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2023.08.31
聴診器のむこうに 麦わらカメラマン
2才の男の子のシャツは、大きなカメラがぶら下がっています。
背中を見ると、麦わら帽子。
今年の夏、カメラと一緒に旅を楽しんできましたよ。
そんな声が、男の子のシャツから聞こえてきました。
2023年8月31日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.30
カンガルーの本棚 最高の一冊
林朗子先生編の「心の病の脳科学」(講談社ブルーバックス)を読みました。
統合失調症や、うつ病、ASD、ADHD、PTSDなど、
現代人を悩ましている心の病。
その人の頭の中で何が起きているのか、
従来の心理学的アプローチだけでなく、最新の実験的手法により
その現象を明らかにしようと試みる16人の脳科学者の解説集です。
脳内の炎症で、正常な神経回路が形成されなくなる
体の炎症がまた、脳内の炎症と深くかかわっている
アレルギー性炎症を専門にしているカンガルーにとって、
脳を含めた体全体の炎症を考えさせられる、示唆に富んだ1冊です。
ここ数年のうちで、一番ワクワクドキドキさせられた1冊になりました。
2023年8月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.29
かんがるーの輪舞曲 ハイブリッドで
8月29日 神戸市の小学校で開かれた食物アレルギー研修会に出かけました。
会場には70名近くの先生が集まられ、
PCを使って、もう一つの小学校にも中継します。
スライド総数84枚
少し欲張りすぎて、早口の説明になりました。
何をお伝えするのか、どうお伝えするのか
自己採点は、75点の研修会の説明になりました。
まだまだ精進が必要ですね。
2023年8月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.28
カンガルーの本棚 いってみたいな
町田そのこさんの「コンビニ兄弟」(新潮文庫)を、よみました。
北九州の門司港にある、コンビニ
店長の「ミツ」が醸し出す、怪しげなフェロモン
花の蜜のにおいに吸い寄せられるミツバチの群れように
そこはいつも黄色い歓声に包まれています。
そこで繰り広げられる4つのお話し
どのお話しも、奥が深くほろりとさせられます。
大好きな1冊になりました。
2023年8月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.27
クリニックだより いろいろ流行って
8月27日 休日急病診療所に出かけました。
0才から15才まで、熱が出たり、咳が出たり、下痢をしたり
いろいろな症状が出て、つらくなった子どもさんが来られます。
検査をすると、新型コロナ、インフルエンザ、溶連菌と
その原因もいろいろです。
夏休みもわずかとなり、みんな少しお疲れなのかな。
暑いけれど、しっかり睡眠をとって、体調管理をしましょうね。
2023年8月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.26
散歩のたのしみ 車の中で待機して
夕方になると天気が変わる日が続きます。
お昼間は、ピカピカに晴れて、焼けるくらいの暑さなのに、
急に黒い雲が空を覆い、雨が降りだします。
この日は「晴れおんな」のかんがるうっ子は、部活の合宿で不在です。
そのすきをねらってか、スーパーでのお買い物帰りに
土砂降りの雨と雷に包囲されてしまいます。
車から降りるに降りられず、しばらくは駐車場で待機。
お願いだから「晴れおんな」さん。
早く帰ってきてくださいね。
2023年8月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.25
聴診器のむこうに おめめパッチリ
2才の女の子は、大きなぬいぐるみと登場します。
おめめパッチリのこの子は、「かわうそさん」の一族です。
魅惑的な瞳のとりこになり、診察がすすみません。
診察を終えた後も、胸のドキドキ感はおさまりません。
お茶でも飲んで、集中力を取り戻しましょう
2023年8月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.24
カンガルーの本棚 2度目に訪れて
町田そのこさんの「コンビニ兄弟2」(新潮文庫)を、よみました。
北九州の門司港にある、コンビニは、
今日も黄色い歓声に包まれています。
今回は3つのお話し
祖母と恋バナをする高校生
容姿にも性格にも自信を持てない大学生
そして、女王様の地位から引きずり落ちた女子高生を救ってくれたものは
シリーズ化され、次の1冊が読める日を、心待ちにしています。
2023年8月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.23
散歩のたのしみ 大雨は大丈夫かな
パンの負荷の予定の女の子に
「今日は地蔵盆だから、気分悪くなるとこまるから」と
負荷のキャンセルの言葉をもらいます。
仕事帰りの帰り道、商店街のお地蔵さんの前を通ると
提灯とお供えのお菓子で飾られたお地蔵さん
この話だったのかと納得顔で、地下鉄に乗ります。
乗換駅で降りると、真っ黒な雲が
スマホで調べると、大雨注意報が発令されています。
雨がひどくならないといいのにな
女の子は、お菓子をもらえてかなと心配になりながら、
家路を急ぎました。
2023年8月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.22
聴診器のむこうに ならのシカ
8才の男の子は、夏休みに奈良のおばあちゃんちに行きました。
奈良といえば、シカさん
真夏の奈良公園を思い浮かべながら、
「シカさんに、会ったの」
「シカさん、ハンディー扇風機 持ってなかったかな」
「シカさん、氷 なめてなかった」と、矢継ぎ早に質問します。
男の子はひとこと、「わからへん」
