2018.04.25
カンガルーの本棚 ページをめくるのがつらい
遠田潤子さんの「蓮の数式」を、読みました。
主人公は、算数障がいの青年、そして彼の子どもを産もうと決意する人妻
世間からみれば なんということをと非難を浴びる二人の生き方を
作者は淡々と描きます。
謎解きの本は、人の善意と分かり合えないもどかしさを描きながら
それでいて、人の大切なものをうたいあげます。
読後感は、「これはまいったな」
主人公のその後の生き方が とても気になる1冊です。
2018年4月25日
いたやどクリニック 木村彰宏