カンガルーの小部屋

2024年 9月

  • 2024.09.10

    聴診器のむこうに お手ができるかな

    7歳の男の子は、近所の海辺で「タコ」をとりました。

    おうちに連れて帰り、エサをあげて飼い始めます

    名前は「タコちゃん」

    「お手って、教えたら、どの足か手を出すのかな」と尋ねると

    「・・・」

    スマホで調べると、足として使うのは2本

    腕として使うのは6本だそうです。

    やっぱり、「お手」を教えるのは、難しそうですね。

    2024年9月10日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.09

    聴診器のむこうに マジックボール

    5才の男の子は、不思議なものを持って診察室に

    オレンジ色のボールが、みるみる大きなボールに変身します。

    この中に、100円硬貨をいれると、1万円札に変わるのかな

    試してみたい気持ちを抑えて、診療を続けます。

    2024年9月9日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.08

    カンガルーの本棚 多くの人に知ってもらいたいと

    椰月美智子さんの「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」(双葉文庫)を読みました。

    そう、先日ご紹介したNHKドラマの原作本です。

    ドラマが終り、楽天ブックスで原作本を探しましたが見つからず

    翌朝一番に、いたやど駅前の本屋さんに駆け込むと、

    「おいてありますよ」の一声

    手に取って、お昼休みに読みました。

    ドラマとは違う伝わり方に、改めて戦争の悲惨さと、

    戦争は起こしてはならないという気持ちが強くなりました。

    児童小説の域を超えた、国民的名作にこの夏出会うことができました。

    2024年9月8日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.07

    聴診器のむこうに 見せたげよか

    4才の男の子は、診察室に入ってくるなり「見せたげよか」

    手には、マルーン色の3両編成のプラレール

    「9000系なんだよ」と、得意そう

    すっかり男の子と、鉄道友だちになりました。

    2024年9月7日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.06

    聴診器のむこうに 高校野球に夢中

    22歳の女の子は、高校野球に夢中です。

    時間があれば、甲子園

    出会った高校球児にサインをねだり、

    私に見せてくれます。

    将来、大谷選手のような活躍をすれば、

    すごい値打ちがでるかもしれませんね

    2024年9月6日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.05

    聴診器のむこうに ヘビも大好き

    16才の女の子は、動物関連の専門学校をめざしています。

    「動物と言っても、ヘビはどうなの」と尋ねると

    「ヘビ 大好きです。首に巻くと冷たいし」

    これは、質問をしなければよかったかな

    私の心臓は、バクバクです

    2024年9月5日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.04

    カンガルーの輪舞曲 終わってから

    9月3日 神戸市の保育士さんの研修会に出かけました。

    13時半から16時半までの長い時間の研修会です。

    大きな会場には250人の保育士さんが集まられ、少しだけ緊張!

    約束の時間を20分残して話し終えると、

    「先生、時間いっぱいお話をお願いします」と司会者の声

    急いで、食物アレルギーの雑学を付け加えます。

    そのあと17時までが質問の時間

    会場が閉まるとのことで、お答えできなかった分は会場の外に場所を移しての質問タイム

    17時半まで、質問される方は途切れません

    4時間近くのお話は、さすがにのどにこたえます。

    でも、いろいろとお聞きいただけて、楽しい時間を過ごさせていただきましたよ

    2024年9月4日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.03

    聴診器のむこうに 出発進行

    14才の男の子は、中学校で鉄道研究会に入りました。

    気の合う友だちがたくさん増えて、楽しそう

    今日は採血の日なので、「阪急9000系で採血しようか」と提案すると

    「2000系でお願いします」と返事が返ります。

    それでは、採血の準備ができたので、「出発進行」

    2024年9月3日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.02

    カンガルーの本棚 まずは外見から

    山本甲士さんの「わらの人」(文春文庫)を読みました。

    街中にある散髪屋さんの女性の店長は、ひとりでお店を切り盛りしています。

    あまりにも心地よいマッサージに、心と体をゆだねていると、

    耳もとで、なにやらボソボソと声がします。

    夢心地の中で、適当に相槌を打ち、

    目覚めて鏡に映る姿を目にすると、

    そこには、まるで別人の姿が座っています。

    パワハラに負けそうになっている女性の事務員

    建設会社の不正行為に憤りながら、事故で記憶喪失に陥ってしまった男性

    就活がうまくいかず、実家の家業を継いでみようかと悩んでいる女子大生

    会長の孫のパワハラに、心が折れそうになっている男性

    街を夕顔で飾ろうと奮闘する、おじいちゃんと孫

    だれもが散髪屋さんで知らぬ間にイメージチェンジをされ、

    勇気をもって自分の人生を切り開いていく

    痛快で、大きな教訓をいただけた一冊です。

    2024年9月2日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2024.09.01

    散歩のたのしみ 君の名は

    公園に、鷹を連れたおじさんがいます

    「写真を撮っていいですか」と、お願いするとOKのさいん

    近づくいていくと、「近いです、近いです」と、後ずさりされます。

    距離をとって、シャッターを押すと、きれいに画面におさまります。

    おやつには、なにをあげよかな

    2024年9月1日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

2/2