カンガルーの小部屋

2025年 10月

  • 2025.10.31

    聴診器のむこうに ワニになって

    8才の男の子は、明日が音楽会

    「なにを歌うの」って、たずねると

    「ワニになって踊ろう」

    それは名曲ですね

    「みんなで、おおきなおくちあけ、ワニなってたべよう」と歌うと

    「輪になって踊ろうだよ」と訂正されます。

    わたし的には、ワニの方がよさそげなんですけどね

    2025年10月31日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.30

    聴診器のむこうに ブタイコ

    高校生の女の子は、もうすぐ体育祭

    いろんな種目に出る予定で、そのひとつが「ブタイコ」です

    「ブタの格好をして、太鼓もって踊るの」と尋ねると、

    「違うちがう、部対抗リレーのこと」と、訂正されます。

    何でも略して伝えるのが、若者の文化

    でも、ブタが躍る方がよっぽど楽しいのにな

    2025年10月30日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.29

    カンガルーの本棚 つながりの輪のひとつに

    原田ひ香さんの「古本食堂」(ハルキ文庫)を読みました。

    国文科の大学院に進み、この先の進路が見えないままで過ごす主人公「美希喜」

    大叔父が残した古書店に通う中で、出会うひとびと

    最高学府を卒業した大叔父が、神田神保町のちいさな古書店を営んでいたわけとは

    街のあちこちの食堂で出されるメニューに、こころ癒されながら、

    美希喜は、自分のこれからを見つけようと歩き始めます。

    続編が、早く文庫本で出ないかなあ。

    2025年10月29日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.28

    聴診器のむこうに クマはでなかったよ

    11才の男の子は、自然学校から帰ってきたばかり

    「クマはでなかったよ」と、顔を触ります。

    それは疲れた時に出る、目に下の隈でしょ

    先生が聞きたいのは、ニュースに出てくる動物の熊のこと。

    どちらのクマも出なくて、よかったですね。

    2025年10月28日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.27

    カンガルーの本棚 灯を高くかかげ

    高田郁さんの「志記・遠い夜明け」を読みました。

    医師の世界を志す「美津」

    鍛冶の世界を志す「暁」

    江戸時代に合って、男性中心の世界を

    ふたりの若い女性がどう切り開いていくのか。

    楽しみなシリーズの始まりです。

    2025年10月27日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.26

    聴診器のむこうに 手作りおにぎり

    カラフルな模様の手提げを持ったおかあさん

    特別に取り寄せた、一品物の手提げ袋とか。

    近づいてよくみると、ご当地おにぎりのシリーズです。

    いろんなおにぎりがあって、どれもおいしそう

    早くお昼ご飯の時間に、ならないかな

    2025年10月26日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.25

    クリニックだより 合格されますように

    秋も深まると、入学試験の季節が近づいてきます。

    大学受験は推薦入試に、総合型選抜入試 推薦型入試 一

    高校受験は、公立と私立

    中学受験は、何校もの掛け持ち受験

    高校3年生、中学3年生、小学6年生

    みんな御祈祷のお客様です。

    はちまきを巻いて、お飾りをし

    お札に加えて、今年は水引で作った合格お守り

    手をあわせ、合格祈願をとり行います。

    志望校に 合格されますように

    2025年10月25日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.24

    散歩のたのしみ 夕焼けに魅せられて

    仕事帰りに立ち寄ったCOOPさん

    屋上の駐車場から、オレンジ色の夕焼けが見えます。

    季節が進み、もう冬の気配

    日が暮れる時刻も早くなり、出会えた夕焼けに

    一日の疲れが、洗い流されるようです。

    2025年10月24日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.23

    クリニックだより トリックオアトリート

    急に寒くなり、着る服も急いで冬バージョンに

    黒いシャツの上に、オレンジのトレーナーを着て出勤します。

    鏡に写してみると、ハロウィンで見かける「かぼちゃのおばけ」と同じ色の組み合わせ

    「ハピーハロウィン」

    2025年10月23日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.22

    散歩のたのしみ レゴハロウィン

    COOPさんに買い物に行くと、広場スペースにハロウィンの飾り

    おばけ、かぼちゃ どれもがレゴで作られています。

    さっそくお写真タイムに移ります。

    写真を撮っている人は、わたしだけでしたけれどね

    2025年10月22日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

     