やはり、自分の足で奈良公園に行き、確かめるほかありませんね
2023年8月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.21
散歩のたのしみ やあひさしぶり
いつもと、少し違う電車に乗っての出勤の朝
クリニック前の信号待ちで、ネコバスさんに出会います。
「やあ、ひさしぶり」
思わず声をかけてしまいます。
暑い中、子どもたちを乗せて走るのは、とっても大変だけど
いつも 応援してるからね。
2023年8月21日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.20
散歩のたのしみ 一番かわいい
講演会の合間に立ち寄ったお稲荷さん
入り口で おきつねさんが、出迎えてくれます。
失礼してお写真を撮ると、これがまあかわいい
少したれ目で、おすわりのポーズ
今までで一番かわいい おきつねさんです。
みんなにかわいがられて、元気でいてくださいね。
2023年8月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.19
聴診器のむこうに センスがいいね
4才の男の子は、診察室の椅子に座るなり、
センスを取り出して広げます。
両足をそろえて、背を伸ばし、
お上品に、座ります。
「よお、だんな、いいセンスですね」
さてと、それでは診察なりと、始めましょうか
2023年8月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.18
カンガルーの本棚 イクラのような
町田そのこさんの「ぎょらん」を読みました。
死者がこの世に残すと言われる「ぎょらん」
不倫相手や、母、祖母の死
「ぎょらん」は、無念を抱きながら去り行く者の情念か
それとも、残された人が死者へ馳せる思いの塊なのか
語りつながれていく6つの物語が終わるころ、
その答えが少しだけ明らかになります。
人と人とのつながりの深さが、まっすぐに伝わってくる作品です。
2023年8月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.17
聴診器のむこうに 普通ってなあに
13才の女の子の今日の課題は「チーズの負荷試験」
これまで牛乳で負荷をしていたので、
一区切りの意味を込めて、チーズに挑戦です。
食べ終わって、「どうだった」と尋ねると、
まんざらでもない顔をしながら「普通です」
それではと、「10点満点にすると、何点かな」と、追い質問をすると、
「8点です」
これは、普通よりも、おいしい寄りの評価なんだけど。
質問の難しさに、改めて気づかされます。
2023年8月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.16
散歩のたのしみ ボクが守るよ
雨上がりのあさ、資源ごみを持って収集所へ向かいます
気を付けるのは、足もとのかたつむりさん。
踏みつけないように注意を払います。
歩く先には一匹のドラネコさん
わたしを見ながら、「そうそう 足もと気をつけて」と教えます。
かたつむりさんと、ネコさんのコラボの朝。
いい一日でありますように。
2023年8月16日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.15
クリニックだより まあかわいい
交通機関に影響が現れはじめた台風の朝
通常通りの診察をめざして、職員が集まります。
風雨が強まらないうちにと、6時過ぎに出勤された看護師さん
三宮のホテルを取り、地下鉄で板宿をめざした栄養士さん
そこに現れたのが、雨合羽に身を包んだ看護師さん
どこから見ても、小学生のよう
お願いして、記念写真をパチリ
というカンガルーは、小児科の診察台で一晩を過ごします。
今日15日は、いたやどクリニックは営業しています。
お越しになられる方は、くれぐれも風雨に気を付けてくださいね。
2023年8月15日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.14
カンガルーの本棚 天使じゃなくってもいい
寺地はるなさんの「彼女が天使でなくなる日」(ハルキ文庫)を読みました。
両親を亡くした主人公は、小さなしまで「もらいご」として育てられます。
民宿兼託児所を営む彼女のもとには、
訳ありのひとが泊りに訪れます。
育児と仕事に疲れ果てたキャリアウーマン
母の意にそむけない娘
高校生のうちの子どもを産んだ妹
他人が考える常識、小さな島をかけめぐる噂話
そこで肩を張らずに生きていく主人公に、
わたしたちも、前を向いて歩いていくことを教えられます。
美しい文体とともに、人生とは何かを教えてくれる小説です。
2023年8月14日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.13
アレルギーの輪舞曲 食べ物を持ち寄って
8月12日 兵庫小児アレルギー研究会の納涼会を開きました。
お借りした会場に、お酒や食べ物を持ち寄って、
アレルギーの話、研修医時代のことなどの話に花が咲きます。
16時からはじめて、気が付けば20時半に
居酒屋さんに集まるよりも静かで、話を楽しむことができました。
これからも、この集まり方は「ありかな」と思います。
秋からはまた、研究会でお会いしましょうね。
2023年8月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.08.12
散歩のたのしみ セミかたつむり
暑い日の、朝一番の仕事は庭の草花への水やりです。
ハナミズキの根っこまでホースを伸ばして、水道栓を開け、
その間にほかの雑用を済ませます。
立ち止まると、せみとかたつむり
ぼくたちも、のどが渇いたよって、お話ししているようです。
暑い夏は、まだまだ続きそう。
みんな元気ですごそうね。
2023年8月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