カンガルーの小部屋

2012.12.16

かんがるう目線 今日は投票日

今日、12月16日は、衆議院議員選挙の投票日です。

今回の選挙は、脱原発か否か、TPPへの参加の是非、憲法改正への論議、増税への態度、経済成長の道筋震災復興への支援策、沖縄基地問題、島嶼を巡る国際緊張への対処、などなど、さまざまな争点があげられます。

争点への対応の少しずつの差から、多くの政党が生まれ、わたし達の判断を苦しめます。

その中で、次のような新聞記事に出会いました。

毎日新聞11月23日付朝刊記事ですから、少し古いのですが、再掲します。

「自助とは、共助や公助との相互作用によって初めて機能するものだ。自助を強調するだけで自助が果たされるなら、社会も政府も不要だ。

注目したいのは、「自助」を唱える人々が、外交では強硬路線、経済では競争至上主義、組織論ではトップダウンを主張する一方、「共助・公助」を唱える勢力は、外交では協調路線、経済では創意工夫・内発的発展・環境調和、組織論では多様性の尊重を唱え、政治理念や路線、政策の「パッケージ化」が進みつつあることだ。

今回の総選挙が、こうした大きな社会構想の選択につながることを、私は望んでいる。」

論者は、「年越し派遣村の村長」としても知られている湯浅誠氏です。

今の日本が直面している問題を、分かりやすく2つのパッケージにまとめられています。

どのパッケージを取るのかは、その人の自由です。

でも、威勢のよいパッケージ柄に踊らされて、お得袋を買った結果が、戦争への道につながる事だけは避けたいものです。

一票の力は、一票分しかありません。

それでも、白紙委任をしないで、この国の将来を決める投票に行きましょう。

2012年12月16日

いたやどクリニック小児科 木村 彰宏