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2025.02.01
あたまのよくなるカンガルー 子どもとおとなと
1月30日 アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。
講師の先生は、産業医大皮膚科の澤田雄宇先生です。
日本人に多いとされている、IgEが高くならない内因性アトピー
一方、小児科で診察するのは、アトピックマーチの起点となる
IgEが高くなる外因性のアトピー
この違いが、どの年齢から変わっていくのかと質問します。
アトピー性皮膚炎と、ひとくくりにされる疾患にも、
いろいろなタイプがあるのですね。
2025年2月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.01.24
あたまのよくなるカンガルー スイーツ片手に
1月23日 アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。
会場の東梅田は、高層ビルが立ち並び、会議室の入り口がどこにあるのか迷います
アトピー性皮膚炎の治療のお話しの講師役は
藤田医科大学皮膚科の杉浦一充先生です
会が終わり懇親会の席で、
全身療法の薬の量は、成人と思春期の青年とでは微妙に違うのではないかと
スイーツを片手に杉浦先生に質問します。
杉浦先生の丁寧なお答えをお聞きし、
明日からのアトピー性皮膚炎の治療に役立てようと思いました。
2025年1月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2025.01.03
かんがるうっ子 お祝いのヘビくん
おせち料理につきものの、かわいい練り物
帽子をかぶったヘビくんと、手作りのヘビくん
手も足も出ないヘビくんに代わって、
わたしたち人間が、世界で続く戦争に、反対の声をあげましょうね。
2025年1月3月
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.12.22
あたまのよくなるカンガルー 13番目の
アトピー性皮膚炎の新しい治療薬の講演会に出かけました。
会場のホテルには、1番乗り
皮膚の炎症にかかわるIL-13のお話しです。
新薬の半減期は21日と少し長い目
質問時間に、肌の状態とIL-13の量により、半減期は変化していくのかと
少し的はずれな質問をします。
講師の先生から、ていねいなご回答を受け、講演会終了後にお礼を伝えます。
アトピー性皮膚炎の治療薬の開発の数だけ、
どの薬が適しているのか選択するという、医師の責任が大きくなります。
もっと勉強をしたいという気持ちが強くなりました。
2024年12月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.12.05
あたまのよくなるカンガルー 知らないことばかり
12月5日の夜、新神戸近くで開かれた講演会に参加しました。
今日のテーマは、皮膚疾患の酒さです。
酒さとは、顔に赤みやほてりが起きる病気です。
その原因は一つではなく、さまざまな原因が考えられるといわれています。
講師の林宏明先生から、多くの症例写真を見せていただき、
難しい病気だなと思います。
クリニックで、皮膚科の堀先生に「わからない皮膚炎にであったら教えくださいね」と
あらためてお願いしました。
2024年12月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.12.02
あたまのよくなるカンガルー 冬晴れの京都で
12月1日 朝早くの新幹線に乗り、冬晴れの京都へ
会場前には、京都タワーが美しい姿を見せてくれます。
今日の講演は、円形脱毛症と、アトピー性皮膚炎の全身療法
終わっての懇親会では、講師の谷﨑英昭先生とお話しします。
全身療法の開始と、治療のやめ方
先生ご自身のお話しもお聞きしながら、奥深い時間を過ごします。
その後、小児科の出席者が集まって情報交換
大切な時間が、流れていきます。
2024年12月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.30
あたまのよくなるカンガルー 夕暮れの神戸港
11月30日 HAE(遺伝性血管性浮腫)の講演会に出かけました。
4人の先生からのケースレポート
HAEには大きく1型、2型、3型と3つのタイプがあると言われていますが、
一番診断が難しいのが3型のタイプ
発作出現時の注射薬と、予防的な注射薬
その使い分けも簡単ではありません。
講演会のあとで、小児科の先生とお話をして、あたまの整理を図ります。
