2022.12.16
カンガルーの本棚 菩薩の顔の影に
西條奈加さんの「鱗や繁盛記」(新潮文庫)を読みました。
長野の山奥から大江戸は上野に出てきた末(すえ)は、料理茶屋に奉公します。
むかしの輝きを失った店の若旦那は、みなから菩薩とよばれる優しい男です。
行儀を見習いながら、店を立て直そうとする末
そして、若旦那に隠された秘密とは
お料理小説とミステリーが合わさった、時代小説です。
2022年12月16日
いたやどクリニック 木村彰宏