カンガルーの小部屋

2024年 8月

  • 2024.08.31

    かんがるう一家 今年はユリが豊作です

    今年も、ユリが咲きました。

    昨年採れた種を、庭や駐車場に巻いておいたところ、

    15本以上のユリが咲きました。

    寒い冬を過ごし、背を伸ばし、きれいなお花を見せてくれます

    心配していた台風も来なくて、よかったですね。

    2024年8月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.30

    聴診器のむこうに 見ると食べるとでは

    13才の牛乳アレルギーの中学生は、

    憧れのハンバーガーに挑戦します。

    症状は出なかったものの、食べた感想は「いまひとつ」

    見て聴いて、頭の中で描いていたイメージと

    実際のものとは大違い。

    「これって、結婚にも言えますよね」と伝えると、

    後ろにいる看護師さんも、大きくうなづきます。

    中学生の夢を、また一つ壊してしまいました。

    2024年8月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.29

    カンガルーの本棚 持ってるのか、いないのか

    山本甲士さんの「海獣ダンス」(小学館文庫)を読みました。

    主人公は、町役場で働く青年です。

    東京の大企業を退職し、地元の街に帰ってきた男性が出会うのは

    海辺を泳ぐ、謎の海洋生物

    町おこしに躍起になる町長のもと、いろいろな企画を立ち上げ

    そして、口にできない秘密を知ってしまいます。

    平凡な人生を過ごそうとする青年が、

    もしかして、持ってる人だったりしてと、

    ありそうで、なさそな楽しい一冊です。

    2024年8月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.28

    カンガルーの輪舞曲 基本に立ち返り

    8月27日 神戸市の小学校で、職員研修会に参加しました。

    食物アレルギーをどう伝えようかと考えて、

    今回はアナフィラキシー症状が出た時の対応に絞ります。

    冒頭から、ロールプレイング

    講義とエピペン実習を終えて、締めもロールプレイング

    伝えたいことはたくさんあるのですが、

    やはり原点に返っての中身がよいのかもしれませんね

    2024年8月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

  • 2024.08.27

    聴診器のむこうに パパもできないよ

    9才と5才の姉弟に、夏休みの過ごし方を尋ねます。

    「おかあさんに、お料理の作り方を教えてもらったら」と助言すると、

    「わたしは、卵焼き作れるよ」

    「ぼくも、卵焼き大丈夫」との元気な声。

    温める時も、レンジのワット数や秒数も、細かく設定できるとか

    「パパは、できないけどね」

    締めのひとことに、大笑いになりました。

    2024年8月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.26

    聴診器のむこうに 変な人に間違われ

    13才の男の子の願いは、背が高くなること

    バスケット部に入ってるので、

    「ジャンプを繰り返してると背が伸びるよ」と、助言すると

    「じゃあ、学校から帰るときに、ジャンプしながら帰る」と言います。

    それはちょっと、リスキーです。

    おうちに着く前に、交番に連れていかれるかもしれませんよ

    2024年8月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.25

    クリニックだより バタバタのんびり

    8月25日 休日急病診療所に出務しました。

    台風接近のニュースを気にしながら出かけると

    朝一番から、バタバタがはじまります。

    じんましんが出た子どもが3人続き、

    その後はマイコプラズマ、新型コロナ感染と

    後半になるとピタリと患者さんの足は遠のき、ゆっくりと過ごします。

    夏休みももうすぐおしまい。

    みんな宿題の追い込みに忙しいのかな

    2024年8月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.24

    聴診器のむこうに 似合っていますよ

    診察室の椅子に座った、4才の女の子

    診察を始めると、指のマニュキュアに気づきます。

    女の子を支えるおかあさんの指にも、おなじ色のマニュキュアが

    おそろいの色で、とっても似あっています。

    小さいころから おしゃれセンスを磨くのは、

    お姉さんになってからも 大きな楽しみにつながりますね。

    2024年8月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

  • 2024.08.23

    あたまのよくなるカンガルー 手を触らせていただいて

    8月22日、アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。

    講師の谷﨑先生は、ご自身もアトピー性皮膚炎と付き合ってこられました。

    講演を終えられた先生のもとに駆け寄り、治療法の質問をします。

    そのあと、先生が差し出された腕を触らせていただき、

    アトピー性皮膚炎の肌感覚を確かめます。

    後になり、大学教授の先生を触らせていただき、失礼なことをしたと反省

    でも、すごく勉強になる一日でした。

    2024年8月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.22

    カンガルーの本棚 富士山のことも知っておこうか

    鎌田浩毅先生の「富士山噴火と南海トラフ」(講談社ブルーバックス)を読みました。

    日向沖地震の後に出された、「南海トラフ巨大地震注意」

    防災グッズを求めて、ホームセンター巡りをすると、

    防災グッズコーナーの棚は、ほとんどが空の状態です。

    鎌田先生は、巨大地震の後にやってくる「富士山噴火」への警鐘を鳴らされます。

    火山流、溶岩流、火山弾、火砕流、そして泥流

    噴火後に続く災害は、この国を分断します。

    情報網が混乱し、流通がとまり、移動が難しくなる

    そんな時代が来ないことを願うばかりですが、

    まずは知識を身につけて、備えを確かめる。

