カンガルーの小部屋

2025年 8月

  • 2025.08.31

    かんがるう一家 一押しは梅酒の飲み比べ

    万博会場でかんがるうっ子と合流し、入れるパビリオンを探します。

    この日の入場者数は過去最高の18万人

    どのパビリオンも予約が外れ、

    ようやく予約が当たった関西パビリオンに入ります。

    和歌山県の出し物は、梅酒の飲み比べ

    6種類の梅酒を、かんがるうっ子と分け合います。

    それがなんと、美味おいしい

    万博に来たかいがありました。

    後から考えると、これって国内博覧会でもよかったのかな

    夜空にきらめくドローンショーをみて、

    かんがるうっ子の下宿にたどり着くと24時前

    1970年の大阪万博よりも、思い出深いお出かけになりました。

    2025年8月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.30

    散歩のたのしみ リベンジは暑すぎて

    夏休み最後の土曜日に、大阪万博に出かけました。

    かんがるうっ子は、朝から出かけ、わたしは午前の診療が終わり合流します。

    夢洲に着くと13時すぎ、夜間入場までは3時間近くあります。

    列の先頭に並び、持ち運び椅子を組み立てて、日傘をさして、

    それでも日陰ひとつないコンクリート砂漠。

    近くの人と話をしたり、交互にトイレに行ったりして、

    時間が流れるのを耐え忍びます。

    16時に入場がはじまり、さあかんがるうっ子を探しましょう。

    2025年8月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.29

    聴診器のむこうに あなどれないお店

    予防接種に来られた女の子は、ディズニーのドレス姿

    お昼前に来られた大学生は、トムジェリのカーディガン

    「どこで売ってたの」と尋ねると、

    おふたりとも「しまむら」という答えに、

    看護師さんは、びっくりします。

    そういう私の服も、しまむらで買ったおニューですけどね。

    2025年8月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.28

    聴診器のむこうに 怖いのは

    10才の男の子は、夏休みにレジャーランドに出かけました。

    体を動かす系のイベントに、ドッキドキ

    「怒った時のおかあさんと、どっちが怖かったの」と尋ねると

    「おかあちゃんより、こわかった」との答え。

    そうか、おかあさんより怖かったんだね。

    これからもいっぱい怖いこと、嫌なことがあると思うけど、

    おかあさんが助けてくれるから、大丈夫だよ

    2025年8月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.27

    聴診器のむこうに 南の国の妖精さん

    11才の男の子の胸には、不思議な生き物たち

    宮古島に住む妖精さんだとか

    わるいことをすると、顔に泥を塗るそうで

    それは困った、わたしの顔は泥だらけ

    なにかいい おまじないはないですか

    2025年8月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.26

    聴診器のむこうに 小さな鉄ちゃん

    6才の男の子は、鉄道の服で身を包んでいます。

    くつは、ドクターイエローで

    くつしたは、トーマス君

    Tシャツは、もちろん新幹線

    鉄ちゃんになるとね、友だちが増えるよ

    いいことがいっぱいあるから、

    これからも、鉄ちゃんで歩いていこうね

    2025年8月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.25

    聴診器のむこうに クマに出会ったら

    9才の男の子がキャンプに行ったというので、

    クマに出会ったときの逃げ方を質問します。

    男の子は、「クマの目を見て、ゆっくりと後ずさりするんでしょ」と答えます。

    「だったら、おとうさんが起こった時は、どんな風に逃げるのかな」と尋ねると、

    「おとうさんは、ライオンみたいだから、

    とびかかってきて、タックルしてくるから、逃げるの無理」と続けます。

    それはさすがに百獣の王

    まずは、おとうさんライオンを怒らせないようにしましょうね。

    2025年8月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.24

    カンガルーの本棚 あれこれ悩んで

    重松清さんの「答えは風の中」(新潮文庫)を読みました。

    こどもの心の中の「あれ、これ」をめぐる10の短いお話し集

    おとなの世界を少し垣間見て、「あれ、これ」と答えが出ない問題を前に

    たじろぐ子どもたち

    なかでも、「ケンタの背中」の短編です。

    継母と暮らし始めたケンタ君

    我慢をして我慢をして、そしてケンタ君の気持ちに気づいた母のとった行動とは

    さすが重松清さま

    新書疲れのこころに、深く刺さりました。

    2025年8月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.23

    聴診器のむこうに 不思議な動物園

    5才の男の子が、机の上に並べて遊んでいます。

    ウシさんのようでウシさんじゃない。ブタさんのようでブタさんじゃない。

    何とも不思議な動物たち。

    おとうさんが「イタリアンブレインロットっていって、今流行ってるんです」と教えてくれます。

    帰ってからさっそくスマホで検索すると、

    イタリアンブレインロット(Italian Brainrot)とは、「動物+モノ」といった組み合わせの奇妙なキャラクターの生成AI画像に、イタリア語の合成音声(TTS)を重ねたネットミームのこと。と解説されます。

