カンガルーの小部屋

2022.01.09

カンガルーの本棚 名曲にのせて

林民夫さんの「糸」(幻冬舎文庫)を、読みました。

花火大会で出会った中学生のふたり

虐待を受けていた葵は、漣から引き離され姿を消します。

時が流れ、それぞれの人生を歩むふたりは

運命の糸に手繰り寄せられるかのように、

巡り会い、抱きあいます。

ページの間から、切々とした歌声が聞こえ始めます。

2022年1月9日

いたやどクリニック 木村彰宏

91PmqeAl06L