カンガルーの小部屋

  • 2025.11.19

    カンガルーの本棚 伝えたい言葉が

    上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店②」(小学館文庫)を読みました。

    銀座にあるという文房具店に、また出かけてみました。

    「単語帳」は、結婚する娘から両親への思い出をなどる旅を

    「ハサミ」は、お仕事体験に文房具店を選んだ中学生の心の出会いを

    「名刺」は、閑職で働き続け、定年を迎えた男へのご褒美を

    「栞」は、文房具店の若い店主と、喫茶の看板娘との結びつきを

    「色鉛筆」は、名付けられた色鉛筆の名前に違和感を感じる人々の想いを

    シリーズ2巻目のどの短編も心にしみる作品でした。

    最後のページをめくる手で、第3巻目に手を伸ばしました。

    2025年11月19日

    いたやどクリニック小児科 木村彰宏