2021.02.15
聴診器のむこうに 出世払いで
この春、中学生になる牛乳アレルギーの男の子は、
長い時間をかけて、ようやく牛乳1本が飲めるようになりました。
「給食は食べるの、それとも お弁当にするの」と、たずねます。
「やっぱ お弁当かな」と答えるので、
「では、契約書を交わしましょう
①1食あたり500円で、おとなになってお給料が出た時に 母に返済すること
②お弁当箱は、自分であらうこと
③たべたあとは、ありがとうと感謝すること」
男の子は、「そんな無茶なあ」と、抵抗しますが、
今度までに、契約書を作ってくることを約束させます。
小児科外来は、そんなに甘くはないですからね
2021年2月15日
いたやどクリニック 木村彰宏