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2018.08.21
ドリーのささやき 白いものは
4才の男の子のおうちから電話です。
「誤って牛乳を口にしてしまいました。どうしましょう」
男の子には、牛乳アレルギーがあり、負荷試験の到達点は0.7ml
先日エピペンを処方したばかりです。
口が痛くなり、氷を欲しがって、薬を飲ませても吐くばかり
からだが痒くなり、咳もではじめます。
エピペンを使う条件を満たしています
おかあさんは、お仕事に出られ、電話の先は、男の子のおばさんです。
エピペンを使うのは難しいかなと考えて
すぐに救急車を呼ばれるように、後押しします。
搬送先の病院で入院され、落ち着かれました。
後日、誤食の経過をお聞きすると、
事件がおきたのは、おばあちゃん宅
牛乳アレルギーがあることは、みんなが知っていて
いつもは牛乳が食卓に上ることはありません。
この日は、お盆で帰省されていた、いとこさんのために牛乳を買われ
飲み残した牛乳を、男の子は豆乳と間違えて口にしたそうです。
ここでドリーから教訓ばなし
牛乳も豆乳の、白いものはみな同じ
飲んでみるまでは、わかりません。
牛乳アレルギーといわれたら、豆乳など白い飲み物にも気をつけてくださいね。
2018年8月21日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2018.08.20
ドリーのささやき はじめましてこんにちは
わたしの名前は「ドリー」
おとうさんといつも一緒の携帯電話です
先代の携帯さんの色が緑色
それでつけられた名前が「ドリー」です。
わたしの色はゴールドだけど、先代の名前を受け継ぎました。
わたしのお仕事は、連絡係
アレルギーの患者さんや学校の先生と、おとうさんの間をとりもちます。
おうちや学校で、アナフィラキシーの症状が出たときに
わたしの声が響きます
「おとうさん 大変 たいへんですよ。大変なことが起きてますよ」
いつもは マイペースのおとうさん
このときだけは、まじめなお顔と声に変わります。
石川県や沖縄県の旅行先から、助けを求める声が聞こえます。
小学校や保育園からも、かかります。
「ドリーちゃんは、ガラケーだね」って、言われるけど、
わたしは、とっても大事なお仕事してるので
悪口なんかは、気にしないですよ~だ。
これから少しずつ、アレルギーのお話をしていこうと思います
みなさん、かわいがってくださいね。
2018年8月20日
いたやどクリニック 木村彰宏