凪良ゆうさんの「流浪の月」(創元文芸文庫)を読みました。
行き場を失った若い二人に残されていたのは、
友情でもない、恋愛感情でもない
お互いを支え合う、命綱
世の中の人がどう言おうと、
強く結ばれた掌に、お互いの命を感じ取る
本屋大賞2021年の受賞作は、生きる難しさと救いとを
わたしに語りかけます。
2023年5月12日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