2019.02.19
カンガルーの本棚 ボッチとみんな
中田永一さんの「くちびるに歌を」(小学館文庫)を、読みました。
舞台は、本土を遠く離れた五島列島の中学の合唱部
女子だけのクラブに、男子生徒が入部してきます。
ざわめく空気、ひろがる波紋
15才の悩みと、未来への不安
ひとりで自分を見つめる孤独と
みんなで心ひとつに歌い上げる連帯感
小説は、五島の1年を足早に語ります。
15の時に自分は何を考えていたのか、
ふりかえり、はずかしく なつかしく
お読みいただきたい 一冊です。
2019年2月19日
いたやどクリニック 木村彰宏