    わたしが知らないままに、こんな姿の動物が繁殖していたなんて

    これも、地球温暖化の影響なのかな

    2025年8月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.22

    聴診器のむこうに チャックを開けて

    6才の女の子は、クマさん柄のTシャツ姿

    服の間から、クマさんが顔を出しているポーズです。

    「ねえねえ、わたしがチャックを開けてあげたの?」と尋ねると

    女の子は「・・・」

    だけど、気が付かないうちに、チャックを開けたげたんだと思うんですけれどね。

    真相はいかに、謎が深まります。

    2025年8月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.21

    聴診器のむこうに 海にいくのかな

    もうすぐ2歳になる男の子は、スイカ姿で抱っこされています。

    まあるいお尻にぴったりのスイカの絵柄

    このまま海に出かけると、目隠しをして長い棒を持った子どもに

    追いかけられるかもしれませんね

    2025年8月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.20

    聴診器のむこうに 50周年ヒーロー

    7才の男の子の胸には、いろんな顔が書かれています。

    「何なのかな」と尋ねると

    今年50周年を迎える戦隊シリーズの赤タイプを集めたものとか

    男の子が生まれる前のヒーローの方が多いかも

    わたしには、ひとりの名前もわからないですけれどね

    2025年8月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.19

    聴診器のむこうに 白熊それとも黒熊

    動物が大好きな11才の男の子

    「もし、サンタさんがクマをあげるっていったら、飼ってみる気がある」と尋ねると

    まんざらでもなさそうな表情です。

    「だったら、シロクマそれともクロクマ」と確認すると、

    「クロクマ」

    「だってシロクマは、体温調節が難しそうだし」

    未来の獣医さん、しっかり勉強してくださいね。

    2025年8月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.18

    聴診器のむこうに 姉妹の名前は

    9才の女の子は、ハムスターを飼っています。

    「なんて名前をつけたの」って尋ねると

    「しーちゃんと、まいちゃん」と答えが返ります。

    何故なんだろうと首をひねっていると

    「二人は姉妹だから、しーちゃんと、まいちゃん」と解説してくれます。

    簡単なようで、奥が深い名前に感心しましたよ。

    2025年8月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.17

    聴診器のむこうに 三太郎くん

    「先生 見てみて」と、看護師さんが声をあげます。

    診察室に現れたのは、同じTシャツ姿の3兄弟

    頭はバッチリ、パパの手による借り上げ姿

    8才 4才 1才の3兄弟の勢ぞろいに、拍手です。

    2025年8月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.16

    聴診器のむこうに 輪っかの魔術

    8才の女の子は、きれいな輪っかを

    裏返したり、またもとに戻したりして遊びます。

    「それ、どうしたの」と尋ねると

    「折り紙でつくった」と答えます。

    それはすごい、輪っかからハトが出てくると、もっと楽しいかもですね。

    2025年8月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.15

    聴診器のむこうに 服との境目が

    12才の男の子は、黒い服を着て登場します。

    服から出ている腕や首は、服との境目がわからないほどに「まっくろくろすけ」

    サッカーをして、4Lの水分を飲み、夏バテなんかどこか知らない国の言葉

    温暖化に適応した、新人類の登場です。

    2025年8月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.14

    カンガルーの本棚 小説の奥深さ

    吉田修一さんの小説「国宝」(朝日文庫)を読みました。

    李相日監督の同名映画に心打たれ、さっそく手にした上下2巻

    夏休みの5日間で、一気読みしました。

    少し不慣れな文体に戸惑いながらも、

    映画では?という場面が、なるほどという因果関係

    歌舞伎の演目の一シーンが、紙面から浮かび上がってきます。

    映画が先か、小説が先か。

    カンガルー的には映画が先な方が楽しめるかなと思います。

    2025年8月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.13

    かんがるうっ子 お誕生日のプレゼント

    8月はかんがるうっ子のお誕生日の月

    スマホのメールに、お店からプレゼントの案内が届きます。

    一件目は居酒屋さんから、ケーキのプレゼント

    ビールをたらふく飲んで、しめはホールケーキ

    日を変えて、ファミレスからもケーキセットのご案内

    プレゼント、期間限定、ご当地メニューに弱い、カンガルー一家です。

    2025年8月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.08.12

    聴診器のむこうに 移ろいゆくは

    9才の男の子は、ブロックのおもちゃを使って、見せてくれます

    「これ、潜水艇」

    なるほどなるほど、机の上に置いとくと

    次に来た6歳の男の子も、手に取って遊び始めます。

    出来上がったのは、がっちりしたお舟

    このお舟も、何日この形を保つやら

    移ろいゆくは世の常と言うけれど、まあしかたないですね。

    2025年月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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