2019.02.22
カンガルーの本棚 しあわせの輪
森沢明夫さんの「ヒカルの卵」(徳間文庫)を、読みました。
限界集落に暮らす ムーミン似の主人公
街から遠く、これといった産業もなく、
暮らしが成り立たなくなって、歯が抜け落ちるように
村から去っていく人々
主人公のムーさんは、村に活気を呼び戻そうと
「たまごかけご飯専門店」を開きます。
人の縁、友の助けが集まる中で、ムーさんの店はオープンします。
「裕福」と「幸福」とは、イコールでは結べないという作者の
熱い思いが伝わってくる一冊です。
2019年2月22日
いたやどクリニック 木村彰宏