2020.03.20
カンガルーの本棚 世話を焼く社会
岡田尊司先生の「死に至る病」(光文社新書)を、読みました。
愛着障害について書かれた岡田先生の著書をよむのは、3冊目
驚きと不思議さと、
そして、自分が今まで生きてきたよりどころを、深く考えさせられます。
愛着は、世話を焼く仕組み
世話を介して、世話をする者にも、される者にも、安心と信頼の絆が育まれる。
世話をすることによって愛着は育まれ、それは喜びとなり、生きる意味になる。
ページを繰るごとに、岡田先生の深い言葉に出合います。
世話を焼く社会、医療生協の役割りの大きな意味もそこに感じます。
手の届くところにおき、繰り返し読もうと思う1冊です。
2020年3月20日
いたやどクリニック 木村彰宏