カンガルーの小部屋

 カテゴリー 一覧

  • 2010.04.16

    かんがるうっ子 以心伝心

    朝食の時に、ナナの話をしますと、玄関からタイミング良く「くうん」という声が聞こえます。

    「おとうさんとナナは、以心伝心やねん。」と言いますと、子どもが「横からおかあさんがにらんでいるのを感じるのは、それも以心伝心?」と聞きます。

    それは、「さっさと食べなさい!」という殺気でしょ。

    「以心伝心はね、線でつながってなくても、お互いの気持ちがわかること。まあ言えば、携帯がお互いの頭の中にあるようなもんやね。」と解説します。

    「それって、テレパシーみたいなもん?」と言いますので、「そうそう。テレパシーです。それでは今から練習です。おとうさんがテレパシーである言葉を送ります。何と言っているのか当ててください。」と、子どもの顔を見つめます。

    しばらくして、「わからんわ、忙しいし。」と冷たく回線を切られてしまいます。

    それでは以心伝心でなくって、異心断心でしょ。

                           2010年4月16日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.04.15

    かんがるうっ子 ヒグマがでたら

    「ゴールデンウィークが終わったら、自然学校やねん」と子どもがつぶやきます。

    「ヒグマがでたときの練習をしときよ。」と言いますと、「えっ、ひぐま。」

    ここまでは外来の男の子の会話と同じ流れです。

    子どもはその後、「どうしたらいいか、わからんわ。」と言います。

    「だって、逃げると興奮させるし、死んだまねすると食べられるし。」

    「答えは、友だちの後ろに回って、友だちを前に押しやることです。」と、定番のお笑いで攻めますと、「自分が食べられるのは嫌やし、友だちが食べられるのもかわいそうやし。」と、本当に困った表情。