  • 2025.10.21

    カンガルーの本棚 出会いと別れ

    森絵都さんの「出会いなおし」(文春文庫)を読みました。

    繰り返される数々の出会いと別れ

    6つの小さなお話しの中に、生きていく喜びと切なさが詰まっています。

    中でも、「ママ」「むすびめ」と題されたお話しに心打たれます。

    うかがい知れない心のうち、

    それはあなたにも、そしてわたしにも

    涼しさを感じることができる秋の日に、

    優しさを伝えてくれる短編集です。

    2025年10月21日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.20

    聴診器のむこうに 今年もハロウィン

    奨学生の女の子が、折り紙をくれました。

    ひとつは、かぼちゃのお化けで、

    もう一つは、帽子をかぶった白いなにか

    「これも、おばけとちがう」と看護師さん。

    ハピーハロウィン

    電子カルテの横に、テープで張ることにしました。

    2025年10月20日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.19

    散歩のたのしみ 冬ごもり前

    新聞を取りに玄関を出ると、すっかり涼しい風が吹いてきます。

    庭に目をやると、かたつむりさん

    あじさいの葉に隠れて、冬ごもりの準備です。

    来年また、お会いしましょうね

    2025年10月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.18

    聴診器のむこうに ナイスです

    12才の男の子は、この夏にインフルエンザに罹りました。

    「大変だったね。そのあとは、何も症状は残らなかったの」と尋ねると、

    「なにも、ないす」と答えます。

    それを受けて「それは、ナイスですね」と伝えます。

    かかった後が元気なら、病気に罹るのも、ひとつの経験。

    これからも、元気で過ごしてくださいね。

    2025年10月18日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.17

    カンガルーの本棚 読み進むうちに

    カズオ・イシグロさんの「わたしを離さないで」(ハヤカワepi文庫)を読みました。

    1ページ目からの違和感、読み進めていくうちに

    それがどこから来るのかが、明らかになっていきます。

    化学の進歩と、虐げられた人の心を顧みることがない世界

    希望と絶望と

    重いテーマに、最後の1ページをゆっくりと読み終えました。

    2025年10月17日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.16

    聴診器のむこうに 不思議なしっしん

    3才の男の子の背中に、不思議な皮疹

    蕁麻疹でもないし、虫刺されでもない

    かといって、アトピーにも見えないので、首をかしげていると

    おかあさんが、「それ、お姉ちゃんが かんだんです」

    5才と、3才と、1才の3人兄弟

    ケンカしながら、仲良くおおきくなあれ。

    2025年10月16日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.15

    カンガルーの本棚 人生の最後にみる夢は

    重松清さんの「はるか、ブレーメン」(幻冬舎文庫)を読みました。

    何が喜びとして、何は悔いとして

    人生の最後に見る「走馬灯」

    それを書き換える「絵師」たち

    高校生のはるかは、ふとしたことから「絵師」の仕事を知ることになります。

    そして、3才の時に自分を捨てた母との再会

    闘病生活を送りながら書かれたというこの作品は、

    わたしの人生を、静かに振り返らせてくれます。

    2025年10月15日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.14

    クリニックだより 何の熱かは

    10月13日 神戸市の休日休日急病診療所に出かけました。

    この日も熱の患者さんが多くこられ、迅速検査を行います。

    結果は、A型インフルエンザ2名と溶連菌に陽性の子どもが

    あとは、特徴のない発熱です。

    朝夕の気温が下がり、ようやくしのぎやすくなったこの頃ですが、

    何が流行っているのかな。

    無理をしないで、体調の管理には気を付けてくださいね。

    2025年10月14日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.13

    散歩のたのしみ はっちゃんボールだよ

    朝玄関を出て、少し歩くと、地球儀のような青くてまあるいもの

    もしかして、ボールさん

    はっちゃんがいたら、リードを思いっきり引っ張って、走り出すのかな。

    はっちゃん、お仕事に行く途中だから、

    おうちに持って帰るのは、我慢してくださいね。

    2025年10月13日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2025.10.12

    カンガルーの本棚 歩き方にもコツがある

    能勢博先生の「ウォーキングの科学」(講談社ブルーバックス)を読みました。

    1万歩あるくよりも、筋力を強くする方法がある。

    能勢先生はその歩き方のコツを「インターバル速歩法」」と名づけられ、

    介入実験の結果をもとに、解説されます。

    少しハードな歩き方のコツですが、通勤時間に取り入れようと思いました。

    2025年10月12日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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