荻原浩さんの「誰にでも書ける一冊の本」(光文社文庫)を、読みました。
主人公は広告制作会社を経営する中年男性。
郷里に残した父の、危篤の報が届きます。
母から手渡されたのは、父が書き残した原稿の山
読み進めるうちに、父の生き方が浮かび上がってきます。
150ページにも満たないこの小説が、生きるという意味を問いかけます。
2016年9月29日
いたやどクリニック 木村彰宏