2015.03.08
カンガルーの本棚 永遠に在り
高田郁さんの「あい 永遠に在り」(ハルキ文庫)を読みました。
江戸時代末期、農村から身を起こし、
医師となって人々を助け、
そして北海道の開拓を夢見、
土に帰っていく関寛斎夫婦の物語。
一本の山桃の樹にこめられた愛の物語。
「人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り」
本書の中で繰り返し描かれる言葉が、心に残ります。
2015年3月8日
いたやどクリニック小児科 木村 彰宏