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2025.11.08
カンガルーの本棚 忘れていた出来事
椰月美智子さんの「つながりの蔵」(角川文庫)を読みました。
同窓会に来るという四葉ちゃん
その名前を引き金に、遼子は遠く小学五年生の時の出来事に想いを寄せます。
大好きな祖母の認知症が進み、自分の名前を忘れてしまった哀しみ
大好きな弟を失った友だちの美音の後悔
仲良くなった四葉ちゃんの家に遊びに出かけた時に経験した出来事とは
哀しみの中に、前を見て歩こうとする二人の少女の心の成長を描いた作品です。
2025年11月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