    あなたは、やさしい子どもです。

    ヒグマが出たら、携帯電話でおとうさんに連絡をしてください。

    車に乗れば、3時間たらずで助けにいけると思います。

                           2010年4月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.13

    かんがるうっ子 漢字を使って

    子どもが、「今度なにの係りになったと思う?」と聞きます。

    「いきもの係かなっ?」と適当にみつくろいますと、「ちゃう。けいじ係」と言う答え。

    「えっ、そしたら、誰が泥棒係なの?」と聞きますと、「だから、紙を貼ったりの掲示係」と答えます。

    日本語は、本当に難しいものです。

    5年生なんだから、これからは漢字を使ってお話をしてくださいね。

                           2010年4月13日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.11

    かんがるうっ子 ピヨピヨ

    子どもが自動改札口を通りますと、「ピヨピヨ」という機械音が流れます。

    「あれっ、いま鳴いた?」と尋ねますと、「自動販売機の音やから」と言います。

    大人用の切符と子ども用の切符の違いを知らせるための警告音なのですが、自動販売機の音ではありません。

    電車に乗るたびにジュースや、アイスクリームが改札口から出てきたら、太ってしまいます。

    児童販売機だったら、反対に食費がかさんで仕方ありません。

    改札を通るときには、どんな機械なのかよく注意しましょうね。

                           2010年4月11日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.10

    かんがるうっ子 無神経な子

    お散歩の後、ハッちゃんのカラダをふいて、家の中に入ろうとしますと、玄関の鍵がかかっています。

    呼び鈴をならしますと、ナナが吠えます。

    少しして出てきた子どもが「ゴメン、また閉めてしもうた。」

    そして「無神経やねん。」と言います。

    「無神経??。それって無意識ということ?」と尋ねますと、「そうそう、無意識、無意識。」と答えます。

    無神経よりも、無意識のほうが許せそうですが、おとうさんを外に閉め出さないように気をつけてくださいね。

                           2010年4月10日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.09

    かんがるうっ子 waとbuのちがい

    お散歩の途中、するどい鳴き声に、桜の樹を見上げますと鳥がとまっています。

    飛び去らないうちに写真に収めるのは、運が左右します。

    うまく撮れたので子どもに見せますと、「わあ、すごい。年賀状に使えるね。ただし、おとうさんが生きていたらの話しやけどね。」と言います。

    今年は寅年だから、卯・辰・巳・午・未・申・酉ときて、なかなかするどい指摘かも知れないなと思ったりします。

    それにしてもおとうさんを「いたわる」のではなく「いたぶる」のは、いい加減にしましょうね。

                           2010年4月9日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.08

    かんがるうっ子 取扱説明書一覧

    おかあさんが子どもに算数を教えているときの話です。

    ふたりの関係が煮詰まったときに、子どもが「おかあさんに、どう対処したらいいのか、わからんわ」と言います。

    おかあさんが「取扱説明書を見てみたら」と答えると、子どもが「なんて書いてあるの」と聞き返します。

    「危険につき、近寄らないでください」と答えると大笑い。

    ちなみに子どもの取説には「くさいオナラに注意してください」

    わたしの取説には「さむい冗談は聞き流してくだい」

    ナナの取説には「餌付けをしないでください」

    ハッちゃんの取説には「白いもの(白柴など)を近づけないでください」

    と、書かれています。

    みなさんの取扱説明書には、なんて書かれているのでしょう。

    よろしければ、お教えください。

                           2010年4月8日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.07

    かんがるうっ子 今日はたのしみ

    朝起きると一番に、「たのしみ!」と子どもが言います。

    「なに、何が楽しみなの?」と尋ねますと、「どうなるかと思って」

    「5年生になるか、4年生になるか、楽しみなの?」と聞きますと、「何組になるのがたのしみなのっ。それより誰といっしょになるのかがたのしみ!」と答えます。

    「好きな子がいてるの?」と尋ねますと、「なんで、そんな話しになるのん」とうまくかわされてしましました。

    わたしが小学校の高学年のときには、どの女の子と一緒のクラスになるのか、結構気になったものです。

    今日から、新学期。

    元気で通える一年でありますように。

                           2010年4月7日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.06

    わたしはUFOっ子

    春休みが終わり、新学年が始まります。

    お友達のランドセルに、ケアベアのちいさなお人形が2つ、かわいく揺れています。

    「どうしたの」と尋ねますと、「UFOキャッチャーで取ってん。妹のと4つ取れてん。」と答えてくれます。

    UFOキャッチャーは、わたしも時々挑戦するのですが、うまくいきません。

    子どものあたまの上に、片手をクレーンのような形にして持って行きながら、「おじちゃんは、UFOキャッチャーで、こんなの取ってん。」と言います。

    こどもは、「なんでやねん。」といいながら、わたしの足にすばやく小さなけりをいれます。

    でも、おとうさんは、ケアベアよりも、あなたがUFOキャッチャーで取れて、いつもよかったと思っていますよ。

                           2010年4月6日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.05

    かんがるうっ子 新しい飲み物

    子どもが「ポカエリちょうだい。」と言います。

    ポカエリ、それってなに?

    どうも、ポカリスウェットと、アクエリアスが合体したようです。

    それでも迷わずポカリスウェットのペットボトルを手渡すわたしは、いったい何なんでしょう。

                           2010年4月5日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.04

    かんがるうっ子 土佐文旦(ぶんたん)

