2022.03.19
カンガルーの本棚 闇の湖の中で
小野寺史宜さんの「夜の側に立つ」(新潮文庫)を読みました。
受験を控えた高校3年の時に、
野本は友人の勧めで、ロックバンドを組みます。
男子3名、女子2名のバンドは、文化祭で喝采を浴び、
そして、それぞれの道を歩き始めます。
結ばれては離れ、
22年の月日が流れ、再会を果たしたその夜に起きた出来事は
青春の燃え盛り思い悩む時期に幕を下ろし、
次の年代に歩みはじめる再生の物語です。
2022年3月19日
いたやどクリニック 木村彰宏