カンガルーの小部屋

2010.05.02

カンガルーの本棚 たくさんのなみだ

リンダブックスの「99のなみだ 光」を読みました。

雨・空・風・花・月と続いたシリーズものの最新作です。

わたしたちは、いろいろな時に涙を流します。

悲しい時、くやしい時、いたい時、そして、うれしい時。

この短編集の中には、12の違った色のなみだが流れています。

その中でも、わたしは「父とパパと」が好きです。

子どもが生まれて戸惑う若いパパのもとに、父が訪れて・・

ひとつ一つの小編は、手の上に乗るくらいの大きさです。

短い時間の中でも、ひとの優しさを感じることができる短編集です。

                       2010年5月2日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