2024年11月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.29
あたまのよくなるカンガルー なつかしい先生と
11月28日 皮膚科・小児科合同のアトピー性皮膚炎カンファレンスに出かけました。
講師は京都大学皮膚科、中島沙恵子先生です。
アトピー性皮膚炎のガイドラインの説明から始まり、
先生がご専門とされている、
皮膚細菌叢のご研究、なかでも黄色ブドウ球菌のお話しへと話題は進みます。
会場には久しぶりにお会いする小児科の先生のお顔があり、
中島先生には、皮膚真菌について質問をします。
10時近くまで続く会は、明日の診療を考えると負担に感じますが、
あたまはすっきり、明るいままです。
2024年11月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.25
あたまのよくなるカンガルー 咳診断の奥深さ
11月24日 広島で開かれた呼吸器の講演会に出かけました。
「気道感染症」「よく出会う咳の診断」「喘息治療」
子どもと成人の違いはあるものの、正確な診断とそれに基づく治療の基本を学びます。
長引く咳は、子どもでは、気管支喘息、気管支副鼻腔症候群を疑うことが多いのですが
成人では、胃食道逆流症候群や、咳受容体過敏症候群
それに、肺結核や肺気管支悪性腫瘍も忘れてはなりません。
ひとつのテーマに絞り、ゆっくりとお話をお聞きしたいと思いました。
2024年11月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.24
あたまのよくなるカンガルー 少しハードだけど
急病診療所に出かけたあと、大阪梅田で開かれる
「皮膚科心身医学療法研究会」に出かけます
広島大学田中暁生先生の「患者さんの心と行動に配慮した診療の実践」
関西医大蓮尾英明先生の「短時間での心身医学的アプローチの活用と標準化の試み」
どの講演も深く重く伝わります。
終わって両先生とご挨拶させていただき、
神戸でのご講演をお願いしました。
2024年11月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.22
あたまのよくなるカンガルー 司会を無事終えて
11月21日学生講義のあと、三宮で開かれるアレルギーの研究会に向います。
今日の講義は兵庫医大田村誠郎先生の「アニサキスアレルギー」
生きた虫体と、死んだ虫体とのアニサキスアレルギー出現の差
海洋温暖化による中間宿主の生息変化とアニサキス
関西医大石崎裕子先生の「小児の起立性調節障害」
慢性脱水の存在や、運動療法の必要性
1830に始まり、2100近くまで、
司会の役を務めさせていただきながら、次々に質問をします。
とても充実した時間を過ごすことができました。
2024年11月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.18
あたまのよくなるカンガルー ゲーム依存症
11月17日、日本小児科医会主催の
「思春期の臨床講習会」にWEB出席しました。
〇児童性被害をめぐる最近の情勢と対策について
〇ゲームと不登校
〇ゲーム障害とのつきあい方
〇依存症予備軍の見立てと家族支援
〇子どものネット・ゲーム使用の現状と発達障害
930の開始から、1540まで、たっぷりと勉強ができました。
依存症になるまえの予防をと、強く思いました。
2024年11月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.01
あたまのよくなるカンガルー 換気をしても
61回目の小児アレルギー学会に参加しました。
会場は名古屋市。
安くて会場に近いホテルをと考えて、選んだのが駅から8分のホテル
チェックインをすると、禁煙の部屋を予約していたつもりが
わたしの予約ミスで喫煙部屋
禁煙の部屋への変更をお願いしても、満室で代えられないとのこと。
窓を開け、消臭剤を噴霧し、それでもタバコのにおいは減りません。
頭の中の感覚神経のチャンネルを切り替えても、においは減りません。
つらい学会のスタートとなりました。
2024年11月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.10.27
あたまのよくなるカンガルー 2か所続けて
10月26日 外来診療のあと、2つの講演会に参加しました。
県庁の近くで開かれた講演会では、
辻正孝先生、木嶋晶子先生のお話をお聞きします。
少し早い目に会場をぬけ、向かった先は西宮
ここでは、関根友実先生、手塚純一郎先生のお話しを聞きます。
テーマはいずれもアトピー性皮膚炎の治療
皮膚科の先生、小児科の先生により、少しずつ論点が違うのが、興味をそそります。
最後に締めの挨拶を託され、
