過ぎ

    学校までの道を、少しでも日陰を探して歩きますが、

    真上から照り付ける太陽に、容赦はありません。

    会場はエアコンがしっかりと効き、ほっと一息。

    さあ、研修会を始めましょう。

    2023年7月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.25  (37) 夏2023.07.25  (40) 夏2023.07.25  (41)

  • 2023.07.25

    聴診器のむこうに かき氷器を手に持って

    7才の男の子は、サッカーに夢中です。

    心配なのが、熱中症

    「夏限定で、ボールの代わりに、氷の塊を蹴りあったら」と提案するのですが、

    男の子は、否定的

    そこで、「ゴールキーパーは、かき氷器を手に持って、

    とんできた氷をかき氷にして、みんなで食べるとか」と

    熱中症対策を続けるのですが、

    男の子は、否定的

    やっぱり、サッカーのルールは、守りましょうか

    2023年7月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.24

    カンガルーの本棚 ひょっこりさん

    山本甲士さんの「迷犬マジック3」(双葉文庫)を読みました。

    シリーズ3作目も、4つのお話しが入っています。

    オリンピック強化選手に選ばれたものの、ケガで選手生活を断念し、

    アルバイトでその日を送る青年。

    せっかくの商品企画を重役会で取り消され、

    生きていく方向が見えなくなった女性技術者

    両親の家業の店をからかわれ、自信をなくした小学生

    そして、市民からのクレーム対応に追われ、

    なんで自分がと思い悩む市役所職員

    そこに現れるマジックわんこ

    人と人とのつながりが軌跡をうみ、前を向いて歩く勇気を与えます。

    マジックちゃん、次はわたしの前に現れてね。

    2023年7月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.23

    カンガルーの輪舞曲 少し気合が入りすぎ

    7月23日、西宮の保育士さんの食物アレルギー研修会に出かけました。

    94名の参加者を前に、使ったスライドは153枚

    9時から、12時まで、たっぷり過ぎる研修会です。

    残り30分になり、子どもの心情をお伝えする段になり、

    気持ちがこもりすぎ、すこし熱く語りすぎたかも。

    セミが鳴く市民会館での研修会

    みなさま、お疲れさまでした。

    2023年7月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.22  (13) 夏2023.07.22  (14)

  • 2023.07.22

    カンガルーの本棚 やってきた女神さま

    山本甲士さんの「民宿ひなた屋」(潮文庫)を読みました。

    釣り専門誌のライターとして活躍していた主人公。

    雑誌が廃刊となり、食い扶持を失った彼は、

    両親が経営する故郷の民宿に帰ってきます。

    その民宿も、時代の流れに取り残され淘汰されようとしています。

    そこにやってきたのが、再婚予定の彼女の連れ子の中学生

    ぎくしゃくした関係が、釣りを通じて親密なものに変わり、

    そして、数々の奇跡を生まれます。

    読み進めていくうちに、無駄な人生経験って一つもないという

    作者のメッセージが伝わってきます。

    あっという間の読書時間、おすすめの1冊です。

    2023年7月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.21

    カンガルーの本棚 ことばがわかるニャン

    有川浩さんの「旅猫レポート」(講談社文庫)を読みました。

    ひとの心と言葉がわかる「ナナ」と名付けられた三毛猫

    わけあって、ご主人様と旅に出かけます。

    子猫と出会い、大きな甲斐犬とやり合い

    たどり着いた北海道

    そこで待っていたのは、ご主人様との別れ

    もしかして、ネコって、ひとよりも賢いのかなと思ったりしながら

    お休みの日の24時近く、最後の1ページまで。

    何度も読み返したくなる1冊です。

    2023年7月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.20

    散歩のたのしみ あまりの速さに

    新聞を取りに、玄関を開けると

    「キーキー」という、けたたましい鳴き声が

    見上げると黒い大きな鳥が目の前に、

    カメラを取り出して、レンズを向けても

    高速移動するので、おさまりません。

    空振り数回のあと、ようやく収めた姿は、

    カラス以外の何者か

    何かを伝えに来てくれたのかな

    2023年7月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.01  (9) 夏2023.07.01  (11)

