カンガルーの小部屋

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  • 2010.02.07

    散歩のたのしみ 銀色のベンチ

    今朝も冷え込みが強く、公園のベンチには霜が降りていました。

    朝日に低く照らされて、銀色に輝いています。

    ハッちゃんはいつもと違う様子に、不思議そう。

    「冬は、つとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜のいと白きも。」

    枕草子の一節が思い出される朝になりました。

                           2010年2月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.06

    散歩のたのしみ 雪の影

    外来のない土曜日なので、少し遅めの散歩に出かけました。

    家を出ると急に雪模様となり、あたり一面白い世界に。

    ハッちゃんの背中にも雪が積もり、雪見大福のようになりました。

    公園に着くと、日が照りだし、薄く積もった雪は見る見る消えていきます。

    ベンチの影になった所だけが、白いままで取り残されていました。

    地面に描かれた不思議な模様を、パチリ。

    今年一番の寒い日となりました。

    風邪などひかれないように、ご注意ください。

                           12010年2月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.02

    散歩のたのしみ ふしぎな樹

    少し遠くにある大どんぐり公園まで散歩に出かけたときのことです。

    薄明かりの中で、並木の一本から枯れ葉が落ちてきます。一枚また一枚とその数は増えていきます。真冬のことですので、枯れ葉が落ちるはずもなく、確かめに近づこうとすると、落ち葉が急に舞いあがります。

    10数羽の小鳥が、地面のえさを食べようと舞い降り、また飛び上がったと気づくのに、少し時間がかかりました。

    まだ薄暗い夜明け時間でしたので、樹が、自分の意志で動いたかのように思えました。

    ハッちゃんと坂道を降りてくると、遠くのやまの端から朝日が昇るところに出会いました。

    あまりの鮮やかな赤い色にありがたく、今日一日が良い日でありまようにと願いました。

    後日ある本を読んでいますと、「落花枝にかえると見れば胡蝶哉  守武」という詩が紹介されていました。「桜の花がはらはらと散っている。そのひと片が枝に帰るのかと思ったら、なんと胡蝶であった。」という意味だそうです。荒木田守武は、1473年の生まれ。

    わたしが経験したふしぎな樹に似たおどろきは、500年以上前の人が体験していたのかと思うと、また散歩が楽しくなりました。

                           2010年2月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.01.31

    散歩のたのしみ ドッグシック

    東京での研修会に出席するために、東京タワーの近くのホテルに泊まりました。

    朝食を食べたあと、1時間ぐらいかけて散歩を楽しみました。

    東京タワーのまわりをぐるりと一周し、いろいろな角度から写真をとりました。

    昭和33年誕生とのことですから、人間ならだいぶくたびれる年におなりでしょうが、いやなかなか立派にそびえ立っています。

    芝公園までくると、ベンチに座り若い男の人がパンを食べています。その前で、白いワンちゃんがパンを欲しそうにしきりに合図を送っています。

    ナナを思い出し、近寄ろうとしましたが、変な人と間違われても困りますので、通り過ぎました。

    朝の散歩は、やはりナナやハッちゃんと一緒に歩くのが一番です。

    ホームシックならず、ドッグシックの朝になってしまいました。

                        2010年1月31日

                        いたやどクリニック小児科 木村 彰宏

  • 2010.01.25

    散歩のたのしみ 不思議な足跡

    寒い朝は、車のフロントガラスも凍りつきます。

    子どもの登校に合わせて、フロントガラスに少しいたずらをしました。

    手のひらで霜を溶かして、肉球(動物の足の裏のやわらかいところ)を描きます。それも15cmくらいの特大サイズのものを。

    子どものお友達が登校時に見つけて、「おじちゃん、これなにっ」と聞きました。

    「さあ・・」と首をかしげてみせると、「えーっ」と素直に驚いてくれました。

    寒い朝には、不思議な足跡が見つかることがあります。

    早起きをしたら、探してみてくださいね。

                           2010年1月25日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.23

    散歩のたのしみ⑤ 冬のスイカ

    今夜は月齢7.8日。冬空に半分姿のお月さまが昇っています。

    子どもが「黄色いスイカみたいだね、おとうさん」と言いますので、「上半分は誰が食べたんやろ?」と答えました。

    子どもは、しばらく考えていましたが、「だれがたべたんやろ・・・」

    その時、ハッちゃんがネコを見つけて急に走り出します。

    気持ちは天空から地上へと急転回。

    ふゆ 真っ盛りです。

                           2010年1月23日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.22

    散歩の楽しみ④ 朝のあいさつ

    愛犬とお散歩をしながら困ることがあります。

    向こうから同じようにワンちゃんを連れた散歩姿を発見しますと、すれ違うときにケンカをしないかとドキドキします。どこですれ違えば良いのかと素早く頭を回転させます。

    一歩一歩と近づくごとに、高まる緊張感。足元のハッちゃんは早くも戦闘モードです。

    そんな時、「おはようございます」とあいさつをされますと、急に緊張感は溶け出します。飼い主さんとワンちゃんとを見比べて、目のところが似ているなっ、歩き方もそっくりだなっと楽しむ余裕もうまれます。

    今度お会いするときには、私の方から先に「おはようございます」と声をかけようと思います。

    朝の散歩には、ドキドキ感とホット感と、いろいろなドラマが待っています。

                           2010年1月22日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.21

    散歩の楽しみ③ 霧の朝

    夕方からの雨も小降りになり、霧の朝となりました。

    数日前まで、歩くとシャリシャリと霜の音がしていた土道も、今朝はしっとりと柔らかく、

    じゅうたんの上を歩くよう。

    ナナとハッちゃんの足取りも心なしか軽やかです。

     

    土曜日から体調を崩してお休みしていた子どもが、数日ぶりに今日から登校しました。

    元気で学校に通ってくれること。親の一番の願いです。

                           2010年1月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.20

    散歩の楽しみ② 大寒の日に

    今日20日は暦の上では大寒。昨日より5度も暖かな朝となりました。

    ハッちゃんの飲み水を替えようと、庭の水道栓を開くと、数週間ぶりに勢いよく水が流れ出します。

    いつもより軽装で散歩に出かけたものの、すっかりと元気になったハッちゃんの引っ張りモードにつきあうと、汗ばむほどです。

    散歩道の水仙も背丈が高くなり、花芽もふくらんできました。

    まだまだ寒いももの、春の足音が感じられる朝となりました。

    受験生のみなさん。もうひと頑張りです。健康に気をつけお過ごしください。

                           2010年1月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.01.16

    散歩の楽しみ①

    散歩に出かけると、うっすらと雪化粧。

    公園につくと、一面がきらきらと輝いて見えます。

    ボールを投げて遊ぶ広場も、茶色く枯れた芝生の上も、小さなガラス片がまき散らされたかのような輝き。

    凍りつくような冷え込みと、まだ登りきらぬ朝日とが織りなす一瞬の芸術です。

    ナナはと言うと、いつもよりハイテンションでリードを引っ張ります。

    早く帰ってご飯を食べる方がいいですかっ。

    今日は外来診察の土曜日。

    お気をつけてお越しください。

                           2010年1月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

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