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2026.02.28
カンガルーの本棚 読み終えた満足感
NHK出版の「Japanese Ghost Stories」を読みました。
朝ドラ「ばけばけ」のファンになってしまったカンガルーに
おかあさんカンガルーが、本屋さんの本棚から1冊の本を手渡します。
見ると、小泉八雲の怪談・奇談を英語で味わうの帯が
おまけに、高校生レベルでもOKと書かれています。
耳なし芳一や、むじな、ろくろ首、雪女など、
短いお話が14話収められています。
通勤の合間に1週間で読み終えて、とっても満足な新年になりました。
2026年2月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.02.24
カンガルーの本棚 隣の人の気持ちを
瀬尾まいこさんの「掬えば手には」(講談社文庫)を読みました。
主人公は、多彩な才能を持つ家族の中で、
ひとりだけ、何をしても平均点しか取れない大学生
そんな彼のよりどころは、人の気持ちを読む能力があるかもしれないということ
中学の時に、クラスのリーダーを助け
不登校の女の子を助け
大学生になった今、働き始めた外食店で出会う人々と
相手の心の声が聞こえなくても、
困っているその人を、どうにか明るいほうに歩いて行ってほしいという願いが
その人の背中を前へと押していきます。
特別な才能がなくてもいい、
主人公のまわりの人の幸せを願う生き方に、共感です。
2026年2月24日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.02.03
カンガルーの本棚 ネコでって飲めるのですか
石田祥さんの「猫を処方いたします」(PHP文芸文庫)を読みました
京都のどこかにあるという「こころのクリニック」
愛想のない看護師さんと、頼りげのないお医者さんの診察を受けると
猫を処方されます。
処方された猫と数日暮らすことで、
患者さんの不安や迷いがすっきりと晴れていきます。
1巻から5巻まで、1週間での読破です。
2026年2月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.01.29
カンガルーの本棚 やはり難しくて
立花義裕先生の「異常気象の未来予測」(ポプラ新書)を読みました。
夏の異常高温と、集中豪雨、冬の豪雪のニュース
一見温暖化とは矛盾するような気象変動を、
地球規模の気象の変化から、解説されていかれます。
2月に医療生協で企画されている講演会に間に合うようにと、読み進めましたが、
理解できたのは、その1/3程度
2月の講演会で直接お話しが利けるのが楽しみです。
2026年1月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.01.28
カンガルーの本棚 ゆったりまったり
上田健次さんの「中野薬師湯雑記帳」(朝日文庫)を読みました。
大学に合格し、上京してきた主人公には、東京は右も左もわからぬ街
駅で出会った青年に誘われるままに着いたのが、
中野に昔ながらにある銭湯「薬師湯」の一室
下宿代も食事代もいらず、代わりに銭湯の掃除を手伝うのが条件
そこでであった4人の風変わりな若者との暮らしが始まります。
大きな出来事はこれといってなく、一年が流れ、
先輩の下宿人は、薬師湯を卒業していきます。
下町の人情味あふれる作品です。
2025年1月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.01.22
カンガルーの本棚 子猫とひきこもり
山本甲士さんの「ネコの手を借ります」(小学館文庫)を読みました。
主人公はひきこもり歴10年の青年
あるよる、家の外からかネコのか細い鳴き声が聞こえてきます。
家を飛び出し、側溝から出られない子猫を助けたところから、
物語が動き出します。
ネコを助けるために、強くなろうとする青年に訪れる奇跡と人の輪
一気読みの面白さです。
2026年1月22日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.01.20
カンガルーの本棚 兄弟が生まれるさびしさ
町田そのこさんの「コンビニ兄弟5」(新潮文庫)を読みました。
コンビニにインタビューに訪れたあと、プチ家出をする小学生
その姿に、ミツは自分の昔を重ね合わせます。
そして昔コンビニで起きた悲しい出来事とは
コンビニを取り巻く登場人物の過去が、少しずつ明らかになっていきます。
「なるほど、そんなことがあったんだ」と、驚きの連続です。
2026年1月20日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2026.01.07
カンガルーの本棚 四季から二季へ
立花義裕先生の「異常気象の未来予測」(ポプラ新書)を読みました。