  • 2023.07.19

    聴診器のむこうに チョコが山のように

    6才の男の子は、空手を習い始めました。

    「本当は野球の方がいいんだけど」といいますが、

    お願いをして、空手の型を見せてもらいます。

    「すごいね、来年は女子から、山のようにチョコが届くよ」というと

    まんざらでもなさそうな笑顔

    先生はとってもかっこいいと思いますよ。

    2023年7月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.10  (13) 夏2023.07.10  (12)

  • 2023.07.18

    カンガルーの本棚 近くて少し遠い

    辻村深月さんの「家族シアター」(講談社文庫)を読みました。

    家族にまつわる、7つの短いお話。

    近くて、それでいて少し遠い

    そんな家族の関係を、描きます。

    姉と妹、姉と弟、母と娘、父と息子、姉と妹、祖父と孫、そして父と子の物語

    なかでも「タイムカプセルの秋空」「孫と誕生会」は大好きな作品です。

    通勤電車のなかで、深く胸に刺さりました。

    2023年7月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.17

    クリニックだより いろいろ感染症

    7月16日、休日急病診療所に出かけました。

    新型コロナ感染が5類にかわり、初めての出務です。

    4時間の間に、コロナ3名、インフルエンザ1名、

    溶連菌感染症3名、突発性発疹症1名、ヘルパンギーナ1名と

    子どもの感染症のデパートです。

    何年ぶりかに出会う感染症もあり、勉強になった外来でした。

    2023年7月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.16

    あたまのよくなるカンガルー コロナころな

    7月15日、「新型コロナ感染症」の講演を視聴しました。

    外来が終わり、急いで帰宅し、14時からの開始に滑り込みます。

    1つ目の演題は、「小児の新型コロナ感染症」県立こども病院笠井正志先生のお話し。

    2つ目の演題は、「ワクチンとウイルス変異」神戸大学の森庸子先生のお話しです

    2演題ともとても興味深く、新型コロナ感染症を違った角度から理解することができました。

    確認テストも合格し、満足度アップの週末です。

    2023年7月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.15

    聴診器のむこうに 骨まで食べないでね

    8才の男の子は、「ほねほねザウルス」の本を抱えて登場します。

    今日は何と、お魚の負荷試験。

    これは注意しなくっちゃ

    骨がのどに詰まると大変だから

    お魚の負荷は、身だけにして、骨まで食べないようにしましょうね。

    2023年7月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.10  (36)

  • 2023.07.14

    カンガルギー情報 かゆみってなに

    7月13日 314回目の兵庫小児アレルギー研究会を開きました。

    今回のテーマは「かゆみを考える」です。

    講師の先生は、京都大学皮膚科の中島沙恵子先生です。

    強い雨の中、神戸の会場までお越しいただき、

    90分間にわたり、かゆみのお話をしていただきました。

    アトピー性皮膚炎が治りにくい原因の一つと考えられるかゆみ

    その免疫学的なメカニズム、そして対処法など興味深いお話が続きます。

    中島先生には4年前に、「皮膚のマイクロビオーマ」のお話しをしていただきました。

    またいつの日か、3度目のご講演をお願いいたしますね。

    2023年7月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

    夏2023.07.13  (3) 夏2023.07.13  (4)

  • 2023.07.13

    聴診器のむこうに 熱中症うさぎ

    11才の女の子の学校でのお仕事は、

    うさぎさんの飼育係です。

    「熱中症にならないように、毛皮を脱がしてあげたら」と助言すると、

    「冷たいお水を飲ますんです」と、飼育のコツを教えてくれます。

    「じゃあ、氷も入れてあげるの」と尋ねると、

    「冷たい水だけです」と答えます。

    でも、ニンジンと一緒に、氷もほしいっていう、声が聞こえますよ

    2023年7月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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  • 2023.07.12

    カンガルーの本棚 愛しい人との

    梶尾真治さんお「黄泉がえりagain」(新潮文庫)を読みました。

    前作に続いて、舞台は震災後の熊本。

    愛する人を亡くした人の目の前に、祖母が、妻が、恋人が再び現れます。

    「黄泉がえり人」の報告は次第に増えていき、

    熊本城を作ったという武将までが現れます。

    復活は何を意味するのか

    愛しい人との再会、そして残された日々を大切に思う気持ちが

    今を生きる私たちに、問いかけます。

    少し不思議なお話ですが、笑いもあり楽しめる1冊でした。

    2023年7月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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