カンガルーの小部屋

2026.03.03

クリニックだより カウンセリングじゃないけれど

3月2日 神戸市の1才半健診に出かけました。

診察をする人数は少なくなったのですが、相談内容は重いものばかり、

1才半の妹さんは指吸いがやめられません。

お兄さんが発達グレーゾーンにあり、おかあさんはお兄さんに手が取られます。

分かっていても妹さんは2番手になります。

そのことをおかあさんと共有するのですが、おかあさんを責めるわけにもいきません。

次の女の子は、のびのびと育てたいというおかあさんの願いと、

英才教育をしたいと願うお父さんとお姑さんとの意見が合いません。

おかあさんはひどく落ち込まれていて、言葉を失います。

次の男の子は、お兄さんに発達障害があり、

イライラしたおかあさんは、分かっていても男の子に手をあげてしまいます。

良いこと悪いことと簡単には割り切れない相談ばかり。

「先生、カウンセリングの時間じゃないのですから、落ち込まないでくださいね」と

看護師さんに慰められるのですが、

無力感いっぱいになり、足取りも重くクリニックに向います。

2026年3月3日

いたやどクリニック小児科 木村彰宏