カンガルーの小部屋

2014.11.13

カンガルーの本棚 女の子の眼には

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重松清さんの「峠うどん物語」(講談社文庫)を、読みました。

祖父母が営むうどん屋さんの前に、市の斎場ができます。

それからは、悲しみを背負った人たちが、

心を温めるために、店の暖簾をくぐります。

お手伝いに訪れる中学二年生の主人公は、

いろいろな出会いを重ねながら、少しずつ大人に近付いていきます

生と死を うどんの湯気と一緒に考えさせられる 1冊です。

           2014年11月13日

           いたやどクリニック小児科 木村 彰宏