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2024.12.22
あたまのよくなるカンガルー 13番目の
アトピー性皮膚炎の新しい治療薬の講演会に出かけました。
会場のホテルには、1番乗り
皮膚の炎症にかかわるIL-13のお話しです。
新薬の半減期は21日と少し長い目
質問時間に、肌の状態とIL-13の量により、半減期は変化していくのかと
少し的はずれな質問をします。
講師の先生から、ていねいなご回答を受け、講演会終了後にお礼を伝えます。
アトピー性皮膚炎の治療薬の開発の数だけ、
どの薬が適しているのか選択するという、医師の責任が大きくなります。
もっと勉強をしたいという気持ちが強くなりました。
2024年12月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.12.05
あたまのよくなるカンガルー 知らないことばかり
12月5日の夜、新神戸近くで開かれた講演会に参加しました。
今日のテーマは、皮膚疾患の酒さです。
酒さとは、顔に赤みやほてりが起きる病気です。
その原因は一つではなく、さまざまな原因が考えられるといわれています。
講師の林宏明先生から、多くの症例写真を見せていただき、
難しい病気だなと思います。
クリニックで、皮膚科の堀先生に「わからない皮膚炎にであったら教えくださいね」と
あらためてお願いしました。
2024年12月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.12.02
あたまのよくなるカンガルー 冬晴れの京都で
12月1日 朝早くの新幹線に乗り、冬晴れの京都へ
会場前には、京都タワーが美しい姿を見せてくれます。
今日の講演は、円形脱毛症と、アトピー性皮膚炎の全身療法
終わっての懇親会では、講師の谷﨑英昭先生とお話しします。
全身療法の開始と、治療のやめ方
先生ご自身のお話しもお聞きしながら、奥深い時間を過ごします。
その後、小児科の出席者が集まって情報交換
大切な時間が、流れていきます。
2024年12月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.30
あたまのよくなるカンガルー 夕暮れの神戸港
11月30日 HAE(遺伝性血管性浮腫)の講演会に出かけました。
4人の先生からのケースレポート
HAEには大きく1型、2型、3型と3つのタイプがあると言われていますが、
一番診断が難しいのが3型のタイプ
発作出現時の注射薬と、予防的な注射薬
その使い分けも簡単ではありません。
講演会のあとで、小児科の先生とお話をして、あたまの整理を図ります。
2024年11月30日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.29
あたまのよくなるカンガルー なつかしい先生と
11月28日 皮膚科・小児科合同のアトピー性皮膚炎カンファレンスに出かけました。
講師は京都大学皮膚科、中島沙恵子先生です。
アトピー性皮膚炎のガイドラインの説明から始まり、
先生がご専門とされている、
皮膚細菌叢のご研究、なかでも黄色ブドウ球菌のお話しへと話題は進みます。
会場には久しぶりにお会いする小児科の先生のお顔があり、
中島先生には、皮膚真菌について質問をします。
10時近くまで続く会は、明日の診療を考えると負担に感じますが、
あたまはすっきり、明るいままです。
2024年11月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2024.11.25
あたまのよくなるカンガルー 咳診断の奥深さ
11月24日 広島で開かれた呼吸器の講演会に出かけました。
「気道感染症」「よく出会う咳の診断」「喘息治療」
子どもと成人の違いはあるものの、正確な診断とそれに基づく治療の基本を学びます。
長引く咳は、子どもでは、気管支喘息、気管支副鼻腔症候群を疑うことが多いのですが
成人では、胃食道逆流症候群や、咳受容体過敏症候群
それに、肺結核や肺気管支悪性腫瘍も忘れてはなりません。
ひとつのテーマに絞り、ゆっくりとお話をお聞きしたいと思いました。
2024年11月25日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2023.03.11
クリニックだより ティッシュをください
3月7日 神戸市の1才半健診にでかけました。
暖かい風にさそわれて、長田神社まわりで区役所を目指します。
かんしゃくを起こす子ども、
みかんが大好きな子ども
何にでも興味を示す子ども
そして、子育てに疲れ果てて、涙をこぼされるおかあさん
どの子どもにも、どのご家族にも、
楽しい子育てでありますように
2023年3月11日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
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2022.07.22
カンガルーの本棚 読むのが重くなり
重松清さんの「旧友再会」(講談社文庫)を読みました。
登場するのは5組の中年男性
仕事につかれ、生活につかれ、親の介護に疲れ
そして壊れていく家族につかれ
若い頃、おなじ時を過ごした友人との再会も、
こころ躍らせる時間を持てないでいます。
ページをめくる速さが、少しずつ重くなっていきます。
2022年7月22日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2022.05.24
聴診器のむこうに たべないよ
5才の男の子は、4月からゾウ組さん
「ゾウ組なら 公園に行って、草をたべるのかな」と尋ねると
「食べないよ」
「だったら、鼻にボールをのせて、なにか芸ができるかな」と確認すると
「できないよ」
今はまだ5月、卒園までになにか芸を覚えてくださいね。
2022年5月24日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2021.12.15
聴診器のむこうに なんていうの
8才の男の子は、診察がおわり
「なんていうの」と、おかあさんに促されます。
すこし考えているようなので、
「ごちそうさま でしょ」と助け船。
不審げな表情なので、「おやすみなさい なのかな」と、助け舟の続編を
ここで、「なんでやねん」というツッコミが欲しい所ですが
2021年12月15日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2021.11.13
