カンガルーの小部屋

2010.04.15

かんがるうっ子 ヒグマがでたら

「ゴールデンウィークが終わったら、自然学校やねん」と子どもがつぶやきます。

「ヒグマがでたときの練習をしときよ。」と言いますと、「えっ、ひぐま。」

ここまでは外来の男の子の会話と同じ流れです。

子どもはその後、「どうしたらいいか、わからんわ。」と言います。

「だって、逃げると興奮させるし、死んだまねすると食べられるし。」

「答えは、友だちの後ろに回って、友だちを前に押しやることです。」と、定番のお笑いで攻めますと、「自分が食べられるのは嫌やし、友だちが食べられるのもかわいそうやし。」と、本当に困った表情。

あなたは、やさしい子どもです。

ヒグマが出たら、携帯電話でおとうさんに連絡をしてください。

車に乗れば、3時間たらずで助けにいけると思います。

                       2010年4月15日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