「小児科医がなぜアトピー性皮膚炎にかかわるのか」と、
今の気持ちを短い言葉にして、会場を後にしました。
2024年10月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.10.22
あたまのよくなるカンガルー 夕暮れの神戸港
RSウイルスワクチンの講演会に、神戸港の会場に着くと
夕暮れの港に海王丸が泊まっています。
暮れていく港に帆をおろし、美しい船体をみせてくれます。
講演会の開始までの時間、急いで岸壁まで降り、写真に収めます。
講師は、東邦大学の松瀬厚人先生。
RSウイルスの基礎知識、感染経路や、感染後の予後について
RS研究の第一人者ならではのお話をおうかがいします。
ご講演が終わるとすぐに先生のもとに駆け寄り、
追加質問をします。
海王丸と、すばらしいご講演と
最高の夜になりました。
2024年10月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.10.19
あたまのよくなるカンガルー コメントを求められ
10月17日の仕事終わりに、アトピー性皮膚炎の講演会に出かけました。
皮膚科の辻先生のご講演に、皮膚科医と小児科医が半々集まります。
先日、兵庫の小児アレルギー研究会でご講演いただいた福本毅先生の司会の元、
「年齢に応じたアトピー性皮膚炎」がはじまります。
会が終わり、「小児科からのコメントをと」求められ、
思春期を迎える頃の子どもたちの発達や、心理面での変化をお話しします。
見た目とかゆみとが、24時間こころを苦しめるアトピー性皮膚炎
多くの子どもたちに適切な医療が届くことを、強く願います。
2024年10月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.09.29
あたまのよくなるカンガルー 深いお話しに
9月28日 小児科学会地方会に出かけました。
姫路で開かれた学会の特別講演の講師は
県立こども病院臨床遺伝科の森定直哉先生です。
テーマは、「こどもたちとその家族のためのゲノム医療」
診断は、経過をよく聞き、診察をして、ゲノム解析を行います。
先天異常や悪性腫瘍などの診断を行うことのメリットと課題
遺伝カウンセリングや、ピアサポートに結びつけ
亡くなった子どもたちが残してくれたものを大切にし
差別のない世の中に貢献したいという強いメッセージが伝わります。
電車で1時間以上かかる会場ですが、満足度120%の学会でした。
2024年9月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.09.27
あたまのよくなるカンガルー 伝えることの難しさ
9月26日 気管支喘息治療の講演会に出かけました。
講師は、田中裕也先生
講演が終わり、治療アドヒアランスについて質問をします。
息がつらい時は治療を求めるとして、
症状が落ち着いた後、吸入療法などを続けていく難しさ。
医療者からは、将来を見据えた治療の大切さを伝えるのですが、
こども本人の胸に刺さるとは限りません。
答えがない質問への論議は、会が終わった後も続きます。
2024年9月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.09.26
あたまのよくなるカンガルー あまりにも小児科医的で
9月25日 アトピー性皮膚炎治療のWEB講演に参加しました。
講師は井上知宏先生です。
いつものZOOMでのWEB講演ではなく、入室方法を探しているうちに時間が過ぎ
後半部分しか聴講できません。
それでも、アトピー性皮膚炎の全身療法のお話は、
豊富な臨床経験からくる素晴らしいもので、
その話しぶりは、皮膚科の先生とは思えないあまりにも小児科的なやさしさ。
是非もう一度お聞きしたいお話しでした。
2024年9月26日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.09.18
あたまのよくなるカンガルー 小学生のこどもにも
9月16日、アトピー治療の新しい薬の講演会に出かけました。
堀向健太先生から、基本的な局所療法の最新情報を
次に、かゆみの原因の大きな一つであるIL-31についてのご講演をお聞きし
締めは、馬場直子先生の思春期のかゆみ対策
どのご講演も、疑問のパズルを一つずつ埋めてくれる素晴らしい内容でした。
IL-31に対する注射薬ミチーガが、6歳から使えるようになり、
自分の病気やこれからのことを
十分に言語化できない子どもへの説明をどのように行うのか
大きな課題が、また一つ浮かび上がってきました。
2024年9月18日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