春・夏・秋・冬の四季から
初夏・盛夏・晩夏・冬の四季へ
そして、猛暑・厳冬の二季へと、
日本の気候は大きく変わろうとしています。
立花先生は、地球環境学の観点から、
地球温暖化の影響を真っ先に受けやすい地域として
日本列島をあげられています。
日本に住む我々の生活は、どのように変化していくのか
2025年に読み終えた31冊目の新書は、
明るくない未来を示唆するものでした。
2026年1月7日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.12.23
カンガルーの本棚 どうすれば自己肯定感は
榎本博明先生の「自己肯定感は高くないとダメですか」(ちくまプライマリー新書)を
読みました。
日本の若者の、自己肯定感に低さが取りざたされています。
「ほめる子育て」や「叱らない教育」が進められてきましたが、
若者の肯定感は一向に高くなる気配がありません。
榎本先生は、「ほめる子育て」の危うさと、
ではどうすればいいのかに言及されています。
1が月以上カバンの中に入れ、読み進めるのに時間がかかりましたが、
「カンガルーのポケット」原稿を書く上で、いい教えをいただきました。
2025年12月23日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.12.19
カンガルーの本棚 みんなの力で
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店⑥」(小学館文庫)を読みました。
「スタンプ」は、鄙びた温泉宿を引き継いだ青年の、起死回生の一手とは
「フェルトペン」は、売れない歌手の付き人になった青年が、学んだことは
「消しゴム」は、悲しい出来事を消すことができる消しゴムがあれば
「レポートパッド」は、旧来の部活動を変えようとする部長が考えた作戦とは
「折り紙」は、平和を願いながらお客と従業員とで折った折り紙の行先とは
シリーズ6巻目のどの短編も、力作ばかりです。
第7巻目はいつ出るのか、首が長くなります。
2025年12月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.12.17
カンガルーの本棚 寝不足になりそうで
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店⑤」(小学館文庫)を読みました。
5巻目は
「ものさし」は、オーストラリアからの交換留学生が買い求めたものとは
「カード」は、お店を任された新任店長が従業員との関係に悩み続けて手にしたカード
「ナイフ」は、古物市で出会った肥後守を手に取ることで、苦しかった時の祖父の想いでを
「サインペン」は、メモに記された〇□×の意味とは
「絵具」は、父が使い続ける絵具に込められた家族の歴史が
シリーズ5巻目のどの短編も、心をうたれる作品でした。
さあ次は、第6巻目です。
2025年12月17日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.12.01
カンガルーの本棚 勉強が進まなくて
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店④」(小学館文庫)を読みました。
いろいろと準備しなくてはならない課題があるのですが、
それでも手を伸ばした4巻目
「リボン」は、亡き母との思い出の出来事
「スクラップブック」は、推しのスポーツ選手からいただいた大切な言葉
「ボールペン」は、入社したての時にであった工場長の生き方
「クリップ」は、倹約を旨に働いていた事務員が知らなかった営業職の苦労とは
「奉書紙」は、母にプロポーズした父の思い出が
シリーズ4巻目のどの短編も、期待どおりの作品でした。
さあ、第5巻目に手を伸ばしましょう。
2025年12月1日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.28
カンガルーの本棚 本の沼にはまりそう
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店③」(小学館文庫)を読みました。
2巻目を読み終えた手で、読み始めた第3巻
「ブックカバー」は、親子の間に吹くすき間風を交換日記が止めようとするお話しに
「シール」は、早くして子どもを授かり、仕事を辞めた女性の寂しさを
「原稿用紙」は、貧しい学生時代を過ごし、会社を立ち上げた男への遅い修学旅行を
「フィールドノート」は、定年退職した和菓子職人のもとに訪れた遅い春を
「模造紙」は、新卒の時に励ましてくれた上司に贈る退職の記念品を
シリーズ3巻目のどの短編も、ほろりとさせる作品でした。
さあ、第4巻目も楽しみです。。
2025年11月28日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.19
