2017.07.30
カンガルーの本棚 小学生の頃
重松清さんの「一人っ子同盟」(新潮文庫)を、読みました。
主人公は、小学6年生の男の子
お話の時代は、どの家庭も子どもが多く、一人っ子は男の子と同級の女の子だけ
季節が進む中で、男の子にはお兄さんがいたこと、
女の子は家族構成が変わったことが話されます。
あとがきの中で作者は、「こどものもどかしさ」を描こうとしたと述べています。
作中の子どもたちが、
幸せなおとなになっていますようにと、願いを込められます。
毎日外来の診察で出会う子ども達が、どんなおとなに育っていくのか、
わたしも 子ども達のしあわせを 祈りたいと思います。
2017年7月30日
いたやどクリニック 木村彰宏