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2024.07.11
カンガルーの本棚 瀬戸内の島で
伊集院静さんの「機関車先生」(講談社文庫)を読みました。
瀬戸内に浮かぶ小島の小学校に、ひとりの先生が赴任します。
あだ名は、機関車先生
優しくて、力強く、そして幼いころの病気で声を失ったせんせいを待ち受けていたのは
避けることができない島人の暮らしの、きびしい現実。
心の言葉で子どもたちの哀しみを受け止める機関車先生。
おとなになった時の子どもたちの胸に、機関車先生が走り続けることを願います。
はじめて触れる伊集院作品は、最高でした。
2024年7月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.10
カンガルーの輪舞曲 少しはうけたかも
7月9日 神戸市学童保育の指導員さんと研修会を行いました。
新しくなった市庁舎をお借りして、2時間の少し長い目の研修会にトライします。
今回は、一番悩みどころに、クイズ形式の中身にしましたが、
大うけしたのは、猫の手も借りたいというスライドです。
あきないように、アナフィラキシーの知識をお伝えするのは、
いつも難しいものですね。
2023年7月10日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.09
聴診器のむこうに 悪口を言ったなら
呼び出しマイクの調子が悪くなり、機械に文句を言ってると
おかあさんと、カーナビのことに話がうつりました。
「ちゃんと案内してねと文句をいうと、余計に変なところに案内するよね」というと、
「うちの旦那も、どこのカーナビや、と文句を言ってますよ」
直後に「あっ、これうちの会社のカーナビや」と、続けたそうです。
カーナビの会社にお勤めのおとうさん、ご苦労様です
2024年7月9日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.08
カンガルーの本棚 とりえのないところが
西條奈加さんの「婿どの相逢席」(幻冬舎文庫)を読みました。
主人公の鈴之助は、大きな料理屋の後継ぎ娘と夫婦になることになります。
知恵も力も外見も、なんのとりえもない男が娘に見初められ
大店に玉の輿で入ったものの、
そこで待ち受けていた秘密とは
人を包み込む主人公の性格が、家族を再生へと導いていきます。
読み終えてほっこりとする作品です。
2024年7月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.07
かんがるうっ子 あたまからお尻から
旅行先で買ってきた、「ひよこ饅頭」
さて、食べる段になって迷います。
あたまから、おしりから
どちらから食べても、かわいそう
あなたなら、どちらからにしますか
2024年7月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.06
カンガルーの本棚 あるアレルギー専門医の生き方
眞田幸昭先生の「アレルギーと上手につきあうためのヒント」(三省堂書店)を読みました。
眞田先生は、アレルギー専門医として、
地域のお医者さんとして活躍されてきました。
その間に書き溜められた書簡をまとめられ、このほど上梓されました。
アレルギーの話だけでなく、音楽や山歩きなどの趣味のお話し
そして、なによりも「すべての差別に対峙する」という生き方が書かれています。
先輩として、ひとりの臨床医として、素晴らしい人生を歩んでこられました。
この本が、多くの方の目にとまるよう願います。
2024年7月6日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.05
聴診器のむこうに 温泉大好き
7才の女の子は、温泉大好き女子です。
湯舟、水風呂、シャワー、湯舟と繰り返します。
旅館の食事にはあまり興味がなくて、湯舟、水風呂、シャワー
今度はいつ連れて行ってもらえるのかな
2024年7月5日
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2024.07.04
聴診器のむこうに 開けてびっくり
7才の男の子の胸には、大きなテント
テントを開けてびっくり、ガオガオさん
すぐにテントは閉じたけど、
わたしの動悸は、止まりません。
これからは、注意して開けることにしますからね。
2024年7月4日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.03
クリニックだより 兄妹の関係
7月2日 保健所の1才半健診に出かけました。
今日お会いした子どもたちは、みなさん言葉が達者です。
心配事の欄に「兄妹の関係」とあるので、ゆっくりとお聞きすると
3才の兄が、1才半の妹につらく当たること。
もう一人の5才の姉とは仲よしさんなのに、
妹の持っているものを取り上げたり、体を押したり
もしかしてこれって、母をめぐる嫉妬かな
乳児のころから、人間関係の悩みは始まります。
2024年7月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.02
散歩のたのしみ チャーリー
雨の日曜日、久しぶりに映画館に足を運びました。
インドの映画「チャーリー」
迷い込んできた子犬と、インドの北をめざすロードムービーです。
やんちゃで、愛らしく、雪が見たいと願うチャーリー
仕事とお酒と蒸しパンと、
そしてチャップリンの映画を見ることだけの毎日を過ごしていた青年に
犬と人の温かさが訪れます。
家でごろりとするのも、魅力的だけど
やはり出かけて、大画面で見る映画は最高ですね。
2024年7月2日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.07.01
かんがるうっ子 たこづくし
「今日は半夏生だから」
食卓の上を見ると、たこの唐揚げと、大盛りのたこやき
なぜかこの日は、タコを食べる日
さっそく写真を撮って、かんがるうっ子に送ることにします。
2024年7月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