2020.01.20
カンガルーの本棚 地球気候の歴史
横山祐典先生の「地球46億年気候大変動」(講談社)を、読みました。
地球温暖化の原因として、大気中の二酸化炭素濃度の上昇が考えられ、
地球規模の対策が進められています。
その一方で、二酸化炭素説に疑問を投げかける論評もあり
本書を手に取り、勉強することにしました。
46億年の歴史の中では、氷期と間氷期が繰り返され、
その大変動は、大気中の炭素の循環と、
地球の公転軌道のブレによると、先生は解説されます。
しかし、人間の活動による、近年の二酸化炭素濃度の急上昇は
地球がもつ気候の循環を、大きく揺るがす可能性があると危惧されます。
地球温暖化を考える時に、知識の基本となる良書です。
2020年1月20日
いたやどクリニック 木村彰宏