カンガルーの小部屋

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  • 2010.02.14

    かんがるうっ子 ジュラシック・バレンタイン

    新聞の4こま漫画を、家族で見るのが日課になりました。

    今日、2月14日は、男の子が宝の地図を片手に公園を探し回ります。

    そして見つけた物は、やはりチョコレート。

    「そうそう、これ」と何やら冷蔵庫から取り出してくるのをみると、ジュラシック・チョコレート。粉チョコの砂をかけ分け、スコップとピンセットとはけを使って、恐竜の骨を発掘します。

    発掘した恐竜は、ステゴザウルス。子どもが「ステゴやっ」と言うので、「あんたと一緒や」と言いますと、あっさりとスルーされてしまいました。

    子どもとふたりで発掘していますと、「わたしも一緒に発掘させて。」と、ナナが顔を出します。

    ナナちゃん、残念ながら、あなたにはチョコレートは禁忌です。

    それにあなたは女の子だから、もらうのではなく、誰かにわたす方でしょ。

    お昼から、ハッちゃんに何かプレゼントを発掘しに行きましょうか。

                           2010年2月14日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.13

    かんがるうっ子 バンクーバーごっこ

    朝のニュースを見ていますと、荒川静香さんが出ていました。

    バンクーバーからの実況中継です。

    東京のスタジオからの質問に、しばらく間をおいて答えが返ります。荒川さんは画面の中で、動かずにいます。

    「なんで、ずれると思う?」聞くと、「遠いからやろ」と子どもが答えます。

    すぐに答えるので感心していますと、「それじゃ、説明になっていないでしょ」と、奥さんにつっこまれました。

    「画面は光だから、すぐに伝わるでしょ。声は音だから、伝わるのに時間がかかるの。かみなりでも、まず光ってからゴロゴロと音がきこえるでしょ・・」と解説が続きます。

    なるほど、そう言う説明がいるのかと納得しながら、光と音とが、駆けっこしている姿を思い浮かべます。

    もう一度テレビを見ますと、衛星中継遊びをしたくなりました。

    子どもに「・・・エーごはん、たべましたでしょうか?」と聞きますと、「食べました。」と答えます。間をおきながら「・・・そうですか。」と答えますと、すぐさま「おとうさんは?」と聞き返してきます。
    「・・・エー、はなれているから、ゆっくりきこえるように、しゃべってくださいね。」と言いますと、「だって、すぐ隣りにいるもん。」

    時間差を楽しむバンクーバーごっこは、入賞できずに不発に終わりました。

                           2010年2月13日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.04

    かんがるうっ子 恵方巻は小さなドラマ

    今日は立春。今年になって一番といえる冷え込みです。

    昨夜は家族で恵方巻を食べました。

    今年も何事もなく無事食べ終えることができるかと考えながら、大きく深呼吸をして、かぶりつき、何も言わずにただ黙々と食べ続けます。

    西南西の方角にはテレビが置いてありますので、そちらの方角を向いて食べておりますと、

    日頃はおかしくもないテレビがおかしく見えます。それでも黙って食べ続けます。

    ようやく端の方が見え出すと、あと一息と自分を励まして、ラストスパート。

    完食しますと、なにか一仕事をしたような気分になりました。

    どこのどなたが考えついたのかは知りませんが、恵方巻には起承転結と4つ揃った小さなドラマがあります。

    遅くなり、豆まきをしました。家のまわりをぐるりとまきます。

    子どもは恥ずかしいのか小さな声で「おには~そと。ふくは~うち。」わたしは大きな声で「おには~そと。ふくは~うち。」

    今年もいい年でありますように。

                           2010年2月4日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2010.02.02

    かんがるうっ子 ラクダおにご

    子どもの学校での様子は気になるものです。

    勉強の理解具合は、テストの点などで大体分かるのですが、お友だちとの関係は見えません。ストレートに「お友達となかよくしてるっ?」と聞いても、「うん」と答えられるとどう判断して良いのか迷います。

    そんなとき、遊び時間や、給食の時間、掃除の時間、登下校の時間ににどんなことをしているのかと、子どもが自由に答えることができる質問をすると役に立つとお聞きしたことがあります。

    今回の質問は、「最近、遊び時間は、なにして遊んでるのっ」にしてみました。この質問に子どもは、「ラクダおにご!」と答えました。「えっ、ラクダおにご!ラクダおにごって、なに?」初めて聞く言葉なので、わたしも興味津々です。「運動場にラクダ山と言うのがあって、そこだけでしか逃げたらあかんおにごっこで・・・」子どもの説明は続きます。とてもローカルな遊びであることだけは分かりました。

    ほかにも、木石バナナ、いろおに、たかおに、こおりおに、ふえおに、はさみおに、しまおに、十字おにご などなど、いろいろなおにごっこがあるそうです。

    いろおには、色を指定して、オニに捕まる前にその色を探してタッチしておけば、アウトにならないというルールです。

    散歩のときにさっそく、いろおにをやってみました。

    「いろ、いろ、なにいろ?」と、リズムをつけて唱えます。

    「いろ、いろ、しろいろ」とオニ役のわたしが言いますと、白柴のナナを触ろうと子どもが追いかけます。ナナは、何事が起きたのかと驚いて逃げ回ります。

    みなさんは、どんなおにごっこで、遊ばれていますか。

                           2010年2月2日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏 

  • 2010.01.21

    かんがるうっ子 おねえちゃんのタオルケット

    子どものタオルケットが、ナナに払い下げになりました。

    子どもが生まれた時にいただいた、ミッキーの図柄のタオルケットです。

    新生児の時から、洗濯の時以外はずっと子どもと一緒。

    旅行の時にも、病気の時にも、ずーっと一緒。

    おかげで、すり切れて、ちぎれて、すっかり原型を留めなくなっていました。

    それでも子どもはミッキーのタオルケットが大好き。これがないと眠れません。

    あまりにも痛みが激しく、体に巻き付いて危ないために、納得をさせて所有権をナナに移しました。

    ナナはというと、頭にかぶってにおいをかいで、「おねえちゃんのにおいがするよー」っと大満足。一晩でさらにボロボロになりました。

    みなさんは古くなったタオルケットは、どのようにされていますか。

                           2010年1月21日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

  • 2009.12.18

    かんがるうっ子 ペンギンが降ります

    登校班の子どもが迎えに来てくれた時に、「今日はさむいねっ。天気予報で『今日はペンギンが降ります』と言っていたよっ。気をつけてねっ」と言いますと、「ペンギンじゃなくって、雪が降るでしょ。」と、しっかりと訂正されました。」

    さむい朝は、外来受診をされる患者さんの出足が遅くなります。

    お気をつけて、お越しください。

                           2009年12月18日

                           いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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