カンガルーの小部屋

2023年 12月

  • 2023.12.31

    カンガルーの本棚 今年出会った本の世界

    2023年おおみそかの日

    積んでいた本に手を伸ばし、大晦日に2冊読了しました。

    それでも2023年に読み終えたのは新書24冊、小説74冊の合わせて98冊

    目標の100冊には届きません。

    お世話になった作家さんは、

    南杏子さん、西條奈加さん、重松清さん、青山美智子さん、凪良ゆうさん

    小野寺文宣さん、原田マハさん、寺地はるなさん、町田そのこさん、

    高田郁さん、坂本司さん、朝井まかてさん、小川糸さん

    心に残った書籍は、

    新書部門では、心の病の脳科学

    文庫部門では、52ヘルツのクジラたち、大人は泣かないと思っていた、

    ぎょらん、ライオンのおやつ

    今年も、新しい世界に出会うことができました。

    ありがとうございました。

    2023年12月31日

    いたやどクリニック 木村彰宏

  • 2023.12.30

    クリニックだより B型が流行ってきました

    12月30日は、今年最後の急病診療所の当番日

    朝早くから、駐車場は患者さんの車でいっぱいです。

    熱の患者さんは23名診察し、インフルA型7名、B型7名、コロナ0名

    年末にきて、B型インフルエンザが流行ってきました。

    粉薬、粒のお薬、吸入のお薬、

    リクエストに応えて、処方薬を決めていきます。

    残念だけど、お正月はゆっくり寝正月にしてくださいね。

    2023年12月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.29

    クリニックだより 完全制覇

    11才の男の子は、B型インフルエンザに罹りました。

    お話しを聞くと、5月にA型、9月にA型インフルエンザに罹ったとのこと。

    1シーズンに3つのインフルエンザに罹ることは、

    理論的には考えられるのですが、めったにないことです。

    「これで、完全制覇したね」と伝えると、

    まんざらでもなさそうな顔をみせてもらえたのが、救いでした。

    2023年12月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.28

    クリニックだより みんなにおすそわけ

    「淡路島の友人宅からいただいた、おすそわけです」との言葉とともに、

    患者さんのおかあさんから、おみかんをたくさんいただきました。

    数えてみると、25個もあります。

    ひとついただくと、とっても甘くて

    看護師さん、事務のひと、検査技師さん、レントゲン技師さん

    お昼休みにひとつづつ、手渡しにまわります。

    今年も一年、ご苦労様でした。

    ささやかですが、「おすそわけのおすそわけ」を、いただいてくださいね。

    2023年12月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.27

    聴診器のむこうに おとうさんはチョコザップ

    8才の女の子のおかあさんの手には、おおきな箱が

    表にはポケモンの絵がついてます。

    中身を見せてもらうと、いろいろなポケモングッズ

    「ドーナッツ50個もらえるカードがついているんです」と、おかあさん

    「ドーナッツたくさん食べて、おとうさんが太ったらどうするの」と尋ねると、

    女の子は「チョコザップにいけばいいやん」

    さすがは時代の最先端発言です。

    太らされたり、やせろと言われたり、おとうさんの受難の時期は、まだまだ続きそうですね。

    2023年12月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.26

    クリニックだより プレゼント届いたかな

    新聞を開くと、「Sorry Xmas!」の大きな文字が

    「物流の2024年問題」の意見広告です。

    物流に携わる方の、労働の問題と人手不足の問題。

    クリスマスが明けた後の外来で

    6才の女の子は「科学の本をもらったよ」

    7才の子は、「シナモンのお人形」

    8才の女の子は「ミニヨンのお人形」

    でも、クリスマスの日に届かなくなると、ガッカリしちゃうよね。

    がんばろう、おとなたち

    2023年12月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.25

    かんがるうっ子 リサとガス

    クリスマスイブの日に、かんがるうっ子と街に出ます。

    百貨店で待っていたのは「リサとガスパール」

    かんがるうっ子にお願いして、写真に収めると、

    「おとうさん、まだリサガスすきなの」と、かんがるうっ子

    もちろん、リサガスは、今でもわたしのランキング第一位

    サンタさんにお願いするとしたら、やっぱりリサガスかもね。

    2023年12月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.24

    聴診器のむこうに お魚もかいてね

    おねえさんの付き添いで来られた妹さん

    タブレットに書いた、ニャンコの絵を見せてくれます。

    「おなかがすいてるみたいだから、お魚の絵も描いてね」とお願いすると、

    「できたよ」と、新作を見せてくれます。

    まあ、なんておいしそうなお魚さん。

    これで、おなか一杯になって、ニャンコもゆっくりできそうですね。

    2023年12月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.23

    カンガルーの本棚 ありがとうのひとことで

    南杏子さんの「ディア・ペイシェント」(幻冬舎文庫)を読みました。

    大学病院を辞めて、市中の総合病院に勤めだした主人公の女性医師

    多忙な診療と、週一で回ってくる当直と

    身も心も疲れ果て、さらに現れたのがモンスター・ペイシェント

    先輩医師に励まされながら、乗り切ろうとするのですが・・

    医師も、看護師も、事務職も

    医療機関で働く人の現実をリアルに描いています。

    救いは、患者さんから届けられる「ありがとう」のひとこと

    現役の医師作家ならではの小説です。

    2023年12月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.22

    かんがるうっ子 今日は冬至

    いつもより、部屋が寒く感じられる朝

    出勤の時の気温は、マイナス4度です。

    仕事を終えて、帰ると待っていたのは

    かんがるうっ子が学校帰りに買ってきた、かぼちゃと柚子

    柚子は、お風呂に入れて、

    かぼちゃは、焼いて食べて、もちろん日本酒つきです。

    くる年も、みなさまが健康でありますように。

