2017.04.23
カンガルーの本棚 夏が来て
東直子さんの「いとの森の家」(ポプラ文庫)を、読みました。
主人公は、小学4年生の女の子
父親の都合で、人里離れた村に引っ越してきます。
そこでの出会いと、豊かな自然の中で、
少女は少しずつ、自分が歩む道を見つけていきます。
虫や猫たち、そして土のにおいが
手を延ばせば届きそうに思えるほどに、
作者の美しい語り口に引き込まれます。
新しい作家との出会いは、なによりのごちそうです。
2017年4月23日
いたやどクリニック 木村彰宏