    本書は、マスコミでは取り上げない、

    巨大地震後のもう一つの危機を伝えてくれます

    2024年8月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.21

    カンガルーの輪舞曲 暑い日の朝

    8月20日 西宮の保育士さんの研修会に出かけました。

    食物アレルギーについて3時間

    100名の参加者の前にお話しします。

    スライドを使い、エピペンの実習をし、

    みなさん熱心にお聞きくださいました。

    終わって駅までの帰り道 思うように足が進みません。

    3時間、立ち続けの説明と、

    照り返しの道で、熱中症かも

    夏の研修会は、ご用心、ご用心。

    2024年8月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.20

    聴診器のむこうに ぼくたち寝てるからね

    高校1年生の男の子は、陸上部に入りました。

    真夏の照り付ける太陽のもと、何度もグランドを走ります。

    「動物園の動物は、みんなお昼寝してるのに、

    人間の子どもって、なんで暑いのに走るのかな」と聞かれたら、どうするのと尋ねると、

    「そうですね、いや 楽しいから」という答えが返ります。

    動物から見たら、人間って、ほんとに変な生き物ですね。

    2024年8月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.19

    聴診器のむこうに 夢を乗せて

    高専に通う16才の男の子の夏休みは、部活動でソーラーカーを作ること。

    もうすぐ鈴鹿サーキットで開かれる、全国大会が目標です。

    1mの幅と、5mの長さで、人が乗って走ります。

    全国からスカウトさんが集まるかもしれないので、

    ニキビはしっかりと治しておきましょうね

    2024年8月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.18

    カンガルーの本棚 十手をふところに

    宮部みゆきさんの「初ものがたり完本」(PHP文芸文庫)を読みました。

    本所深川あたりを預かる岡っ引き親分が出くわす、9つの人情物語。

    殺しの謎解きから、大店のうちわもめ

    人を手にかけ、行方をくらまし、

    その裏にある、悲しい暮らし

    やりきれない気持ちの親分が足を運ぶのは、

    意味ありの屋台の親父の元

    大江戸の夜は、静かにふけていきます。

    2024年8月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.17

    聴診器のむこうに どれもおいしそう

    4才の男の子のマイブームは、お寿司の図鑑

    ページをめくっては、いろんなお寿司を見つめます。

    恐竜や電車の図鑑は、見たことがあるけれど、

    お寿司の図鑑は、初物です。

    どれが一番おいしいか、今度来た時に教えてくださいね。

    2024年8月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.16

    かんがるう目線 ひとりの命

    NHKドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」を見ました。

    寝る前に、ニュースをチェックしようとつけた寝室のテレビ

    映し出されたのは、長いタイトルのドラマです。

    遊びに入った神社で出会ったおじいさん

    小学校6年生の拓人は、

    ケガをした「おじぞうさん」とあだ名をつけたおじいさんの手伝いをすることになります。

    そこで知った、70年以上も前におきた悲しい出来事

    拓人が縁日で買ってあげた「チョコバナナ」を大切な思い出に

    おじいさんは、父や母、兄や妹が待つ世界に、旅立っていきます。

    8月15日の夜、本当に大切なドラマに出会うことができました。

    2024年8月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.15

    かんがるう一家 暑さを避けて

    御朱印巡りに疲れ、今日は涼しく過ごそうと

    新開地は、喜楽館に出かけました。

    開演近くになると、寄席太鼓の音が響きます。

    8人の落語家さんの話は、それぞれに個性があり、

    饅頭を食べる口の動きや、舌鼓

    お酒に酔ったしぐさに、年季を感じます。

    閉演後は、出演者の皆さんに見送られ、写真タイム

    夏のひと時、楽しい時間をいただきました。

    2024年8月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.14

    かんがるうっ子 少し早めのバースデイ

    御朱印巡りのあと、かんがるうっ子の下宿に、泊めてもらうことになりました。

    夕食は、ご近所のファミリーレストラン

    サラダと、お肉と、少しのワイン

    満腹になった後で、バースデイ・ケーキのプレゼント

    ひとり一セットのボリュームに、おなかいっぱいで もう動けません。

    ところで かんがるうっ子さん、何歳になるのですか

    2024年8月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.13

    カンガルー一家 これはヘロヘロ

    宝塚線、御朱印巡りの旅の仕上げは、門戸厄神さん

    駅から少し離れた山門まで、

    修行、苦行とつぶやきながら、影ひとつない真夏の道を歩きます。

    社務所で、龍の御朱印をいただいて、

    さあ、俗世界に帰りましょう。

    2024年8月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.08.12

    カンガルー一家 小高い丘の上に

    宝塚御朱印巡りの旅は、小高い丘の上にある、

    平林寺、宝塚神社をめざします。

    開けたところに、平林寺

    少し離れたところに、宝塚神社

    ふらつく足を励ましながら、転ばないように進みます。

    真夏の陽に照らされて、静かにたたずむ本堂とお社

    だあれもいないのは、あたりまえかな

    2024年8月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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