    2023年12月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.21

    あたまのよくなるカンガルー 何が流行っているの

    12月21日仕事帰りに、「肺炎治療」の講演会に出かけました。

    講師は、倉敷中央病院呼吸器内科の石田直先生です。

    コロナ禍の始まる前と、その真っ只中、そして今と

    時期を分けて、外来や入院治療を要する肺炎の講義を受けます。

    どの菌種は、どの抗生剤が有効なのか、

    肺炎治療の講義を受ける機会はあまりないので新鮮です。

    次の流行に備えて、準備を急ぎます。

    2023年12月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.20

    聴診器のむこうに ここはどこ

    3才の男の子の背中には、阪急電車の線路図が

    交差してるとこを、「にしきた」とすると、

    こっちが神戸線で、こっちは宝塚線

    でも、真ん中を「十三」とすると

    京都線と、神戸線

    うしろから、「先生いそいでください」という看護師さんの声が聞こえます。

    2023年12月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.19

    聴診器のむこうに 大当たり~

    高校生、中学生、小学生の4人兄弟は

    1mもある大きな箱を運んできます。

    診察前に引いた くじで当たったドラゴンボール

    これでもD賞、4等賞

    箱から中身を取り出して、写真に収めます。

    今年の〆の大当たりです。

    2023年12月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.18

    散歩のたのしみ この冬いちばんの

    天気予報では、ここ数日、真冬日が続くとか

    駅まで送ってもらう車に乗ると、外はマイナス1度です

    これはとっても寒いはず

    車のフロントガラスには、水滴の結晶が、手足を伸ばしています。

    朝一番から予約されているみなさん、

    お気をつけてお越しくださいね。

    2023年12月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.17

    聴診器のむこうに めんどくさい父

    9才の女の子は、宿題で分からないところがあると、おかあさんに教えてもらいます。

    「おとうさんには教えてもらわないの」と尋ねると

    「めんどくさいから、いやです」

    「どこがめんどくさいの」と突っ込むと、

    「話が長いし、説明したがるし」と、圧力をかけてくるみたいです。

    なるほど、なるほど、いいことを聞きました。

    娘に嫌われないコツを、また一つお教えいただけました。

    2023年12月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.16

    あたまのよくなるカンガルー わくわくドキドキ

    12月15日 皮膚科の先生方の勉強会に混ぜていただきました。

    講師は、神奈川県立こども医療センター小児皮膚科の馬場直子先生です

    小児科として知っておかなければならない皮膚疾患

    神経線維腫、扁平母斑、結節性硬化腫、スタージウェーバー症候群などなど

    アトピー性皮膚炎と鑑別しなければならない皮膚疾患

    腺病性苔癬、ビオチン欠乏症、ネザートン症候群、高IgE症候群、疥癬などなど

    病気の名前は知っていても、小児科ではあまり経験しない病気を

    経過ごとの写真で講義されます。

    午前診療、避難訓練、午後診療と休み時間がなく、

    ギリギリに飛び込んだ講演会。

    わくわくドキドキの時間を過ごすことができ、

    無理をしてでも勉強してよかったと思いました。

    2023年12月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.15

    クリニックだより みんな緊張して

    12月15日、クリニックで避難訓練を実施しました。

    まずは3.11の時に撮られた「花巻赤十字病院」の映像をみます。

    そのあとは、作られたシナリオに沿って訓練を始めます。

    地震が発生し、10秒が過ぎるまで身を守り、

    職員が手分けして、火災の有無、患者さんの安全確認と誘導、

    カルテの状況、非常電源の設置などを行います。

    みんな緊張して、もしもの場合に落ち着いて行動できるかと不安そう。

    今後も繰り返し訓練を実施して、患者さんの安全を守ります。

    2023年12月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.14

    聴診器のむこうに ニコちゃんよりも

    4才の男の子が、ネコちゃんのお人形を見せてくれます。

    おなかのスイッチを入れると、かわいく歩いて「にゃん、にゃん」って鳴きます。

    おうちには、本物のネコちゃんが

    名前は「ニコちゃん」

    でも、もうすぐ男の子のおうちには、赤ちゃんがやってきます。

    おとうとかな、いもうとかな、

    きっとニコちゃんよりも、もっともっとかわいいでしょうね

    2023年12月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.13

    あたまのよくなるカンガルー 原点に返って

    12月12日 慢性咳嗽の講演会を聴講しました。

    講師は、兵庫医大耳鼻咽喉科の都築建三先生

    慢性副鼻腔炎、嗅覚障害など、

    内科や、小児科、呼吸器内科の先生方からお聞きするお話しとは

    異なる視点からの講義です。

    慢性咳嗽というひとつの症状への、角度を変えてのお話しに、

    学生時代に戻った気持ちがしました。

    2023年12月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2023.12.12

    聴診器のむこうに 今が夏休み

    高校生の女の子が、診察に来られます。

    「試験休みなの」と尋ねると、「今、夏休みなんです」

    そういえば女の子は日本の高校を辞めて、ニュージーランドの高校生になりました。

    日本とは真逆の季節だから、今が夏休み

    「カンガルーは、いるの?」と尋ねると、

    「ひつじ ばっかしです」。そうなんだ、そうなんだ。

    でも、食物アレルギーの対応はピカイチとのこと。

    おまけに、留学生はバイト禁止なんだけど、バイトの時給は1800円

    一度、ニュージーランドに行ってみたくなりました。

    2023年12月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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