西加奈子さんの「円卓」(文春文庫)を読みました。
主人公は、公団住宅に住む小学3年生「こっこ」。
祖父母に両親、3つ児の姉の8人家族で暮らす「こっこ」は、
孤独にあこがれます。
夏休みが明け、ほんの少しだけ少女に近づいていく「こっこ」
大阪弁が飛び交う公団の公園に、
なつかしさを感じます。
2015年2月23日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