カンガルギー情報 COPDは小児から
11月11日 兵庫小児アレルギー研究会を開きました。
第296回研究会は、「COPDと小児喘息」
講師は、姫路市の黒坂文武先生です。
妊娠中、授乳中の喫煙、受動喫煙の影響
大気汚染の影響
小児期の感染症などなど
さまざまな原因で気管支喘息は悪化し、
COPD様変化が進行していきます。
これまで別個の疾患と考えられていた喘息とCOPDが
小児期から関係しあっている可能性が大きくなり
参加された20名の先生がたからは、小児期アレルギー医の責務の大きさを
痛感したという声があがりました。
2021年11月13日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2021.09.11
カンガルギー情報 スキンケアケア
9月9日、兵庫小児アレルギー研究会例会に参加しました。
今回のお題は、「アトピー性皮膚炎における適切な抗炎症外用療法と保湿スキンケア」
講師は、九州大学皮膚科学中原剛士先生です。
スライド77枚のボリューミーなご講演に
参加者からの質問の山
新しい外用剤のすみ分けと、塗り方のコツ
生物学的製剤の効果と限界、
これまでの知識の整理と、新しい知識と
90分の講演会が、あっという間に過ぎていきます。
ご参加いただきました先生方、ありがとうございました。
2021年9月11日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2020.12.29
カンガルーの本棚 一番長く
森達也さんの「私たちはどこから来て、どこに行くのか」
(ちくま文庫)を読みました。
森達也さんは、ドキュメンタリー作家、テレビディレクター
生粋の文系知識人です。
森さんが企画されたのは、「私たちはどこから来て、どこに行くのか」
この大命題を、理系トップの研究者にぶつけます。
生物学者、人類学者、講堂生態学者、分子生物学者、理論物理学者
脳科学者、サイエンス作家は、
この命題にどのように答えるのでしょう。
400ページを超える奥深い大作、
読了までに今年一番時間がかかりました。
満足、満足
2020年12月29日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2020.05.25
聴診器のむこうに ワンちゃんかニャンコか
もうすぐ5才の女の子の手には、かわいいぬいぐるみ
一匹は、柴犬ワンちゃん
もう一匹は、だれだろう
ワンちゃんにも見えるし、ニャンコかも
後ろを見ると、なが~いシッポ
やっぱりニャンコかな
謎が深まる出会いでした。
2020年5月25日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2020.01.31
カンガルギー情報 おとなの難しさ
1月30日 西市民病院主催の「喘息を考える会」に参加しました。
小児科医はわたしだけ
ほかの先生は内科が専門です。
重症喘息の実態と取り組みの説明を受け、
小児期にはあまり経験することがない、成人喘息の難しさを実感します。
ただ今の大人も、むかしは子どもの時期があったわけですから、
小児期に何を伝えておくべきなのか、考えさせられました。
呼吸器内科との連携の必要性を、強く意識しました。
2020年1月31日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2019.12.02
聴診器のむこうに 帽子のなかは
4才の女の子が、赤白帽をかぶって 診察室に入ってきます。
でも、少し変ですよね
帽子のうしろが、妙にとんがっています。
おかあさんにお願いして、帽子のなかを確かめると、
おだんごスタイルの髪の毛が現れます。
これでひとつ、なぜ帽子がとんがっているのかという
謎が解けました。
なにでも、不思議だと思ったことは、確かめてみるものですよね。
2019年12月2日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2019.07.08
7+8= しゅっぱつがおくれておりま~す
あめあがりの あさ
おはなに ちかづくと おとうさんの あしが とまります。
いつもの おしゃしん だけど
なんまいも とられると おおあくびです。
「おきゃくさまに おわびもうしあげます。
ただいま れっしゃの しゅっぱつが おくれておりま~す。
おいそぎのところ ごめいわくを おかけいたしますが
いましばらく おまちいただけますよう おねがいいたします」
ボクは おもわず しゃしょうさんに なります。
おしごとの よていが つかえていますので
そろそろ しゅぱつしませんか
おとうさん
2019年7月8日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2019.07.02
カンガルギー情報 ハチ注意報
中学生の男の子が、肘を腫らして来れました。
学校の部活動中に、転がったボールを探しに草むらへ
そこで ハチに刺されたとのことです。
先に皮膚科で手当てをしてもらい、
6~8週間後にハチ毒の抗体検査の予約を取ってもらいます。
抗体陽性の場合には、エピペンを持つ必要性も出てきます。
思わぬところに ハチの巣があります。
近寄らないこと、
もし刺されたときには、すぐにお医者さんに相談してくださいね。
2019年7月2日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2019.06.24
散歩のたのしみ 横はいりカンガルー
アレルギー学会の夕方、
東京都立博物館で開かれているクリムト展に出かけました。
大雨にも関わらず、会場は超満員
チケットを買うまでに、数十分かかります。
会場に入ると、見慣れた絵画のかずかず
前から、横から 斜めから
実物大の迫力を鑑賞します
会場を出てすぐのところに 写真コーナー
気軽に写真を撮ると、うしろに写真を撮ろうとする人の列
完全に横はいりの形になりました。
平に謝りながら、会場を後にしました。
2019年6月24日
いたやどクリニック 木村彰宏
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2018.12.26
聴診器のむこうに クリスマスバージョン
2才の男の子の服は、くまさんの絵柄
赤い帽子をかぶっています。
「すごいね、これって、クリスマス用の服なの」ってお聞きすると、
「帽子だけ、縫い付けたんです」と、おかあさん
今日一日だけの、クリスマスバージョン
さっそくカメラにおさめます。
2018年12月26日
いたやどクリニック 木村彰宏