カンガルーの本棚 伝えたい言葉が
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店②」(小学館文庫)を読みました。
銀座にあるという文房具店に、また出かけてみました。
「単語帳」は、結婚する娘から両親への思い出をなどる旅を
「ハサミ」は、お仕事体験に文房具店を選んだ中学生の心の出会いを
「名刺」は、閑職で働き続け、定年を迎えた男へのご褒美を
「栞」は、文房具店の若い店主と、喫茶の看板娘との結びつきを
「色鉛筆」は、名付けられた色鉛筆の名前に違和感を感じる人々の想いを
シリーズ2巻目のどの短編も心にしみる作品でした。
最後のページをめくる手で、第3巻目に手を伸ばしました。
2025年11月19日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.13
カンガルーの本棚 大切な人に
上田健次さんの「銀座四宝堂文房具店①」(小学館文庫)を読みました。
銀座にあるという、ふるい文房具店を訪れる人の物語
「万年筆」は、育ててくれた祖母への想いを
「システム手帳」は、恩義がある人への退職願
「大学ノート」は、弓道部の主将に想いをよせる高校生の物語
「絵葉書」は、駆け落ちしてまで一緒になり、その後別れた元妻への弔辞
「メモパッド」は、職人に育ててくれた大将への書けなかった手紙
猫のシリーズを読み終えて、立ち寄った本屋さんで見つけた一冊は、
どの短編も心にしみる作品でした。
楽しみな小説に出会うことができました。
さっそく全6巻を買い求めに走りました。
2025年11月13日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.08
カンガルーの本棚 忘れていた出来事
椰月美智子さんの「つながりの蔵」(角川文庫)を読みました。
同窓会に来るという四葉ちゃん
その名前を引き金に、遼子は遠く小学五年生の時の出来事に想いを寄せます。
大好きな祖母の認知症が進み、自分の名前を忘れてしまった哀しみ
大好きな弟を失った友だちの美音の後悔
仲良くなった四葉ちゃんの家に遊びに出かけた時に経験した出来事とは
哀しみの中に、前を見て歩こうとする二人の少女の心の成長を描いた作品です。
2025年11月8日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.05
カンガルーの本棚 どんな味なんだろう
山本甲士さんの「がんこスーパー」(ハルキ文庫)を読みました。
リストラに合い、転職したスーパーは、2つの大手チェーン店にはさまれた
弱小スーパー
品ぞろえも少なく、買い物客もまばら
主人公は、ひととつながるなかで、地元の無農薬有機野菜の販売を手掛け
それを使った総菜を見せに並べます。
ニッチな商売は評判を呼び、やがて・・
朝の2時に目覚め、一気読みの一冊です。
2025年11月5日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.11.03
カンガルーの本棚 ネコって飲めるのですか
石田祥さんの「猫を処方いたします」(PHP文芸文庫)を読みました。
かわいいネコの表紙絵にひかれて、手に取った一冊。
仕事や子育てにつかれたひとが、人づてに聞き訪れたクリニック
無愛想な看護師さんと、頼り気のないお医者さんから手渡されたのは
一匹のネコ
いっぱいいっぱいの生活の中で、これ以上ネコの面倒を見るなんて
忙しさの中に見落としていた本当の生活に気づかしてくれる
4つの短いお話しです。
2025年11月3日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.10.29
カンガルーの本棚 つながりの輪のひとつに
原田ひ香さんの「古本食堂」(ハルキ文庫)を読みました。
国文科の大学院に進み、この先の進路が見えないままで過ごす主人公「美希喜」
大叔父が残した古書店に通う中で、出会うひとびと
最高学府を卒業した大叔父が、神田神保町のちいさな古書店を営んでいたわけとは
街のあちこちの食堂で出されるメニューに、こころ癒されながら、
美希喜は、自分のこれからを見つけようと歩き始めます。
続編が、早く文庫本で出ないかなあ。
2025年10月29日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏

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2025.10.27
カンガルーの本棚 灯を高くかかげ
高田郁さんの「志記・遠い夜明け」を読みました。
医師の世界を志す「美津」
鍛冶の世界を志す「暁」
江戸時代に合って、男性中心の世界を
ふたりの若い女性がどう切り開いていくのか。
楽しみなシリーズの始まりです。
2025年10月27日
いたやどクリニック小児科 木村彰宏
