カンガルーの小部屋

2010.02.02

かんがるうっ子 ラクダおにご

子どもの学校での様子は気になるものです。

勉強の理解具合は、テストの点などで大体分かるのですが、お友だちとの関係は見えません。ストレートに「お友達となかよくしてるっ?」と聞いても、「うん」と答えられるとどう判断して良いのか迷います。

そんなとき、遊び時間や、給食の時間、掃除の時間、登下校の時間ににどんなことをしているのかと、子どもが自由に答えることができる質問をすると役に立つとお聞きしたことがあります。

今回の質問は、「最近、遊び時間は、なにして遊んでるのっ」にしてみました。この質問に子どもは、「ラクダおにご!」と答えました。「えっ、ラクダおにご!ラクダおにごって、なに?」初めて聞く言葉なので、わたしも興味津々です。「運動場にラクダ山と言うのがあって、そこだけでしか逃げたらあかんおにごっこで・・・」子どもの説明は続きます。とてもローカルな遊びであることだけは分かりました。

ほかにも、木石バナナ、いろおに、たかおに、こおりおに、ふえおに、はさみおに、しまおに、十字おにご などなど、いろいろなおにごっこがあるそうです。

いろおには、色を指定して、オニに捕まる前にその色を探してタッチしておけば、アウトにならないというルールです。

散歩のときにさっそく、いろおにをやってみました。

「いろ、いろ、なにいろ?」と、リズムをつけて唱えます。

「いろ、いろ、しろいろ」とオニ役のわたしが言いますと、白柴のナナを触ろうと子どもが追いかけます。ナナは、何事が起きたのかと驚いて逃げ回ります。

みなさんは、どんなおにごっこで、遊ばれていますか。

                       2010年2月2日

                       いたやどクリニック小児科 木村彰宏