    春は春の、いろいろな柑橘類が出回ります。

    土佐文旦もそのひとつです。ザボンとも言います。

    皮が硬いので、子どもの手ではむけません。

    時間があるときには、わたしが皮をむく係りです。

    皮だけでなく、薄皮も、種まできれいに取り除きますと、子どもが次々に食べます。

    「むく人と、食べる人と、分担しよう。」と言います。

    こうして搾取というものを、身体で覚えるものなのですね。

                           2010年4月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.03

    かんがるうっ子 ゾンビの復活

    人工呼吸をして、なぜ生き返るのと子どもが聞きます。

    「だって、吐く息は二酸化炭素でしょ。」と疑問点を述べます。

    「吐く息は、二酸化炭素が多くなるけど、酸素も含まれているから。」と、おかあさんが解説します。

    「そうなん、100%二酸化炭素と思ってたわ。」と、子どもが言います。

    人工呼吸をしていて、二酸化炭素で生き返ったとしたら、それはゾンビです。

    よく覚えておきましょう。

                           2010年4月3日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.01

    かんがるうっ子 10点満点で

    玄関先でおかあさんに「晩ご飯いるの?」と聞かれます。

    えっ、今日の予定は「おかあさん教室」のあと、「ピロリ菌」の職員勉強会があって、「新入職員の入職式」に顔を出すかどうか考えて、そのあとは外来診療。

    「たしか、ご飯は家で食べるはず」と考えていますと、エイプリル・フールに引っかかったことに気がつきました。

    子どもがうしろから「おとうさん、今日は患者さんにもウソつくん?」と、つっこみをいれます。

    「・・・」それが悩みどころです。

    改めて振り返ると、本当のことばかり話しているわけではありません。ウソばかりでもありません。

    エイプリル・フールだけでなく、いつも冗談と本当のところとを織り交ぜてお話ししますので、分かりにくい説明になるときがあるかと思います。

    もし、ご不安になられたときは「いまの説明は10点満点にして、うそが何点で、本当が何点ですか?」と、尋ねてくださいね。

    四捨五入をしないで、小数第一位までの数字でお答えすることにしますので。

                           2010年4月1日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.04.01

    かんがるうっ子 エイプリル・降る

    卯月4月

    朝から細かい雨が降ります。

    なるほど、それで「エイプリル・降る」なのかと言いますと、ナナにジロリとにらまれました。

    暖かくなるとの予報なので、軽装で出かけることにしました。

    「おかあさん、カッター(カッターシャツ)どこにある?」と言いますと、子どもがだまって「カッター(カッターナイフ)」を渡します。

    思わず「どこで買った~」と尋ねました。

    もう一つおまけに、シャツやカッターを売っているお店は、「もうカッターのでしょうか。」

    お読みいただいたみなさま、おつかれさまでした。

                           2010年4月1日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.27

    かんがるうっ子 燃え尽きて

    子どもが「暑い暑い」と言い、靴下をぬごうとします。

    宿題の途中でしたので、おかあさんが「燃えているね」と言いますと、「燃え尽きてる」と答えます。

    その年で、もはや燃え尽き症候群になったのではと心配をして説明を求めます。

    子どもは、「燃えてないは、冷たいこと。」「燃えているは、暑いこと。」「燃え尽きているは、少し涼しくなってきたこと」と、マイ基準を示します。

    マイ基準もいいですが、まわりの人の心臓によくない表現は控えるようにしましょうね。

                           2010年3月27日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.23

    かんがるうっ子 下界はどこじゃ

    わたしの住まいは、市街地から北を見ると、六甲山系の尾根線の一角にあたります。

    そのため、クリニックとは3度近く気温が下がります。

    お昼からの会議出かけるときに、「この服装では寒いかな」と相談しますと、「下界に降りるから、暑いぐらいじゃないの」とのアドバイス。

    それを聞いていた子どもが「下界って、亡くなること?」と尋ねます。

    縁起でもないことを言うなと思っていますと、「あっ、そうか。下界じゃなくて、他界か」と言います。

    「じゃ、下界って何?」と続けて聞きますので、「上の方の、ほら天国から見て、下の方にあるところ」と回答しますと、「それって、地獄のこと?」

    おいおい、それではさがりすぎでしょ。

    天国、下界、地獄。物事にはあいだと言うものがあります。

    クリニックは、わたしの住まいからは下界にあたります。

    でも、残念ながら外科医は不在です。

                          2010年3月20日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.18

    かんがるうっ子 おおきくなあれ

    回覧板をご近所に渡しにいきますと、フォーマルな服装のおかあさんに出会います。

    胸には、色とりどりのコサージュが風になびき、おかあさんのまわりを、子どもが跳ね回ります。

    「あれっ、もしかして」と思い、バス道をはさんだ幼稚園を見ますと、正門はきれいな飾りつけ。

    おとうさん、おかあさんが、子どもと写真を撮られています。

    そう、今日は幼稚園の卒園式。

    うれしくって、ほこらしくって、おすましをして、それでいて少しだけヘン。

    おとなも子どもも、みんなが主人公。特別な一日です。

    子どもが卒園してから、4年がたちました。

    ワクワク感や、ドキドキ感は忘れてしまいました。

    でも、おとうさんやおかあさん、子ども達の姿を見ていますと、その時の気持ちがよみがえります。

    みんな元気で、おおきくなあれ。

                           2010年3月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.18

    かんがるうっ子 ナナの餌食

    お友だちのランドセルに付いているケアベアのお人形が気になります。

    コープさんのゲームコーナーに立ち寄ったときに、UFOキャッチャーでケアベアを見つけました。

    久々のUFOのために何度も失敗し、うん百円を投じてやっと手に入れたケアベアのお人形。

    子どもが不注意に椅子に置き忘れていると、さっそくナナの餌食です。

    消臭スプレーをふりかけて、ナナのハナの届かないところに起きますと、未練いっぱいの目をします。

    子どもと、ナナの確執の種が、またひとつ増えました。

                           2010年3月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.15

    かんがるうっ子 よく知ってるね

    お散歩の帰り道は、おやつタイム。

    おかあさんがおやつの袋をガサガサといわせますと、歩きながら「見てますよ」のサイン。

    おやつが無くなると、ハッちゃんはおとうさんに期待して近寄ります。

    ナナは「おとうさんはありえない」とサッサと歩きます。

    子どもに、「ナナは、どっちがくれるか、よく知ってるよねっ。それでは質問です。お勉強を教えてくれるのは、どちらでしょうか?」と尋ねまと、すばやくおかあさんを指さします。

    「では、遊んでくれるのは?」と尋ねると、おとうさん。

    「ごはんをくれるのは?」と尋ねると、おかあさんを間違いなく指さします。

    さすがはナナのおねえさん。

    あなたは飼い主さんの使い分けを、よく知ってますね。

                           2010年3月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.03.15

    かんがるうっ子 投げるならフリスビー

    子どもと公園でフリスビーをしました。

    ソフトタイプのフリスビーなので、遠くまで飛びません。

    ほどほどの力加減が、案外難しいものです。

    力を入れすぎると、曲がってしまい、あらぬ方向へと飛んでいきます。

    ナナは、フリスビーが近くに飛んでくると、おおあわてで跳びのきます。

    ハッちゃんは、チャンス到来とばかりにフリスビーをくわえてはなしません。

    子どもは家族の中で一番上手だと自己判断したらしく、午前中と夕方と2回も公園詣でをしてもまだ足らなくて、今朝の登校の時に、「また、クリスビーしよな」と言います。

    おいおい、クリスビーはピザの生地でしょ。そんなもの投げると、吉本新喜劇になりますよ。

    この話をクリニックでしますと、「フリスビーって、投げたら帰ってくるものでしょ」と看護師さん。それは、ブーメランと言います。

    ちなみにプレスリーは、ギターを投げることはありますが、帰ってはきません。

    投げるのなら、フリスビーにしてくださいね。みなさん。

                           2010年3月15日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

21/22